181 Topics

単一仮想ディスクの性能の改善について

本記事はHarshit Agarwal氏 と Gary Little氏がNutanix.Devに2022年4月20日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 はじめにNutanix分散型ファイルシステム(NDFS)上では、仮想ディスク(vDisk)はクライアント(仮想マシンまたはコンテナ)がディスクの形態で利用できる、フラットな論理ストレージ空間です。このようなvDiskが各ノード上に複数存在し、I/Oを行うことで、クラスタの全リソースを効率的に利用できるようにシステムが設計されています。ですが、ユーザーのワークロードが、複数の仮想ディスク(vDisk)にまたがらない場合もあります。例えば、顧客がNutanixのハイパーコンバージド・プラットフォームに少数の巨大ボリュームを持つレガシー3層構成から移行したい場合、利用できるリソース(CPU、ディスク帯域、メモリ)があっても、ストレージサービスは最大のパフォーマンスを提供できない可能性があります。このようなユースケースは、リフト&シフトのワークロードに限らず、以下のシナリオでも単一仮想ディスク(Single vDisk)のパフォーマンスが重要である考えてきました。アプリケーションが複数ディスクの使用をサポートしていない場合。 PoC時のベンチマーク・シナリオで、従来のシステムとNutanix HCIの仮想ディスクのパフォーマンスを比較する場合。 課題AOSのストレージは、Stargateと呼ばれる各々の仮想ディスク(vDisk)に対してコントローラーを保持するプロセスですべてのI/Oを管理しています。ワークロードでランダムにデータの読み取りを実行している間に、仮想ディスク(vDisk)コントローラは、CVM内の使用可能なCPUのキャパシティをすべて利用することはできず、単一のCPUへ制限されていました。仮想ディスクコントローラーは、設計段階でシングルスレッドとなっています。これによって、仮想ディスクコントローラーのコードをシンプルなまま、効率的に、vDiskをロック状態にすることなく、全てのデータ構造にアクセスできるからです。システム全体としての性能はvDiskの数によって拡張されますが、1台のvDiskの性能自体は単一のCPUコア/スレッドの性能によって制限されます。 ソリューションこの課題を克服するためには、単一

Nutanix OEMパートナープラットフォーム紹介

Nutanixを NXだけでなくHPEやDellなど、皆さんの環境にある様々なサーバでお使いいただけることはご存知だと思いますが、OEMパートナーである Lenovo及び富士通環境についてご紹介します。・Lenovo HXシリーズ https://www.lenovo.com/jp/ja/p/WMD00000326エッジ環境向けモデルを含む豊富なラインナップが特徴で、OEMアプライアンスとHWとSWを分離した認定ノードでご利用できます。LenovoのDCSCツールでHXのHW構成やサポート及びサービスも柔軟に組むことができます。VDIやSAPを含む大手お客様環境の事例や病院への導入も多く、様々な環境へご検討いただけます。 ・富士通 XFシリーズ https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/integrated-systems/virtual/primeflex-nutanix/スモールスタートに適した 1CPUモデルや、中規模環境向け、大規模環境向けの高密度モデルなどお客様環境に応じたモデルを提供しています。認定ノードとして利用いただけますが、日本語による24時間365日対応するワンストップサポートも提供されています。MoveやFilesなどもお客様ご利用実績があり、検証情報にもとづく情報提供や導入時の支援、セミナーにおいて使い方の紹介も行われ、アセスメントサービスなどもあり、エンタープライズ環境への導入は定評があります。いずれの環境においても評価環境もご用意され、Nutanixを初めて検討される方や試してみたいという方に対するご支援もありますので、各社のご相談窓口よりお気軽にお問合せください。Nutanixでご利用いただけるパートナ各社の状況をご覧いただき、各プラットフォームの詳細はパートナー各社へお問合せくださいますようお願いいたします。また、ディストリビューター各社からも 各パートナーソリューションを活用いただけます。OEM Partnerships (nutanix.com)https://www.idaten.ne.jp/portal/page/out/css/hci/thinkagilehx.htmlhttps://licensecounter.jp/engineer-voice/blog/articles

