お疲れ様です。
ご認識通り、Nutanix+ESXiで運用する場合、Prismでも仮想マシンの基本的な操作は可能ですし、vCenterでも操作が可能です。
Prismでできる操作は、vCenterのように、ホストやクラスターなどに対する細かな設定が一部対応していないところがありますので、一般オペレーション用途で必要な機能だけが実装されていると思っていただければと思います。
そのため、仮想マシンオペレーターの方が利用する場合は、Prism、仮想化基盤の管理者(HAやDRSの設定やポートグループの設定などハイパーバイザーホストやクラスターの操作)を伴うものは、vCenterで行っていただくという使い分けを個人的には推奨しております。
vCenterがないと、vMotionやHAというvSphereの特長的な機能が利用できなくなりますので、オペレーションをPrismに寄せて利用する場合であっても、vCenter Serverのデプロイおよび稼働は必須となります。
ご参考になれば幸いです。
Shadowhatさん
わかりやすいご回答ありがとうございます。
Nutanix+ESXiの場合、PrismでもvSphere Clientでもおおよそ
同じような操作は可能なのですね。
もしESXi上でPrismを使う場合でゲストVMをホスト間移動させたい場合、
機能としてはNutanx側の機能の「Live Migration」を使う、vCenter Clientから行う場合は
vSphere側の機能の「vMotion」を使うことになる、という理解でよいでしょうか?
(この場合、機能の名称が違うだけで実行する機能はほぼ同じだと思いますが・・・)
ようはPrismを使う場合はNutanix側の機能を使っての操作になり、vCenter Clientから行う場合は
vSphere側の機能を使っての操作になる、ということかと想像しています。
ただ、もしその場合、この2つのGUIを先ほどご紹介いただいたように
用途によって分けて使わない場合、整合性の観点では大丈夫なものでしょうか?
例えばPrismで設定したところがvSphere Clientから見ると設定が反映されていないなどは
発生しない、と考えてよいでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
box1234さん、ご確認ありがとうございます。
Prismの画面では、最新のバージョンを確認できていないのですが、私の知っている限りのバージョン(AOS6.5)では、vMotionのボタンはなかったはずですので、vMotionは、vCenterの画面から行っていただくことになります。
PrismのVM画面にて、「Live Migration」のボタンは、ハイパーバイザーがAHVの時しか表示されないように認識をしているのですが、ESXiでNutanixをご利用中で、Prismの画面に「Live Migration」のボタンが表示されていますでしょうか?
ドキュメントを見る限り、PrismでのESXi環境における操作については、以下の内容が対応できる内容となり、以下の内容を超える設定・操作は、vCenterで行っていただくことになると思います。
(このドキュメントには、vMotion操作は、Prism機能が記載されていないので、先ほどの記載通りPrismでは、vMotionはできないのではないかと思います)
https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v6_8:wc-management-multi-hypervisor-prism-c.html
Prismを使わず仮想化基盤としての管理をすべてvCenterで利用する場合は、以下の点を注意してください。
・ハードウェア等の障害検知を別途管理していただく
・ストレージの消費容量に注意する
(Nutanixは、N+1なので、かならずN+1の空き容量を確保しておく)
・AOSのアップデートなどNutanixとしてのソフトウェア管理はLCMで行う。
(特にハードウェアのファームウェアアップグレードは、特別な理由がない限り原則LCMを利用する)
その他にも注意点はあるかと思いますが、取り急ぎ特に注意すべき事項として挙げさせていただきました。
ご参考になれば幸いです。
Shadowhatさん
ご回答ありがとうございます。
まだESXiでNutanixを利用前でしたので、運用がどういうイメージになるのかが
気になっているところでしたがイメージができました。
また、VM Management through Prism Element (ESXi)のリンク先もありがとうございます。
非常に助かりました。
以上、よろしくお願いいたします。