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真のハイブリッドクラウドへの歩みを理解する

本記事はGil Haberman と Vidhi Taneja が 2019年10月9日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 今日、多くの組織がハイブリッドクラウドのアーキテクチャを評価し自身のプライベートクラウド環境をパブリッククラウド環境へと対応させようとしています。パブリッククラウドはオンプレミスのインフラストラクチャとは本質的に異なったものです ー それもそれぞれのパブリッククラウドごとに。こうしたサイロの環境はすべて異なる管理ツールとスキルセットを必要とし、それによってその利用のための運用は複雑化していきます。アーキテクチャ間をアプリケーションを再アーキテクトすることなしに移動させるということはほとんど不可能になってきているのです。 プライベートからパブリッククラウドへと広がる単一のプラットフォームの強い必要性が生まれています ー 異なるクラウド固有の複雑さを抽象化できなければならないのです ー こうなれば、運用管理者は自身の従来からのアプリと、近代的なアプリをそれが動作する基盤に区別なく、管理することにフォーカスすることができるようになるのです。こうしたプラットフォームは一貫性を提供しなくてはなりません。インフラストラクチャの一貫性は仮想マシンとアプリケーションが翻訳作業なく移行するために必要です。運用の一貫性はクラウドエンジニアがそれぞれのクラウド固有の日々の運用作業を行うことなく、その環境を管理するために必要です。そして、利用モデルの一貫性、これはソフトウェアを容易に移行させることができるため、そして、真のクラウドの運用性の実現のために必要です。 Nutanixはお客様がプライベートクラウドを構築し、運用することを手助けするという点で、リーダーとして認知 されています。我々はコンシューマーグレードのデザインとお客様の喜び、そして組織がビジネスを変革していくことをお手伝いすることにフォーカスしています。ビジネス変革の次なる段階はハイブリッドクラウドアーキテクチャについてのものです。これが、先日我々がXi Clustersをアナウンスした理由です ーNutanix AOSのクラスタをAWS内で運用することができるのです。これが意図するところは同様のNutanixソフトウェアについての喜びをパブリッククラウドへももたらしたいというもので、オンプレミス

Nutanix Insightsの発表 - 健全性の予兆検知 & サポート自動化サービス

本記事はPrashant Batraが2019年10月9日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 2018年の10月に私はNutanix Pulseについての記事を投稿しています。これは全てのNutanixのクラスタにビルトインされたオプションのテレメトリサービスで、皆様のNutanix Enterprise Cloudのための予兆分析を実現するためのものです。PlusテレメトリはNutanixのサポートがお客様により良いサービスを提供するため、お客様の特別な構成や利用状況を理解した上でのよりダイナミックで文脈を理解したサポートエクスペリエンスを提供しています。同様に、Nutanixの製品とエンジニアリングチームはこのテレメトリを活用し、お客様の利用や設定を理解し、お客さまのニーズにより合う既存のプロダクトの改善を行ったり、新たな製品を生み出しています。本日、我々はNutanix Insightsをアナウンスいたします - 皆様のNutanix Enterprise Cloudのための健全性の予兆検知とサポートの自動化サービスです。Nutanix Insights は新たなソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)サービスで、お客様がPulseを有効にしている場合、その受け取ったテレメトリを活用して、我々のお客様のサポートのエクスペリエンスを再定義し、クラスタの健全性を劇的に改善します。マニュアルのサポートプロセスを削減し、日々のメンテナンス作業に使う時間を短くすることで、ITチームはビジネスユニットに対する価値を高める活動にフォーカスすることができます。 我々はよくお客様からもっと深く自身のプライベートクラウドとハイブリッドクラウドインフラストラクチャを理解し、地域やサイトをまたがったインフラの管理をシンプルにしたいというリクエストをいただきます。典型的な質問は以下のとおりです:もうサポートされない(End-of-LifeもしくはEnd-of-Support)のソフトウェアを動作させていたりはしませんか? 我々のソフトウェアスタックは最新に維持されており、セキュアで全てのコンポーネントはそれぞれでハードウェアとソフトウェアのレイヤーで互換性が取れていますか? クラスタ内のノード、ライセンス、サポートサブスクリプションは最新でしょうか?もし次のために何かを今用

