Files 3.5

  • 28 March 2019
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Userlevel 3


この投稿はDevon Helms Senior Product Marketing Manager - Storage Servicesの投稿をTetsuo Miyoshi - Product Marketing Managerが翻訳したものです。

データは級数的な速度で膨らんでおり、非構造化データの成長がそれに拍車をかけています。15年前ですら100TBのデータは保存するには大きすぎるほどのデータだと考えられていました。今日、我々のお客様はその数倍のデータを管理しなくてはならなくなっています。従来型のNASソリューションはこうした急速な成長に合わせた設計にはなっていません。より大きなデータを管理するという点においての課題を抱えているのです。IT管理者はこの急速なデータの成長とレガシーシステムに対応するために80%[1]もの時間を単に稼働させ続けるためだけに費やしており、ビジネスのイノベーションのための時間には残り20%しか費やすことができていません。

Nutanix Filesはシンプルさ、柔軟性そしてデータインテリジェンスのために設計されています。Nutanix Files 3.5のリリースで我々はいくつもの新たな機能を追加いたしました。

Nutanix Files 3.5における新機能

Nutanix Filesの分析機能はファイルデータに深い洞察をもたらします

ファイルデータは近年の組織の保持するデータのうち大部分を占めるようになっています。IDCは2025年までに全世界では175ゼタバイトのデータが生成されるとしています(“The Digitization of the World From Edge to Core”; IDC; Authors: David Reinsel, John Gantz, John Rydning; November 2018)。これほどまでに多くのデータになると、その可視性とコントロールはこの規模に対応できるように作られたツールがなければ難しくなってきます。Nutanix Filesの分析エンジンは全てのファイルレベルのアクティビティをロギングし、それをダッシュボードに表示することでお客様の全てのデータについてのデータからの深い洞察を提供します。Nutanix Files分析機能で、管理者は...
  • ユーザーごと、ファイルタイプごと、または個々のファイルのファイルデータ、ストレージ利用状況について追跡、分析
  • 時系列でのパーミッション変更の監査
  • 悪意のある可能性のあるユーザーによるアクセス詳細の監視
  • 失敗したアクセスパターンや、大量の変更/削除アクションなどの自動的な特定とアラートによってマルウェアの活動の抑止と回復
我々が提供しようとしているファイル分析能力の詳細についてはdeep dive file analytics(英文、後日和訳予定) の記事をご参照ください。


NFSv3のサポートとマルチプロトコルのサポートによる、より柔軟なファイルデータ共有

ファイルストレージの利用が進むに連れて、データにアクセスが必要となるデバイス、アプリケーション、ユーザーの数は膨らんでいきます。アプリケーションが大部分のデータを生成していますが、インターネットに接続されたデバイスの増加に連れて、それが生成するデータも増加しつつあります。IDCによると2025年までにIoTデバイスが生成するデータは90ZBになると予想されています(“The Digitization of the World From Edge to Core”; IDC; Authors: David Reinsel, John Gantz, John Rydning; November 2018)。

アプリケーションであれ、接続されたデバイスであれ、最適なファイルアクセスと共有の手法はネットワークファイルシステム(NFS)であり、最適な実装はそのヴァージョン3です。Nutanix Filesは今ではNFSv3をサポートしています。以前のリリースからサポートしているSMBとNFSv4に加え、Nutanix Filesは今回、原則組織内のすべてのアプリケーション、デバイス、ユーザーに対するファイル共有アクセスを提供できるようになりました。

ファイルストレージのユースケースの数は増え続けており、複数のクライアントからのアクセスの要件が含まれるものもあります - あるものはNFSを利用し、あるものはSMBを利用するというような具合です。例えば医療デバイスからのメディアファイルを例に取ると、アップロードはNFSv3のファイル共有を使って行わなければなりませんが、エンドユーザーはこうしたメディアファイルにSMBが必要なWindowsのディレクトリ経由でアクセスします。Nutanix Files ヴァージョン 3.5はマルチプロトコルをサポートしています。この機能では1つのシェアに対してNutanix Filesがサポートしている全てのプロトコルで同時にアクセスすることができます。

Commvaultによる高速なファイルデータのバックアップ

こうしたデータ全てを保護することも、特にバックアップウィンドウが短いような環境では課題となってきます。Nutanix Filesはスナップショット、レプリケーションを含む多くの保護の選択肢を保持しています。バックアップはスナップショットやクローンが利用できないか、破損している時にローカル以外からデータを復元するデータ保護の主な手法になります。増分バックアップ(フルバックアップではなく)はファイルシェアのデータのバックアップスピードを向上させますが、ファイルシェア全体を走査し、前回のバックアップから変更されたファイルを特定するのは時間の浪費です。Nutanix Filesは変更ファイル追跡(CFT)を提供し、この課題への対処を手助けします。

CFTで、バックアップクライアントはAPIをコールして前回のバックアップ以降に新規作成、変更、または削除されたファイルのリストを受け取ります。このリストはバックアップのターゲットリストとして利用することができます。これによってディレクトリを操作するプロセスは不要となり、バックアップの開始を劇的に早く、短いバックアップウィンドウを満たすものにすることができます。Nutanix FilesのCFTは現在データプロテクションをリードするCommvault社によってサポートされています。Commvaultはこの統合をおこなう際に追加で検証を実施することができ、その結果は素晴らしいものでした。
product managerで仮想化とプライベートクラウドを担当しているSam Grover氏は以下のように述べています:

「ストレージとバックアップの管理者はいつもアプリケーションを可能な限りオンラインにし続けるために、ギリギリのバックアップウィンドウ内で終了させなくてはならないというプレッシャーにさらされています。Nutanix Filesの変更ファイル追跡はしばしば従来型のNASのバックアップ運用においてボトルネックとなる増分バックアップのためのスキャン時間を劇的に短縮します。Commvaultプラットフォームを利用した検証環境では、30万の変更ファイルのスキャンをおおよそ8分で実施できました。」

CommvaultのNutanix FilesのCFTのサポートについてはこちらのCommvault社のSam Grover氏のブログサイトをご参照ください。

出荷開始日

Nutanix Files 3.5は今月(2019年3月)中に出荷開始されます。これにはNFSv3とCommvaultのCFTのサポートが含まれます。アップデートファイルはオンラインで提供され、1-クリックでの停止を伴わないソフトウェアアップデートも行うことができます。Nutanix Filesのマルチプロトコルは現在はTech Preview扱いで4月に正式にリリースされる予定です。Nutanix Filesの分析機能についてもTech Preview扱いですが、5月には正式にリリースされる予定です。Nutanix Filesについて更に詳しく知りたい場合にはWebinarに参加するか、こちら(英語)からリプレイをご参照ください。

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Footnotes
[1] https://www.networkworld.com/article/3325397/idc-expect-175-zettabytes-of-data-worldwide-by-2025.html

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1 reply

ブログの認知度が低いようなので、頑張って宣伝してもらってください!