本記事はPrashant Batraが2019年10月9日に投稿した記事の翻訳版です。
原文はこちら。
2018年の10月に私はNutanix Pulseについての記事を投稿しています。これは全てのNutanixのクラスタにビルトインされたオプションのテレメトリサービスで、皆様のNutanix Enterprise Cloudのための予兆分析を実現するためのものです。PlusテレメトリはNutanixのサポートがお客様により良いサービスを提供するため、お客様の特別な構成や利用状況を理解した上でのよりダイナミックで文脈を理解したサポートエクスペリエンスを提供しています。同様に、Nutanixの製品とエンジニアリングチームはこのテレメトリを活用し、お客様の利用や設定を理解し、お客さまのニーズにより合う既存のプロダクトの改善を行ったり、新たな製品を生み出しています。
本日、我々はNutanix Insightsをアナウンスいたします - 皆様のNutanix Enterprise Cloudのための健全性の予兆検知とサポートの自動化サービスです。
Nutanix Insights は新たなソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)サービスで、お客様がPulseを有効にしている場合、その受け取ったテレメトリを活用して、我々のお客様のサポートのエクスペリエンスを再定義し、クラスタの健全性を劇的に改善します。マニュアルのサポートプロセスを削減し、日々のメンテナンス作業に使う時間を短くすることで、ITチームはビジネスユニットに対する価値を高める活動にフォーカスすることができます。
我々はよくお客様からもっと深く自身のプライベートクラウドとハイブリッドクラウドインフラストラクチャを理解し、地域やサイトをまたがったインフラの管理をシンプルにしたいというリクエストをいただきます。典型的な質問は以下のとおりです:
- もうサポートされない(End-of-LifeもしくはEnd-of-Support)のソフトウェアを動作させていたりはしませんか?
- 我々のソフトウェアスタックは最新に維持されており、セキュアで全てのコンポーネントはそれぞれでハードウェアとソフトウェアのレイヤーで互換性が取れていますか?
- クラスタ内のノード、ライセンス、サポートサブスクリプションは最新でしょうか?もし次のために何かを今用意するとしたら何でしょうか?
- うちの環境は公開されたフィールドアドバイザリー、セキュリティブリテン、ナレッジベースの記事に該当するのでしょうか?
- 将来的に可用性の問題になりそうな気を配っておくべき兆候はなにかありますか?
- オプション機能を利用することでストレージキャパシティを削減することはできるのでしょうか?私のワークロードとニーズにおいてこれは正しい選択なのでしょうか?
- 最新のAOSやAHVのヴァージョンにアップグレードするべきでしょうか? それは我々の環境に障害を引き起こしたりはしないでしょうか? もしくは我々の環境にとって重要な何かを改善、解消してくれたりするのでしょうか?
- うちのインフラストラクチャとアプリケーションはNutanixのベスト・プラクティスを反映したものになっているのでしょうか?
- うちのインフラストラクチャの可用性とパフォーマンスはうちのNutanix Enterprise Cloudが成長するに従って、どのようなトレンドで変化しているのでしょうか?
- うちの組織のインフラストラクチャの構成は同業種の他社と比較してどうでしょうか?うち固有の構成であれば、業界の平均値と比べてパフォーマンスは上でしょうか?下でしょうか?
こうした疑問はITインフラストラクチャの運用・管理者の世界では環境をセキュアに、可用性高く、そしてパフォーマンスを適切な状態にしておくためにはインフラストラクチャの構成へのより深い理解が重要だということを反映しています。
ご自身のインフラストラクチャ環境をよく知った親密なサービスが有ると想像してみてください。サポートされるヴァージョン、推奨される互換性、フィールドアドバイザリーと既知の問題を含むNutanixのソフトウェアスタック全体を理解したエキスパートが必要です。Nutanixのベスト・プラクティスを包括的に理解し、皆様の環境についての洞察を導き出し、特殊なユースケースとワークロードのためのインフラストラクチャ構成への推奨を提供することができるのです。
インフラストラクチャの洞察は永遠に続く歩みの始まりにしか過ぎません。Nutanix Insightsの目的は潜在的な問題やインフラストラクチャのこれまで以上の最適化の機会を見つけ出すだけではなく、お客様が自身のNutanix環境を一貫して稼働させ、その際の健全性が改善され、適切なパフォーマンスを得られるということも対象です。これを実現するためには、サービスはこうした発見を受けて、それに固有のあるべき状態へそれを修復する「アクションの呼びかけ(calls-to-action)」を提供します。この「call-to-action」にもしもNutanixのサポートSMEを巻き込んでおく必要があるのであれば、サービスはサポートのエクスペリエンスを自動化しており、サポートのケースを作成し、必要な診断データ情報をクラスタから収集し、それに対してサイト信頼性エンジニア(SRE)を割り当てます。
サービスの全体像を見ていきましょう。まずはデータを「収集(collects)」し(Pulse経由)、クラスタのギャップや最適化の機会、キャップを埋める包括的な解決の方法を自動化(可能なら)もしくは推奨(自動化できない場合)の機会を「発見(discovers)」します。お客様のお手をわずらわせることは(承認はもらわないといけませんが!)ほとんどありません。
お客様はしっかりとしたアクションのイメージできるエクスペリエンスをNutanix Insightsで実現することができるようになります:
- 健全性表示はサイトをまたがって統合されており、Nutanixのプライベート及びハイブリッドクラウド環境についてのクラスタと地域の「健全性」にフォーカスした表示を確認できます。
- 優先順位付けされた「発見(Discoveries)」の画面でアクションのイメージできる発見によって、IT運用者はNutanix環境の健全性、可用性、パフォーマンスの改善にフォーカスすることができます。
- スマートなサポートによってIT運用者は自分自身で対応が可能な発見とNutanixサポートによって対応するのが良いものを見分けることができます。後者についてはサポートのケース作成、十分なログと診断データの収集、一元的に問題の解決に当たるサイト信頼性エンジニア(SRE)のアサインは自動化されています。