Nutanixのメリットシリーズ 目次

 本シリーズはNutanix本社のマーケティングチームが2022年の秋に投稿した記事の翻訳版シリーズです。上の画像でIDCが予測するように、2022年から2026年の4年間で生まれるアプリケーションの数は過去40年間かけて生み出されてきたアプリケーションの数に匹敵します。つまり、アプリケーションが生まれるスピードが10倍になっているのです。1年や2年に1回アプリケーションがアップグレードされるのではなく、アプリケーションは1-2ヶ月という頻度で更新されるようになります。このスピードに対応するためには5年に一度更新されるようなインフラストラクチャーでは間に合わなくなってきています。また、数週間に一度というアプリケーションのアップグレードにアプリケーションの停止を伴うようなアーキテクチャーもビジネス上許されなくなり、マイクロサービス型のアーキテクチャへと急速に移行していきます。この流れに対応するため、NutanixもHCIから(ハイブリッド&マルチ)クラウドプラットフォームへと進化を続けています。これまでのNutanix HCIのメリット(メリット1-5)をベースのテクノロジーとして、マルチクラウド(メリット6,7)、クラウドDBaaS(メリット 8)、マルチプロトコルデータサービス(メリット 9)、そして何よりも重要なマルチクラウドセキュリティ(メリット 10)の提供とクラウドプラットフォームとして進化を続けています。 ぜひ復習として1-5、さらにクラウドとしてのNutanixとして6-10をぜひご確認ください。 Nutanixのメリット その 1: 動的に分散されたストレージ Nutanixのメリット その2: 自動化されたアプリケーションを意識したデータ管理 Nutanixのメリット その3: パフォーマンスとキャパシティのためのシームレスなクラスタ管理 Nutanixのメリット その4: きめ細やかで効率性の高いスナップショット Nutanixのメリット その5: エンタープライズグレードのレプリケーションとディザスタリカバリ Nutanixのメリットその6: ハイパーバイザーの選択肢 Nutanixのメリットその7: 自由なライセンスポータビリティ Nutanixのメリットその8: 統合されたセルフサービスでのデータベース管理 Nutanixのメリット その9

Nutanixのメリット その10: ネイティブな仮想マシン単位でのデータ暗号化ではじめからセキュア

本記事はNutanixのTechnical Marketing Engineer – NCI & SecurityのEric Waltersが2022年10月13日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  Nutanixのメリットシリーズを通して、Nutanixクラウドプラットフォームの多用途性、効率性、そしてレジリエンシーについてお伝えしてきました。このシリーズでは高いパフォーマンスとレジリエンシーを大規模環境においても実現するNutanixアーキテクチャのユニークな特性を取り上げてきました。エンタープライズグレードのレプリケーションと災害復旧(DR)と組み合わせ、Nutanixはお客様にハイパーバイザーの自由な選択肢とライセンスのポータビリティを提供できる優れたプラットフォームをご提供しています。加えて、Nutanixが単独のプラットフォームアプリケーションのニーズを満たす統合されたセルフサービスデータベース管理と完全に統合されたストレージをご提供することも確認してきました。これらのすべてのメリットは重要なものですが、昨今のようにエンタープライズにおいてセキュリティが最優先事項で語られるような状況においては、プラットフォームまたはデータがセキュアではない、ということになると、こうしたメリットは全て失われてしまいます。Nutanixはセキュリティを重要な要素として考え、レイヤー型アプローチでプラットフォーム、データ、そして最終的にはアプリケーションを網羅的に取り囲んで保護しています。 これから最もみなさまにとって重要なデータセキュリティについて掘り下げていきたいと思います。プラットフォームとアプリケーションのセキュリティの基本部分について取り上げていきますが、すべてを網羅するにはもう一つ別のシリーズが必要になってしまいます! プラットフォームセキュリティセキュリティは我々の Security development lifecycle (SecDL) プロセスを利用した開発のライフサイクルから始まります。  Nutanixはまた、セキュア構成管理および自動化(SCMA - Secure Configuration Management and Automation)でセキュリティベースラインを維持しており、自動的にセキュリティベースラインに合致しないあ