NutanixとHPEはクラウドのシンプルさをオンプレミスへ提供するためにチームを結成協業

本記事は2019年10月9日にBrian Coxが投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 2019年10月9日、HPEとNutanixはHPE GreenLake with Nutanixの提供開始をアナウンスしました。HPE GreenLakeはオンデマンドのキャパシティとプランニングを提供するインフラストラクチャサービスです。HPE GreenLakeの顧客は自身のアプリケーションが動作しているインフラストラクチャの展開と運用をサービスとして利用し、Nutanix Enterprise Cloudの1-クリックのシンプルさと高い拡張性を享受することができます。この新しいインフラストラクチャの利用モデルのアナウンスはデンマークのコペンハーゲンで開催されるNutanix .NEXT Europeユーザーカンファレンスでも取り上げられます。 NutanixのChief Marketing OfficerであるBen Gibsonは以下のように述べています。「HPE GreenLakeはHPEが提供するサービスの中で最も早く成長しているサービスの一つで、Nutanixがその一部になれることを大変喜ばしく思います。我々はお客様にさらなる選択肢を提供できることを嬉しく思います。Nutanix Enterprise CloudをGreenLakeのポートフォリオに加え、IT部門がビジネス部門へと迅速にサービスを提供する方法をシンプル化するまた一つ新しい方法を提供することができるのです。」HPE GreenLake Flex Capacity プログラムはHPEから提供される利用ベースでのITモデルですでに広く利用されており、お客様のIT運用をシフトさせます。pay-as-you-goのインフラストラクチャをキャパシティオンデマンドで提供し、パブリッククラウドの俊敏性と経済性をオンプレミスのセキュリティとパフォーマンスを融合させて提供します。HPE GreenLake with Nutanixは仮想マシンに割り当てられた仮想メモリのGiBの総量でその従量を計測しています。一ヶ月の平均的な利用が計算され、月ごとに請求が行われます。お客様はHPEシステムとNutanixソフトウェアをオンサイトもしくはお客様のコロケーションファシリティで提供を受けますが、先行投資コストは一切ありま

ご紹介: Nutanixプライベートクラウド向けのセキュリティコンプライアンス

本記事は2019年10月9日にSahil M Bansalが投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 企業におけるマルチクラウドアーキテクチャの採用は様々なワークロードに対して最適なクラウドプラットフォームを自由に選ぶというその効果から大きく広がりつつあります。マルチクラウドの世界における大きな課題の一つにミッションクリティカルなアプリケーションとデータのセキュリティをどのように保証するかというものがあります。業界をリードするアナリストによる調査によると、2022年までに少なくとも95%のクラウドのセキュリティ漏洩はお客様に起因するものとなり、その殆どが構成のミスによるものになるということです。クラウドのリソースの構成ミスの問題はパブリッククラウドとプライベートクラウド両方の環境についてのセキュリティ脆弱性を引き起こします。Xi BeamはNutanixをご利用のお客様のマルチクラウド環境におけるセキュリティリスク体制のトラッキング、セキュリティの死角となりそうな箇所の事前的修復で、セキュリティのミス構成をほぼリアルタイムに検出し、対応できる必要不可欠な機能を提供します。Beamはこれまでパブリッククラウド向けのセキュリティ体制の監査や修復をサポートしてきましたが、今回、Nutanixのプライベートクラウドを利用しているお客様向けに同様の機能を提供し、単一はもちろん、マルチクラウドのセキュリティ体制管理ソリューションを実現することになります。 図1: Xi Beamでのセキュリティコンプライアンス - どのように動作するか BeamのNutanixスタックのセキュリティコンプライアンスのサポートはNutanixプライベートクラウドで利用しているハイパーバイザーとは独立しています。Beamは300以上(更にリリースごとにどんどん追加されています)のセキュリティ監査を提供しており、以下のようにカテゴライズされます:ネットワークセキュリティ監査 仮想マシンセキュリティ監査 データセキュリティ監査 アクセスセキュリティ監査Beamが提供している監査の一例として、セキュリティポリシーを付与された仮想マシンのチェックや仮想マシンが潜在的に公開もしくは外部のIPにTCPまたはUDPポート経由でさらされているかどうかというものがあります。Beamはデータの暗号化が有効になっているか

ServiceNowとNutanixの連携 その1

本記事は2019年12月11日にNutanix Solutions Architect - AutomationのSho Uchidaが統合した記事を一部転記したものです。 全文を参照したい場合はこちら。 ServiceNowとNutanixの連携について 概要 2019年10月のデンマーク、コペンハーゲンにおける.NEXT ConferenceにおいてServiceNow社とNutanixは両社ソリューションの連携を発表しました。詳しくは以下のURLをご覧下さい。 Nutanix、プライベートクラウド向け自動化機能を発表ServiceNowとNutanixの統合 ユースケース 執筆時点(2019/12)時点でのユースケースは以下3点です。 1. ServiceNowのイベント、インシデントとNutanixのアラートの統合(その2で紹介) 2. ServiceNowのリクエスト管理とCalmプラグインによるNutanixへのアプリケーションデプロイ(その3、その4で紹介) 3. ServiceNOW CMDBにおけるNutanixインフラの検知とモデリング(その5で紹介) アーキテクチャ アーキテクチャはこちら。上記ユースケース2,3はNutanix側にMIDサーバと呼ばれる、ServiceNowとNutanix間のデータ通信を担う中間サーバが必要となります。 本シリーズ(全5回)では ServiceNow社の提供する開発者インスタンスを用いてシンプルなServiceNow-Nutanixの統合環境を作ることを目指します。 本記事(その1)では 準備作業として開発者インスタンスの立ち上げとMIDサーバの立ち上げを行います。 続きを原文で読む。

