「緊急時には、このボタンを押して」 どんな状況でも、「あらゆる場所から業務の遂行」を可能に、しかも、わずか5つのステップで(その 1)

  • 8 May 2020
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本記事は2020年3月4日Ruben Spruijt氏が投稿した記事の翻訳版の前半部分です。

原文はこちら

 

私達は、24時間365日、絶え間なく変化し続けるビジネスの世界に生きています。そこは何が起きても不思議ではない、不確実性に満ちた世界です。自然災害に遭遇したり、マウンテンバイクで転倒して鎖骨を折ってしまうこともあるでしょう。一旦災害が発生すれば、個人にも仕事にも影響がおよびます。例えば、列車の運行停止や橋の倒壊によって、通勤ができなくなるかも知れません。洪水や台風、さらに火災といったあらゆる自然災害が、日常的な「会社に出勤する」という行動を妨げるのです。(ここ数ヶ月で、誰もが否応なしに認知するようになった)感染症の流行によって、会社から出勤を控えるよう要請されたり、政府によって自宅に留まるよう命じられたりする場合さえあります。

 

今日の企業は、これら全ての要因に照らし合わせる形で、エンドユーザーコンピューティング戦略の再評価を行っており、いかなる状況でも俊敏性を保ち、社員の方々の生産性を高めることのできる、融通の利くソリューションを探し求めています。DaaS (Desktop-as-a-Service) は、「あらゆる場所からの仕事の遂行」を可能にし、従来のVDIのような配信やメンテナンスに関わる問題のない、アプリやデータへの安全なアクセスを実現する仕組みとして、急激に頭角を現してきています。

 

本ブログポストでは、DaaSであるNutanix Xi Frameが、いかにディザスタリカバリや緊急時のプラン策定に最適なテクノロジーであり、また、これによってユーザーが、事実上どこからでも、どんなデバイスからでも仕事ができるようになるかという点について、皆様と情報を共有したいと思います。

 

DaaSであるべき理由、そしてFrameであるべき理由とは?

 

Nutanix Xi Frameは、どんなデバイス、そしてどんな場所からでもアプリへのアクセスを可能にするDaaS (Desktop-as-a-Service) ソリューションです。Frameでは、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloud Platformといったクラウド環境や、Nutanix AHVを使ったオンプレミスのデータセンターからの、仮想アプリやデスクトップの提供を可能にします。容易な使い勝手と、高度で幅広い機能を備えたFrameは、システム管理者や開発者、そしてエンドユーザーに対して優れたエクスペリエンスを提供します。

 

完全なDaaSソリューションを、いかに数日以内、あるいは数時間で、容易に設定および構成するかという手順について説明する前に、なぜ企業が在宅勤務を実現するためにDaaS、特にFrameを選択しているかという点について説明することにします。

 

1.扱いが容易。Frameは、Nutanixが運用するサービスであり、ワークスペース用プラットフォームを設定して稼動させるための専門知識は不要です。

 

2.「どこからでも」利用が可能。PaaS (Platform-as-a-service) であるFrameは、アプリケーションやデスクトップをどこからでも使用できるようにするための、あらゆる機能を提供します。このため、デバイスにソフトウェアを一切インストールすることなく、どんなデバイスからでもアプリケーションにアクセスすることができます。必要となるのは、マネージドまたはアンマネージドデバイスにインストールしたHTML5対応ブラウザだけで、ハイエンドなグラフィックやリソースを消費するアプリケーション、そしてクライアント・サーバーアプリケーションを含め、あらゆるWindowsアプリケーションを利用することができます。

 

3.極めて優れた拡張性。クリックするだけの操作で、仮想アプリケーションやデスクトップのキャパシティを、1台から数千台の規模に至るまで、わずか数分~数時間で拡張することができます。さらに、パブリッククラウドインフラストラクチャーの場合には、使用した分だけの支払いで済みます。

 

4.強固なセキュリティ。Frameは、社員やパートナー、学生のためのワークスペースサービスにおいて、セキュアなロールベースのアクセス手段を提供し、ローカルに保存されたデータを遮断することでリスクを排除します。Frameでは、ネットワークリソースへのアクセスを行うために、ユーザーのデバイスにVPNクライアントソフトウェアを導入する必要もありません。選択したプロバイダーの多要素認証によって、どこからでも柔軟なアクセスが可能となるため、必要なセキュリティ要件を確保することができます。

 

その2に続く


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