Nutanixのメリット その9: 完全な統合ストレージ

本記事はNutanixのTechnical Marketing Engineer – NC2, NUS, NDBのMike McGheeが2022年10月6日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。   Nutanixをハイパーコンバージドインフラストラクチャ-(HCI)と同義と考える方もいることでしょう。これは我々が別途ストレージ装置とストレージエリアネットワーク(SAN)、サーバー、仮想化が必要な構造のレガシーなソリューションを(HCIへと)置き換えてきたからです。しかし、Nutanixが完全な統合ストレージソリューションをご提供していることをご存知でしたか? 我々のストレージ・ソリューションには同じ分散プラットフォームを利用するiSCSIベースのブロックサービス、SMBとNFSのファイル共有、そしてS3互換のオブジェクト機能が含まれています。Nutanixはシンプルさ、柔軟さ、そしてビルトインされたデータに対するセキュリティをご提供するソフトウェア・ディファインドのエンタープレイズグレードの統合ストレージをご提供できる唯一のHCIソリューションです。 Nutanixユニファイドストレージ(NUS)とは?Nutanixユニファイドストレージ(NUS)  には以下の3つのコアサービスが含まれています: ファイルサービスNutanixのファイルサービスは、アプリケーションとユーザーによって生成される拡大し続ける非構造化データの保存、管理、拡張に対するシンプルかつセキュアなスケールアウトソリューションを提供します。一般的なユースケースにはVDI向けのホームもしくはプロファイルディレクトリ、監視ビデオやメディカルイメージまでもが含まれます。ファイルサービスはSMB 2, SMB 3, NFS v3, NFS v4の堅牢なプロトコルのサポートおよびマルチプロトコルのサポートを含む、完全な機能セットを提供します。シェアに対してのユーザークオータの適応や、WORMポリシーの設定、クラウドへのデータの階層化、そして災害復旧(DR)のためのシェアのネイティブなレプリケーションが利用できます。 オブジェクトサービスオブジェクトサービスはセキュアなS3互換オブジェクトストアを提供します。オブジェクトサービスはモダンなクラウドネイティブおよびビッグデータ分析ワークロード向けの高いパフ

Nutanixのメリットその8: 統合されたセルフサービスでのデータベース管理

本記事は2022年9月29日に投稿された記事の翻訳版です。原文はこちら。  Nutanixのメリットのシリーズのはじめに、我々はNutanixクラウドプラットフォームが動的な分散ストレージ、自動化されたアプリケーションを意識したデータ管理、そしてきめ細やかな効率的なスナップショットなどのアーキテクチャ上の決断から、重要なアプリケーションやデータベースを稼働させるための優れたプラットフォームであるということを示してきました。Nutanixにはこれらに加えて、これらのビルディングブロックの能力を活用した、NutanixデータベースサービスもしくはNDBとして知られるセルフサービスのデータベース管理プラットフォームもご提供しています。NDBはデータベースの管理者が日々行うタスクを自動化したり、開発者がセルフサービスでのデータベースの展開を行うことを実現して支援し、データベースのライフサイクル管理に向けた自動化の中心として機能します。Nutanixストレージのパフォーマンスと効率性と共に、NDBは高性能なデータベースをあらゆる規模で提供することをもより簡単にすることができます。 高速でシンプルなデータベースの展開NDBはデータベースの展開を事前に定義された環境に合わせたプロファイルを利用することでシンプル化します。ソフトウェアプロファイルはOSとデータベースエンジンのテンプレートで、一貫したソフトウェアのバージョンを維持するのに役立ちます。さらに、追加のプロファイルを利用して環境をカスタマイズすることもできます。コンピュートプロファイルではメモリやCPUがデータベースの要件を満たすように柔軟な選択肢を提供します。ネットワークプロファイルはこうしたデータベースを開発、検証、本番であろうと適切なネットワーク上に配置することができます。データベースパラメータープロファイルはそれぞれのデータベースエンジンをデータベースのサイズやメモリ要件に応じてカスタマイズします。これらを利用してWindows上のMSSQLで利用されるメモリの上限を決めたり、PostgreSQLのワーカープロセスの最大数を制限したりすることができます。もしもWindows上にMSSQLを展開する場合にはドメインプロファイルを利用して、ドメインとカスタムのOUに必要に応じて参加させることもできます。 開発者のセルフ

Nutanixのメリットその7: 自由なライセンスポータビリティ

本記事はNutanixのSVP Product and Solutions MarketingのLee Caswell氏が2022年9月22日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  ベイエリアに雨が降ると、それはスキーシーズンがさほど遠くないということの現れです。この何年かはダウンヒルの愛好家は場所が定められた一つのリゾートのパスだけに制限を受け、多くの人がフラストレーションを感じ、また前もっての計画と確定を余儀なくされていたのでした。スキーヤーは今日、全米、もしくは世界中のスロープを滑走できる新たなマルチリゾートのセレクションパスを選ぶことができるようになりました。この記事はNutanixがマルチリゾートパスと同様に展開しているポータビリティがどのようなものなのか、そして、それがITマネージャーの、時とともに変わり続けるアプリケーションのニーズを満たすために、様々な場所、そしてハイブリッドにクラウドインフラストラクチャーを構築する手助けしてくれるのかについてのものです。 ポータビリティの価値パフォーマンス、コスト、そして支配権についての心配が、ITマネージャーにどこにアプリケーションを配置するのかという課題を幾度となく投げかけます。しかし、これは簡単になしうることではありません。特にクラウドのリソースの追加とエッジで予測されている成長を鑑みるとなおさらです。実際、Gartner®は2027年までに2022年に配置された85%のワークロードの場所が要件の変化によって最適ではなくなる¹ 予測しています。クラウド、マルチクラウド、そして成長を続けるエッジでは拡張が起きています。時の流れの中でどこにアプリケーションとインフラストラクチャーを提供するのかという柔軟性の価値はその場所の選択肢が拡張されるにつれて大きくなっていきます。アプリケーションのモビリティ提供するためには、柔軟性を持ったインフラストラクチャーが必要不可欠なのです。幸運なことに、モダンなハイブリッドクラウドはサーバーインフラストラクチャー上で標準化されており、Nutanixはサーバーベースのハイブリッドクラウドをまたがった完全なソフトウェアスタックのポータビリティを実現しています。オンプレミス環境をお持ちのお客様はそのリソースをパブリッククラウドへまたはエッジへと要件の変化に合わせて移動させることがで