COVID-19渦中でのITの役割

本記事は2020年3月14日にNutanixのCIOそして、 QualysとSADA SystemsのBoard DirectorのWendy M. PfeifferがLinkedinに投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。   IT関係者は特殊な人種と言えるでしょう。例えば、私達は技術者やエンジニアという立場にあります。しかし、それよりもさらに幅広い視点も持ち合わせています。「技術は優れている」という考えを持つ傍ら、「その組み合わせは素晴らしい」という視点も同時に持っています。IT業界に約25年間身を置いてきた者として、私が断言できるのは、もし人々を支援したいという強烈な思いなくしては、私達が日々の業務を続けていくことは出来なかったということです。   言わば、私達はマーベル(Marvel)の漫画やDCに描かれる人々ような存在です。まるでスタートレックのコンベンションに参加して、新しい生命や新しい文明を探すという夢を実現する役割を演じているかのようです。ヒーローになりたいという私達の願望は、決して褒められたものではありません。しかし、滑稽なことに、私達はビデオゲームで身につけたスキルによって、エイリアンからの避け難い侵略から、いつの日か世界を救うことができるとさえ信じています。   もし今週、エイリアンがアメリカに侵略して来たら、私達をとても奇妙な連中だと感じるはずです。彼らは、強迫性障害 (OCD) を患った生物を発見したと思うでしょう。毎日きっちり同じ時間に起床し、仕切りに囲まれた迷路に潜り込んで、だらだらと移り変わる画面を凝視し、時々立ち上がっては誰と向かい合うわけでもなく、「ハッピ―バースデイ」をきっちり2度繰り返し歌いながら手を洗っているだけなのですから。   今週、毎晩のように長い時間をかけて帰宅する中、シリコンバレーの技術者やオタクが、この状況を大げさに騒ぎ立てているという、一部の専門家の憶測を耳にしました。私達は自宅で恐怖に怯え、多くのテクノロジー企業が、未知の恐怖のせいでオフィスを閉鎖しています。カンファレンスはキャンセルとなり、サービス業や原油価格、さらにサプライチェーンは崩壊の危機にあります。そこに居る専門家の方々にかわりに言わせてもらえば、とにかく私達は恐れているのです!しかし、それがカンファレンスをキャンセルしたり、在宅勤務をしたりし

ServiceNowとNutanixの連携 その2

本記事は2019年12月12日にNutanix Solutions Architect - AutomationのSho Uchidaが統合した記事を一部転記したものです。 全文を参照したい場合はこちら。 本シリーズ(全5回)では ServiceNow社の提供する開発者インスタンスを用いてシンプルなServiceNow-Nutanixの統合環境を作ることを目指します。 本記事(その2)では 前回ご紹介した3つのユースケースのうち1つ目、「ServiceNowのイベント、インシデントとNutanixのアラートの統合」について実装方法をご紹介します。 Prism Proの機能である、X-Playを用いてNutanixのアラート発報を契機にアラート情報をServiceNowに送信します。 前提条件 Nutanix Prism Central v5.11.1 以降 Prism Pro ライセンス(X-Play使用のため) AOS/Prism Element 5.9 以降 ServiceNow Incident Managementプラグイン Event Managementプラグイン 手順 1. Prism Central側の準備 アラートや管理者のクリックを契機に定義されたアクションを自動実行出来るX-Play(Prism Proライセンスが必要)という機能を使用します。X-Playについて詳しくはこちらをご参照下さい。 手動での設定方法、スクリプトによる一括設定の2パターンがあります。 1a. 手動での設定方法 1a-1. Playbook設定 Prism Centralのダッシュボードから”プレイブック”に移動します。 "プレイブックの作成"ボタンを指定し、トリガとして”Alert”を選択します。"アラートポリシー"欄にServiceNowに送信したいアラートを選択し、”アクションの追加”を指定します。 定義されたアクションリストから”Send to ServiceNow”を選択します。 以下を記入し、”保存して閉じる”を指定します。 ServiceNow Instance Name: ServiceNowインスタンス名(https://[こちらの文字列].service-now.com/) Username: admin Password: ServiceNowイン

