X-Rayを用いて様々なHCI上でvdbenchによるベンチマークを実行する方法

  • 27 April 2022
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本記事は2020323日にGary Little氏が投稿した記事の翻訳版です

原文はこちら

 

ストレージ性能テストを担当されるは多くの場合vdbenchを使い慣れており、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)の性能をテストする際にもvdbenchを使いたいと考えているでしょう。

HCIの性能を正しくにテストするには、HCIを構成するすべてのノードにワークロードを展開する必要があります。しかし、複数のVMをデプロイし、vdbenchの動作を調整するのは大変です。そこでNutanix X-Rayは、vdbenchを簡単にスケールアウトして実行する仕組みを提供しています。今回は、その使用手順を紹介します。

X-Rayにvdbenchを追加する手順

  1. Oracleのサイトからvdbenchをダウンロードする
  2. X-Rayのvdbenchテストシナリオを GitHub https://github.com/garyjlittle/xray.git から取得する
    • (リポジトリを自分のPCにクローンし、X-Rayのサーバーにアップロードできます)
  3. Oracleからダウンロードしたzipファイルの名前を”vdbench.zip” に変更する 

X-Rayシナリオ内で、zipファイルの名前が正確にこのとおり(vdbench.zip)であることが前提となっています。

  1. X-Rayサーバーに移動し、vdbench.zipファイルとX-RayのvdbenchテストシナリオファイルをX-Rayサーバーにアップロードする
  2. vdbenchを実行するためのJVMをインストール可能な状態にするため、Nutanixクラスタ上に作成されたVMがインターネットにアクセスできることを確認する

 

 

それでは、X-Rayにデフォルトでビルトインされているテストと同じように、HCI アプライアンスに対してvdbench ワークロードを実行しましょう。結果は次のようになるはずです。

 

 

また、ビルトインされたGrafanaで表示することも可能です。

 

vdbench workload read IOPS
vdbench workload write IOPS

 

基本的な動作が確認できたら、自由にvdbenchファイルを編集して、X-Rayに複数のLinux VMの展開、vdbenchワークロードをデプロイ、および実行をさせて、結果を表示してみましょう。

 

 

この例のvdbench ファイルは、テストシナリオに付属しています。

 


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