- ソフトウェア関連の発見は組織にシンプルな方法でのソフトウェアとファームウェアのヴァージョンのライフサイクルと互換性のギャップ(例:End-of-Lifeとなっているソフトウェアまたは互換性のないBIOSのファームウェアヴァージョン)を見つけ出すのに役立ち、固有の場合の解決の推奨作を提供できます。
- ハードウェアプラットフォームを含む全スタックの互換性チェック
- 公開されているフィールドアドバイザリーとナレッジベースの記事をベースとした既知のソフトウェア問題の発見
- 失効したり、経年したハードウェアアセット、ソフトウェアサブスクリプションとライセンスを更新等明確に定義済みのアクションとともに発見
- ハードウェアのデグレード(ノードやディスクのデグレード)を予測する設計の未然的な監視と未然的なハードウェアの交換、さらに多くのリソース利用が減少するような状態でのクラスタをまたいでの推奨事項も提供します。
- 将来的にはアプリケーションについての洞察がアプリケーションとワークロードに固有のNutanixのベスト・プラクティスのガイダンスと確固とした推奨を行い、全てのワークロードが最高のパフォーマンスにチューニングされていることを保証します。
上記のリストはサービスがどのように作られているかということをほんの少し見て見るためのものです。こうした洞察はそれがオンプレミスのあらゆるハードウェアをサポートする環境であれ、Xi Clustersで動作しているNutanix Xi Servicesであれ、すべてのNutanix環境に付加価値を提供します。
Nutanix InsightsはPulseテレメトリをベースとした洞察(insights)を提供するビッグデータサービスですので、Pulseをクラスタで有効にしており、更に「Production」または「Mission-Critical」サポートを利用しているお客様に提供されます。
Nutanix Insightsは初期はearly accessプログラム経由で限定的に提供される予定です。お客様のプログラムへの参加のお願いはすぐに始まります。もしもこれがあなたの組織にとって興味があるものでしたらその後興味をぜひセールスへとお伝え下さい。Nutanix Insightsについての更に詳しい情報はこちら。
Pulseを有効にしてご自身のNutanix Enterprise Cloudについての洞察を是非得てください。そして、健全性の予兆検知とサポートの自動化の効果を実感してください!(Pulseはどう有効にするかって? こちらへどうぞ。)
Forward Looking Statements
This blog includes forward-looking statements concerning our plans and expectations relating to new product features and technology that are under development, including Nutanix Insights, the capabilities of such product features and technology and our plans to release product features and technology in future releases. These forward-looking statements are not historical facts, and instead are based on our current expectations, estimates, opinions and beliefs. The accuracy of such forward-looking statements depends upon future events, and involves risks, uncertainties and other factors beyond our control that may cause these statements to be inaccurate and cause our actual results, performance or achievements to differ materially and adversely from those anticipated or implied by such statements, including, among others: the introduction, or acceleration of adoption of, competing solutions, including public cloud infrastructure; a shift in industry or competitive dynamics or customer demand; and other risks detailed in our Annual Report on Form 10-K for the fiscal year ended July 31, 2019, filed with the Securities and Exchange Commission, or SEC, on September 24, 2019. Our SEC filings are available on the Investor Relations section of the company’s website at ir.nutanix.com and on the SEC’s website at www.sec.gov. These forward-looking statements speak only as of the date of this blog and, except as required by law, we assume no obligation to update forward-looking statements to reflect actual results or subsequent events or circumstances.
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