Nutanixと富士通: お客様のさらなる選択肢のためにソリューションを拡張

本記事は2019年10月7日にTay Fosterが投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 Nutanixと富士通のパートナーシップは2017年に始まっていることをご存知でしたでしょうか?その年の11月に工場でNutanixソフトウェアをインストールするXFシリーズという統合システムが最初に登場したのです。その当時、Nutanix Enterprise Cloud on Primergy はEMEAでのみ購入可能で、市場において幅広くでは有りませんでした。それ以降、富士通は世界において更に多くの地域でより多くの方法で販売を行う方法を追加し続け、今や、2社は密に連携し、ジョイントのお客様向けソリューションを提供しています。 今年の頭に、富士通はXFシリーズ(ソフトウェアライセンスを含む)のグローバルでの展開をアナウンスしました、そしてすぐにXF Core(ソフトウェア・ライセンスが分離)の販売を開始しました。加えて、Intel Xeon Scalable prodessorsの第2世代(もしくはCascade Lake)を搭載した新モデルを現在は出荷しています。富士通は全てのエンタープライズワークロードのための一般的なサーバ仮想化、ROBO、VDI、データベースなどを含む複数の構成を提供しています。Nutanixと富士通の両社はSAP Platinum Global Partnerであり、2019年の8月にXF8050上でHANAの認証を成し遂げたということを耳にし、大変興奮したことを覚えています。SAPアプリケーションは大抵の場合、ビジネスクリティカルなものですから、お客様は複数のレベルに渡る、ビルトインのソフトウェアとハードウェアの弾力性に加え、富士通が提供する包括的なサポートを求めています。現在、我々の共通のお客様はSAPという観点ではシンプルな管理とかんたんな運用を手に入れた上で、安心して過ごすことができるようになりました。Nutanix Enterprise Cloud on Primergyについて、詳しくは:https://www.nutanix.com/fujitsu をご参照ください 10月8〜10日デ開催される.NEXT Europe 2019, Copenhagen, Denmarkにご参加ください。 富士通はプラチナムスポンサーで10月9日の

データベースのためのNutanixソリューションでデータベースの金脈をどう管理するか?

本記事は2019年10月7日にChris Peepが投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 企業が顧客の動向を特定し、ビジネスの成長に必要な要素を見つけ出すことができる企業のデータは情報の金鉱脈となりました。データはアプリケーションを上回って組織の中心となり、そこから生まれる価値は保護、活用、最適化されるべき、新しい通貨とも呼べるものになりつつあります。ITチームはビジネスからの要求による、より高いレベルのパフォーマンス、俊敏性の向上、そして柔軟性を提供しながら、この金鉱脈に関連する全てを管理するというタスクを遂行しなければなりません。データの成長はこれまでにない速度(ゼタバイトという話になってきます)であるにも関わらず、です。こうしたデータの重要性があるにも関わらず、組織は常にビジネスに必要なパフォーマンス、俊敏性そして可用性の提供を行えないままです。 レガシーテクノロジーがデータベースを苦しめる多くの組織がビジネスクリティカルなデータベースをレガシーインフラストラクチャ上で動作させており、それによって複雑さとデータベースにおける課題が生み出されています。今日、ITリーダーはデータベース資産についての尽きることのない複雑さの管理に奔走しています。この複雑さはビジネスの新市場への進出や、先進的な製品やサービスの開発、デジタルトランスフォーメーションプロジェクトのような戦略的な活動への取り組みを行うことを難しくしてしまいます。 こうした課題は分断されたストレージ、サーバ、仮想化、ネットワーク、セキュリティのようなリソースのサイロ構造をなしたレガシーインフラストラクチャに根ざしたものです。こうしたバラバラの設計は新しいデータベースのためのインフラストラクチャや新しいデータベースのインスタンスの展開を時間のかかる難しいものにしてしまいます。加えて、こうしたレガシーなアーキテクチャは障害店が複数あり、非計画な停止時間を生み出す可能性のある脆弱なITシステムを構成することになります。 サイロ化されたデータベースアーキテクチャは回避のできない複雑さを生み出し、すでに十分に無理をしているITチームにさらなる負荷を与えます。この複雑さはデータベースの運用に不可欠な操作のために複数のITスペシャリストとチーム間の緊密な連携を必要とし、イノベーションのための時間は保tンど残されず、ほ