Nutanixのメリットその6: ハイパーバイザーの選択肢

本記事はNutanixのTechnical Marketing EngineerのBrian Suhrが2022年9月15日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  Nutanixはお客様に選択の自由を提供することでその評価を獲得してきました。これについては多くの例がありますが、今回の記事では、Nutanixクラウドプラットフォームのアーキテクチャがコンピュートハイパーバイザーとは独立して稼働する分散型AOSストレージスタックによってどのようにお客様にハイパーバイザーの選択肢というオプションを提供するのか、掘り下げたいと思います。ご存知のとおり、ワークロードの稼働にどのハイパーバイザーを使うのか、選ぶのは朝起きで、どのシャツを着るのか選ぶのとはまるで違います。どんなときにも着ていけるシャツ(そしてハイパーバイザーも)はありません。ワークロードとアプリケーションはそれぞれに固有の要件を抱えており、それらのワークロードを混在させることもあるため、要件に競合や重複も出てきます。VMware ESXi、Hyper-V、Nutanix自身のAHVをNutanix HCIで柔軟に稼働させる事ができることは、こうした環境において大変重要です。分散ストレージスタックと仮想化コンピュートレイヤーが異なるイノベーションによって推進されているということもまた事実です。例えば、多くのvSphere 6.7を利用しているお客様にとって、コンピュート仮想化レイヤーは十分に成熟したもので、新しい、よりコストの高いバージョンへのアップグレードは強い動機を感じるものではありません。こうしたお客様においては、ハイパーバイザーのアップグレードを行わずにアップグレードができるNutanixのストレージスタックのアップグレードの機能は選択肢と統制のもう一つの事例になります。今回の記事では、単独のハイパーバイザーを動作させることと、複数のハイパーバイザーを動作させることについて掘り下げ、ハイパーバイザーの選択肢と共に、どのような以降の選択肢があるのかと、それらの価値を示す例をいくつか取り上げたいと思います。 マルチハイパーバイザーのサポートNutanixのコントロールプレーンは利用しているハイパーバイザーに関わらず、一貫性を保っています。これはつまり、クラスタ、レプリケーション、運用、更にその他のNuta

Nutanixのメリット その5: エンタープライズグレードのレプリケーションとディザスタリカバリ

本記事はNutanixのTechnical Marketing EngineerのMike Umpherysが2022年9月8日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  一つ前の記事では、Nutanixがネイティブに提供するきめ細やかで効率性の高いスナップショットのテクノロジーと、Nutanixのスナップショットの実装の違い、それがなぜ差別化要素になるのか、ということについて取り上げました。今回の記事では、Nutanixプラットフォームにビルトインされたネイティブのエンタープライズグレードのレプリケーションとディザスタリカバリ(DR/災害復旧)オーケストレーションのメリットについて取り上げたいと思います。 レプリケーションはじめから、Nutanixはプラットフォーム内にきめ細やかなレベルでのレプリケーションを含めていました。我々はこれをエクステントベースのレプリケーション(EBR – Extent-based Replication)と呼んでおり、ストレージのエクステントの範囲で動作しています。エクステントの1つは1 MBの論理的な連続したデータのブロックです。しかし、64 KBの変更データのみを転送したいという場合にはどうなるでしょうか? AOS 6.5 Long Term Support(LTS)以前ではプラットフォームは変更データを含む1 MBのエクステント全体をリモートへとレプリケーションし、リモートシステムは必要ではない部分を切り捨てていました。例えば、100の異なるエクステントでそれぞれ 16 KBの変更データが有った場合、ターゲットクラスタに対して 100 MBのデータを転送する必要がありました。AOS 6.5 LTSには、完全に新しいレンジベースレプリケーション(RBR – Range Based Replication) が含まれており、Nutanixプラットフォームはこれ以降、新規、もしくは更新されたデータの範囲のみをレプリケーションすることが可能になりました。上の例でRBRを利用したとすると、100MBではなく、スナップショットは1.6MBになります。我々の検証によると最大9のスナップショットを利用して、4つの異なるデータの変更率を利用した場合、レプリケーションされるデータを最大で63%削減できるという結果になりました。さらに、すでにターゲ

