こんにちは、HYCU(ハイク)の吉田です。
当ブログは2020年7月16日にHYCUのエンジニアリング部門のVPであるGoran Garevskiのブログの翻訳版になります。
原文はこちら
VMware ESXiを使用するNutanix環境において、HYCUがVMバックアップにストレージレベルのスナップショットを活用する、唯一のバックアップベンダーだとご存知ですか?
HYCUだけと言うのが信じられないように聞こえますが本当です。HYCUはNutanix APIに完全に統合することにより、Nutanix AHVとESXiの両環境において、VMバックアップ時に効率的なNutanix redirect-on-writeスナップショットを活用します。これによりVMスタンを回避し、ビジネスアプリケーション/サービスに影響を与えることなく、煩わしさを完全に排除したバックアッププロセスを実現します。残念ながら、HYCU以外のベンダーでは、Nutanixの優れた機能(およびAPI)を活用することなく、NutanixのストレージをただのJBODとして扱っているようです。
(Nutanix redirect-on-writeスナップショット関する説明は、今回のブログでは割愛させて頂きます。)
典型的な以下のような事象を経験したことはありますか?
最新のハイエンド・ストレージをVMware vSphereに接続していた時代、ストレージレベルのスナップショットをサポートしていなければ、有効なバックアップソリューションではありませんでした。
VMware vSphere環境では、これらの事象が発生していましたが、もうだれも経験したくないでしょう:
- VMがバックアッププロセス内で応答しないため、本番アプリケーションのフェイルオーバーが発生
- ビジネスサービスがダウンしているか、システムがユーザーに応答していない
- 障害発生時、バックアップベンダーとVMwareが責任の押し付け合い
要約すると、VMware vSphere環境ではバックアップ中に仮想マシンが気絶(停止)するような事象が発生します。これをVMスタンと呼んでいますが、VMスタンはVADP APIに関連するバックアッププロセス中に発生します。 このVMスタンは、多くの恐怖を感じる事象に発展する可能性があり、最終的にはビジネスアプリケーションとサービスのダウンタイムにつながります。
このリスクを抱えたままNutanixのハイパーコンバージドインフラ(HCI)を導入されるお客様がいますが、せっかくのHCIの価値が生かせていないと言えます。例えるなら、走らせないのになぜレーシングカーを購入されたのでしょうか。
なぜバックアップベンダーはこのことを話さないのでしょうか?
当然、明示的に尋ねない限り、それを説明する理由がないからです。「最高のvSphere / VADPサポート」を主張していないバックアップベンダーはほとんどありません。ストレージレベルのスナップショット(VMレベル)について尋ねても、他のvSphere連携の話題に逸らしたり、仕様ですと回答したりするでしょう。
そのようなことはありません。 ESXiハイパーバイザーを使用するNutanix環境を保護する場合、HYCUを除くどのベンダーもAOS/Nutanixへの単一のV3 API呼び出しを使用していません。既存のバックアップベンダーに次の質問して頂くと分かると思います。
- ESXiを使用するNutanix環境で、VMバックアップ時にストレージレベルのスナップショットをサポートしていますか?
- 同環境で、VMバックアップ時にNutanix APIを使用していますか?
- ストレージレベルのスナップショットに対応する予定はありますか?
では、ESXiを使用するNutanix環境で、HYCUはどう対応してるのでしょうか?
HYCUはAHVに使用するのと同じロジックと効率をESXiでも使用できます:
- Nutanix VMレベルのストレージスナップショットを活用し、且つ、アプリケーション整合性のあるバックアップ(非VVOLデータストアにおけるVVOLエクスペリエンス)の取得が可能です。
- ストレージスナップショットからの迅速復元が実現できます。これはライブマウントのアプローチよりもはるかに効率的です。HYCUには”Fast Restore”と言う機能があり、Nutanixスナップショットの保持期間を指定することで、VMやファイル/フォルダ、アプリケーションアイテムの復元をNutanixスナップショットから高速に実行し、厳しいRTO要件にも対応できます。また、MS SQLやOracleデータベースにおけるポイントインタイム復元も可能です。
- シングルクリックで異なる環境間でのシステム移行ができます。(例:ESXiからAHV、ESXiからGCP / Azure)
- 混合ハイパーバイザー環境(ESXからAHV、またはAHVからESXi)でも、レプリカからバックアップ(ネットワークとリソースの効率的なバックアップ)に対応します。これは、複数拠点でNutanixクラスタを運用し、保護ドメインによりレプリケーションを実行している環境でも最適にデータ保護ができます。
以上により、HYCUがNutanixのAHVとESXiの両方における最適なバックアップソリューションであることがご理解頂けると思います。
尚、保護対象のソースとしてvCenterを指定するのではなく、Prismを指定する点にご注意ください。vCenterを指定するとVMwareスナップショットを利用することになり、Nutanix redirect-on-writeスナップショットを活用できません。
最後に、ESXiを使用するNutanix環境のバックアップで注意すべきこと。
バックアップベンダーのデータシートを比較するのではなく、実際に製品を評価することが重要です。
HYCUの利点の1つは、その使いやすさ、シンプルさにあります。数年前、HYCUの最初のパートナーの1社がHYCUを評価した時、①HYCUのインストール、②バックアップ、③復元を15分も掛からずに完了しました。
あなたがあなたの重要なビジネスデータのために正しいデータ保護を検討されるのであれば、HYCUは投資に値する価値を十分提供できると思います。少なくとも、現在検討している他のツールと比較することで、HYCUの価値をご理解頂けると思います。
HYCUは45日間使用できる評価版をご提供しております。是非お試しください。
https://www.hycu.com/tryhycu/
詳細についてご興味がございましたら、当ブログにてコメントを頂ければと思います。
どうもありがとうございました。