IDCのホワイトペーパーがNutanixがビジネスの俊敏性と価値を推進することを顕す

本記事Steve Kaplan氏およびGreg White氏が2020年1月31日に投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 良く様々な組織がこれまでのSANベースのインフラストラクチャでは実現することの叶わなかった俊敏性や市場への投入時間の短縮という希望を持って「クラウドファースト」を検討、もしくは採用していると耳にします。例えば、このグローバルの不動産企業のチーフクラウドオフィサー(CCO)は以下のようなことを会話の中で教えてくれました(このお客様はNutanixのお客様になったということを付け加えておきます): 「Nutanixの描く全て、パブリッククラウドのような俊敏性、シンプルさ、そして拡張性を自身のデータセンタへもたらすという全てを手に入れることができました ー ですが、今でさえ我々はパブリッククラウドプロバイダーが本当に安いという点でまだそれに執着しているのです。」   一方で、パブリッククラウドに向けてアプリケーションをリフト&シフトしながら移行、運用していくことは大抵の場合、思ったよりも高く付く場合が多いです。上の引用のチーフクラウドオフィサーのように多くの方が気づいているように、パブリッククラウドはレガシーインフラストラクチャに比べると安くなりますが、HCI上にビルドインされた新しいテクノロジーと比べた場合はそうはなりません。HCIもまた、パブリッククラウドと同じようなエクスペリエンスを提供しているのです。 Nutanixがスポンサーした最近のIDCのホワイトペーパー Organizations Leverage Nutanix Enterprise Cloud as Scalable, High-Performing, and Cost-Effective Infrastructure Foundation (Nutanix Enterprise Cloudを拡張性を備えた、高性能のコスト効率の良いインフラストラクチャ基盤として活用した組織)によると、5年間、レガシーな代替環境を運用したときに比べ、Nutanix Enterprise Cloudを展開した場合に比べ、平均して62%のコスト低減を実現しており、もっとも経済上大きな効果をもたらした項目は、Nutanixによって提供される俊敏性、シンプルさ、高速性、増分拡張のようなクラ

「緊急時には、このボタンを押して」 どんな状況でも、「あらゆる場所から業務の遂行」を可能に、しかも、わずか5つのステップで(その 1)

本記事は2020年3月4日Ruben Spruijt氏が投稿した記事の翻訳版の前半部分です。 原文はこちら。   私達は、24時間365日、絶え間なく変化し続けるビジネスの世界に生きています。そこは何が起きても不思議ではない、不確実性に満ちた世界です。自然災害に遭遇したり、マウンテンバイクで転倒して鎖骨を折ってしまうこともあるでしょう。一旦災害が発生すれば、個人にも仕事にも影響がおよびます。例えば、列車の運行停止や橋の倒壊によって、通勤ができなくなるかも知れません。洪水や台風、さらに火災といったあらゆる自然災害が、日常的な「会社に出勤する」という行動を妨げるのです。(ここ数ヶ月で、誰もが否応なしに認知するようになった)感染症の流行によって、会社から出勤を控えるよう要請されたり、政府によって自宅に留まるよう命じられたりする場合さえあります。   今日の企業は、これら全ての要因に照らし合わせる形で、エンドユーザーコンピューティング戦略の再評価を行っており、いかなる状況でも俊敏性を保ち、社員の方々の生産性を高めることのできる、融通の利くソリューションを探し求めています。DaaS (Desktop-as-a-Service) は、「あらゆる場所からの仕事の遂行」を可能にし、従来のVDIのような配信やメンテナンスに関わる問題のない、アプリやデータへの安全なアクセスを実現する仕組みとして、急激に頭角を現してきています。   本ブログポストでは、DaaSであるNutanix Xi Frameが、いかにディザスタリカバリや緊急時のプラン策定に最適なテクノロジーであり、また、これによってユーザーが、事実上どこからでも、どんなデバイスからでも仕事ができるようになるかという点について、皆様と情報を共有したいと思います。   DaaSであるべき理由、そしてFrameであるべき理由とは?   Nutanix Xi Frameは、どんなデバイス、そしてどんな場所からでもアプリへのアクセスを可能にするDaaS (Desktop-as-a-Service) ソリューションです。Frameでは、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloud Platformといったクラウド環境や、Nutanix AHVを使ったオンプレミスのデータセンターからの、仮想アプリやデスクトップの提供を可能

「緊急時には、このボタンを押して」 どんな状況でも、「あらゆる場所から業務の遂行」を可能に、しかも、わずか5つのステップで(その 2)

本記事は2020年3月4日Ruben Spruijt氏が投稿した記事の翻訳版の後半部分です。 原文はこちら。前半はこちら。   DaaSの立ち上げ:5つの簡単なステップで完了   Windowsアプリケーション、または完全なデスクトップの立ち上げは、ブラウザから容易に実施することが可能で、優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。広く知られるように、ユーザーエクスペリエンスこそが全てなのです!さらにNutanixでは、この容易で迅速な対応をサインアッププロセスにまで拡張しました。完全な機能を提供する無料の30日間トライアルにサインアップ頂くと、わずか数分でオンラインでの利用が可能となります。   無料トライアルの詳細を確認し、すぐに開始しましょう。   購入の準備ができたら、オンラインでクリックして従量課金制を選ぶか、またはNutanixの全世界に広がるパートナーのネットワーク経由で、1ヶ月から複数年に至る、必要な期間分のサブスクリプションを購入することができます(指定ユーザーおよび同時ユーザーの購入オプションあります)。   サインアップが終わったら、以下の5ステップを実行して、設定と起動を実施します。 ・ステップ1:インフラストラクチャーのコネクト 開始から終了まで: 約20分   最初のステップでは、実際の仮想アプリケーションとデスクトップを稼動させるためのインフラストラクチャーをFrameサブスクリプションとコネクトします。ほとんどのお客様は、AzureやAWS、GCPなどのクラウドサブスクリプションか、自らが所有するNutanix AHVによるインフラストラクチャーを利用したいと考えるはずです。お客様は、自社の特定のユースケースに最も適した場所でアプリケーションやデスクトップを稼動できるようするために、パブリッククラウドかオンプレミスのインフラストラクチャーかの判断は、自分で下したいと考えるでしょう。(決めつけてはいけません。「クラウド・ファースト」だからといって、クラウドだけとは限りません :-))   Nutanixは、さらに手間を省きたいと考えるお客様のために、Frameがマネージするクラウドインフラストラクチャーのオプション契約も提供しています。パブリッククラウドインフラストラクチャーのプロバイダーを選択する場合と同様に、Frameを利用するサブ