Nutanixのメリット その4: きめ細やかで効率性の高いスナップショット

本記事はNutanixのTechnical Marketing EngineerのMike Umpherysが2022年9月1日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 これまでの記事でNutanixの分散アーキテクチャがどのようにビジネスクリティカルアプリケーションとデータベースに最適なのかをご紹介してきました。このアーキテクチャはその上に構成される他のすべての機能の基盤となっています。この記事では、クローンの作成時間をスピードアップし、あっという間の復元を実現するきめ細やかで効率的なNutanixのスナップショットに焦点を当てることにします。まず最初に何がスナップショットで何がスナップショットでないのかを定義しておきましょう。スナップショットは任意の時間のシステムの状態を参照する事ができるものです。しかしながら、システム内でバックアップを取る際にスナップショットを使うことはできますが、スナップショット自体はバックアップではありません。きめ細やかで効率的なスナップショットはNutanixのデータ保護機構の基盤です。 Nutanixは大規模なLUNやコンテナのレベルではなく、仮想マシンの目線でのスナップショットを単一のvdiskの単位で提供しています。Nutanixのスナップショットの先進性を理解するためには、まずは現在利用されている様々なタイプのスナップショットを理解する必要があります。現在エンタープライズのIT分野で広く利用されているスナップショットにはcopy-on-write(CoW)とredirect-on-write(RoW)の2つのタイプがあります。しかしながら、これらの2つのスナップショットの実装は同じではありません。それぞれの実装にはメリットとデメリットが存在します。Nutanixはいくつかの重要な理由からRoWのスナップショットを選択しました。1つ目は、多くの数のReadとWriteをリダイレクトについてです。RoWでは保護されているブロックへの更新を新たな場所へとリダイレクトし、その後メタデータ内のポインターをその場所を参照するように更新します。これは結果として1回のWrite操作です。RoWのスナップショットからの復元を行う際にはシステムはどこにデータが保存されているのかを探し出し、それを直接読み出すだけです。CoWは保護されたブロックを更

Nutanixのメリット その3: パフォーマンスとキャパシティのためのシームレスなクラスタ管理

本記事はNutanixのSenior Technical Marketing EngineerのBhavik Desaiが2022年8月18日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  このシリーズのこれまでの2つの記事では、Nutanix AOSが自動化されたアプリケーションを意識したデータ管理を実現する、動的な分散されたストレージをどのように提供しているのか、ということについて掘り下げてきました。今回の記事では、これらの2つの機能が、管理者がクラスタに更に物理ノードを追加して拡張をしなければならない場合に、どのように強力なメリットをもたらすのかについて見ていきましょう。 パフォーマンスとキャパシティのためのクラスタ管理展開が終われば、インフラストラクチャーとアプリケーションの日々の運用が重要になります。Nutanix AOSは管理者の行うライフサイクル管理を簡単かつシームレスなものにします。すべての管理者が行わなければならない重要なタスクの一つにストレージもしくはパフォーマンスのためのインフラストラクチャーの拡張があります。管理者は通常、最初は均一なクラスタを展開することから始めることになりますが、アプリケーションが成長するにつれて、よく発生するユースケースがクラスタへのさらなるキャパシティの追加です。管理者は多くのストレージキャパシティを持つノードや、アプリケーション仮想マシンを動作させないストレージオンリーノードを含む様々なタイプのノードを追加するという選択肢があります。AOSはこの部分をその動的なクラウドアーキテクチャーで劇的にシンプルにすることができます。一度ノードが追加されると、アプリケーションは他のHCIシステムのように何らかの介入を必要とすることなく、即座にその追加されたリソースを活用することができます。これはAOSが書き込みを行うデータが最適なサイズであることと、動的に自律化されたWriteを行うことで可能となっています。AOSは自動的に新たなリソースを利用し始め、マニュアルでの介入を行うことなく、書き込みのコピーデータは新しいノードへと送信されます。それに加えて、AOS内のCuratorフレームワークがディスクのリバランスをバックグラウンドオペレーションとして開始させ、自動的にクラスタのバランスを調整します。以下の例で大容量のノードをクラスタ