リモートワークを迅速かつ安全にサポートする方法

本記事は2020年3月26日Aaron Delp氏が投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。   私達は、未知のIT領域に踏み込もうとしています。テクノロジストあるいはソリューションアーキテクトとして、私達は常に変化する状況に対処していますが、直近で直面する課題もこれは同様です。昨日までビジネスを支配してきた法則が、根本的かつ瞬時に変化していきます。   Nutanixのお客様は、事業継続のためのリモートワークの拡大についてのサポートを求めています。本ブログでは、今、このようなソリューションを必要としているお客様やIT担当者の方々に向け、提供可能な選択肢を共有させて頂き、出来る限り早くそれを実現するための手順をご紹介したいと思います。 選択肢: VDI、SaaS、またはその両方 リモートワークをすぐに開始したい皆様のために、Nutanixは2つの選択肢を用意しています。   既存のソリューションがない状況ですか?それでは、今、ここから始めましょう。 既存のソリューションを持ち合わせていない企業の皆様のために、Nutanixでは、DaaS (Desktop-as-a-Service) である Xi Frameの、30日間無料トライアルを用意しています。これによって、社員の皆様は、どこからでも迅速かつ安全に仕事ができるようになります。どれだけ簡単に開始することができるか(本当に簡単です!)をご紹介するために、Frameの導入手順を5つのステップに分けて解説したものがこちらになります。   既にVDIソリューションを持っているが、さらに拡張したい場合 仮想デスクトップと仮想アプリを既に利用している企業様の場合、事前設定済みのソフトウェア、ハードウェア、サービスを提供するNutanix FastTrack for VDIを使って、記録的なスピードで数千人規模の社員の方々をサポートすることができます。   ハイブリッドな手法を採用したい場合 企業の要件によっては、ハイブリッドな形態がベストな選択肢となることもあります。VDIは、長期プロジェクトや柔軟性がそれほど問題とならない、定常的な状態にあるリモートワークのニーズに適しています。迅速なプロビジョニングや従量課金モデルの選択が可能なDaaSの場合には、季節変動やテンポラリでのリモートワークといった状況でメリットが得られます

VDI かDaaSか:最適な対象を選択する方法とは?

本記事は2020年3月9日にRuben Spruijtが投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。   本シリーズ前半の3本のブログでは、基本的にVDIに焦点を当ててきましたが、4本目となる今回は、DaaSについて詳しくご紹介したいと思います。ここまでお読み頂いた段階で、皆様の企業には、VDI と DaaSのどちらを選択する方が適切なのかという点について、既に評価を固め始めていらっしゃるかも知れません。今回は、どちらを選択する上でも必要となる考慮点について、少し詳しく説明したいと思います。   ユーザーエクスペリエンスこそが、最も重要な成功要因であることは確かですが、多くの場合、VDIまたはDaaSのどちらを選択するかは、業務とITの状況を考慮して判断すべきものであることにご注意ください。エンドユーザーは、どのような仕組みによってツールが提供されているかという点よりも、業務の遂行に最適なツールであるかどうかを重視するからです。対象がAmazon Workspace、Citrix Cloud、Nutanix Xi Frame、Microsoft WVD、VMware HorizonなどのVDIなのか、またはDaaSソリューションなのかは、エンドユーザーにとって問題ではありません。   最適な対象を選択する方法とは?   結局のところ、何を選択するかは、皆様のユースケースや企業の能力、全般的な業務要件によって決定されます。以下の表は、VDIとDaaSを、5つの主要な観点から比較したものですが、それぞれの間で大きな違いを確認することができます。それでは、各観点を順番に見て行くことにしましょう。   VDI DaaS 企業の能力 ・BYO(Build Your Own:自社で構築)。設計、サポート、アップデートに際して、社内のスキルと担当者が必要 ・「VDIプラットフォーム」をサービスとして利用   プラットフォーム ・手作業による毎年のアップデート ・成熟、テスト済、豊富な実績 ・インターネット接続に依存しない ・自動的に毎週アップデート ・新たに出現したテクノロジー ・インターネット接続に依存 コスト ・初期投資コスト型モデル ・固定的なワークロードVMコスト ・完全な運用コストまたは初期投資コストと両方 ・柔軟なワークロードの

DBaaS時代のセルフサービス

本ポストは、Nutanixテクニカルマーケティングエンジニアである、Michael Haighが2019年5月22日にNext Communityに投稿したものです 原文はこちら。   (タイトル別名:Nutanix CalmによるNutanix Era向け統合セルフサービス)   Nutanix Eraは、データベース管理の自動化とシンプル化を図るためのソフトウェアスイートであり、データベースのプロビジョニングやライフサイクル管理 (LCM) において、1-クリックで対応できるシンプルさや、意識する必要がないインビジブルな運用を実現します。1-クリックでのデータベースプロビジョニングや、本製品で最初のサービスとなるコピーデータ管理 (CDM) を備えたNutanix Eraによって、DBAはデータベースのプロビジョニングやクローニング、リフレッシュ、さらにあらゆる時点のデータベースのバックアップなどを行うことができます。   APIファーストのNutanix Eraアーキテクチャーでは、Nutanix Calmなどユーザーが好むセルフサービスツールと、容易に連携できるようになっています。DBAやインフラストラクチャーのシステム管理者は、Eraで管理するデータベースのプロビジョニングやクローンを開発担当者がセルフサービスで使用できるよう、Eraに特化したCalmのブループリントを作成することができます。これによってDBAやインフラのシステム管理者は、Eraの管理者用アカウントを誰とも共有する必要なく利用することが可能となり、また開発担当者は、必要に応じてデータベースのプロビジョニングやクローンの生成が可能となります。   このブログポストでは、Eraが管理する既存のデータベースのクローンを生成する、Calmブループリントのインポートと起動の方法について説明します。データベースのプロビジョニングに特化したブループリントについては、PostgreSQLおよびMariaDBプロビジョニングブル―プリントのための、Nutanix GitHubブループリントリポジトリをご覧ください。これらのブループリントや、それを使ってプロダクショングレードのデータベースをどのような形でアプリケーションに提供するかといった点については、今後のブログの中で説明していきたいと思います。   ブル

従来の課題を解消し、 確実な事業継続とディザスタリカバリを実現するHCI

本記事は2020年4月10日にEd Collins氏が投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 人生においていつも変わらないことは、「変化が起きる」ということです。   企業は、ITサービスに依存しながら、自らの生き残りをかけ、進化を遂げようとしています。現在の企業にとって、ITは生命線であると考える人もいます。一言で語るのは容易ではありませんが、一部の人々にとって、最先端のソリューションの導入や設定、そして維持は、基本的に非常に複雑であるため、ITの近代化は到底実現できない夢のようなものなのです。一方でテクノロジーは、それを採用できる経済的な余裕のある人々にとって、有効で美しいものとなっています。   しかし幸いなことに、ニーズとコストの間のギャップを埋めることができる、幾つかの先端のテクノロジーが存在します。このようなテクノロジーを適用できる対象の1つが、事業継続およびディザスタリカバリ (BCDR: Business Continuity and Disaster Recovery) 市場です。ビジネスクリティカルなワークロードをサポートする、強固なデータ保護とディザスタリカバリ (DR) ソリューションが必要であることに疑問を抱く人は居ないはずです。しかし全ての企業は、何を優先するべきかという課題に直面しています。拡大し続けるリモートワーカーの要求に対応するために、例えば仮想デスクトップインフラストラクチャー (VDI) などに追加予算を割り当てるのか、あるいは、災害やITシステムのダウンに備えた「保険」を選択するのかといった選択肢があります。これらは、先が見通せない状況の中で、世界の企業が行っている大きな決断なのです。それでは、余分な費用を投入することなく、双方の要件に応えられるとしたらどうでしょうか?ハイパコンバージドインフラストラクチャー (HCI) こそが、BCDRの悩みに対する答えとなります。   HCIは、ITソリューションを構築するための新しいモデルの先がけとして、日常と災害発生時の双方におけるビジネスクリティカルなIT運用のサポートに向けた企業の考え方に、大きな変化をもたらしました。もはやビジネスの継続を考える際、複雑さや追加費用を発生させる縦割りのITサイロの発生を心配する必要はありません。HCIでは、企業全体をカバーする単一のプラットフ

VDIの課題とその解決方法

 本シリーズの最初の記事 では、一元管理、セキュリティの向上および bring-your-own-device (BYOD)のサポート機能等、VDIと Desktop-as-a-Service (DaaS) の持つ主な利点について触れました。本記事ではVDIの構築で頻繁に見られる問題にフォーカスし、貧弱なユーザー体験、複雑なソリューション、膨れ上がるコストというVDI構築にかかわる三つの大きな課題についてお話しします。   課題1: 貧弱なユーザー体験 VDIプロジェクトを成功に導くには、素晴らしいユーザー体験を提供することが不可欠です。そのためには、ユーザー要件への対応や提供するパフォーマンスの最適化など、考慮すべき点をいくつか挙げることができます。   まず、エンドユーザーの要件を十分に理解することです。これができなければVDIのプロジェクトは上手くいきません。導入の初期段階から様々なユーザーに関与してもらい、そのニーズを満たせるようにしましょう。円滑にコミュニケーションをとることで、期待される内容を上手く管理することが重要になります。たとえ非常に高いパフォーマンスを提供できたとしても、VDIのソリューションとしての重要な機能が提供できていなければ、大きな差別化は図ることはできません。しかし、VDIプロジェクトの三分の一がこの点について十分に対応できていないというのが現状です。また、VDIプロジェクトのほぼ半数がパフォーマンスの問題を抱えています。パフォーマンスのニーズが明確であるように思える場合でも、必ずユーザーの視点を理解するようにしましょう。レスポンスの良いデスクトップやアプリケーションを提供することは重要ですが、注目すべき点がそれだけではない場合もあります。例えば医療の現場で複数の場所を行き来する臨床医の方にとっては、ログインにかかる時間が最も気になり、最も業務に影響をおよぼす指標になるでしょう。また、想定通りのパフォーマンスを常に提供できるという点も重要です。VDIサービスがほとんどの場合において、素晴らしいパフォーマンスを提供できていたとしても、時折、想定外にレスポンスが悪くなるといったことが発生すれば、ユーザーの満足度は下がってしまうでしょう。 また管理のしやすさも、VDIソリューション全体の満足度を決定する一要素といえます。管理が複雑だとユーザー

なぜプライベートクラウドなのか? — ITチームがイノベーションのリーダーになれるように高度化

本記事はSachi Sawamuraが2019年10月7日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 ITの役割は「舞台の裏方」から「収益を駆動」することへと急速に進化しつつあります。これは根本的にITがサポート役から企業のイノベーションを駆動するためビジネス部門へ参画する役割へと移り変わりつつあるということを意味しています。ビジネスの主なパートナーになるという期待とともに、ITリーダーはクラウド戦略を推し進めなければなりません。企業のITはイノベーションを駆動するためにクラウドサービスの採用を増加させてきています。例えば、AWSは百万のアクティブなエンタープライズユーザーを3年前に獲得しています。その年間成長率が50%程度で、昨年は売上高が$25Bに達しました。54,000ものデータベースが現在クラウドプラットフォームへ移行しています。貴社もそのうちの1社かもしれません。パブリッククラウドは全てのユースケースにとって理想的なものではない多くの企業はそれぞれのクラウドへの歩みを進め、そのクラウドが提供する柔軟性、拡張性、使いやすさの恩恵に預かっています。これらは全て、インフラストラクチャを管理しなくても良いということに端を発しています。しかし、この歩みの中にもギャップが残っています。というのも、サポートを受けるという発想から、イネーブラーへと移行する際にはITインフラストラクチャとサービスを本格的に考え直す必要があるからです。ITビジネスの変革に関連した以下のような状況を1つもしくは複数経験したことがあるかもしれません。移行の難しさ: ワークロードのパブリッククラウドへの移行は「リフト アンド シフト」の手順を踏まなければなりません。相互運用性やデータとアプリケーションの可搬性、データの整合性とセキュリティ、それ以外にも多くの課題があります。クラウドネイティブなアプリケーションだけが恩恵を受けられる: これはつまり、クラウドネイティブにアプリケーションを再構築するということです。不可能ではありませんが、高く付くことがあります。アプリケーションパフォーマンス: データは時にはアプリケーションが稼働しているパブリッククラウドと同じ場所に置かれてない場合があります。これはレイテンシの問題を生み出し、ミッションクリティカルアプリケーションにおいては非常に重要です。コンプライ

EraによるDBaaS(データベース・アズ・ア・サービス)

本記事はGlobal Solutions ArchitectのMaksim Malyginが2019年11月11日に投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。   皆様が日々利用されている会社のCRMから電話で遊んでいるゲーム、そして雑貨店のセルフサービスのPOSに至るまでの殆どのアプリケーションは、それがクラウドベースであれ、オンプレミスであれ、もしくはサービスとして提供されているにしても、データベースによって支えられています。こうしたアプリケーションによって利用されるデータベースはデータを操作、処理し、直接的にアプリケーションの拡張性やパフォーマンスに影響を及ぼしており、データベースのプラットフォームはビジネスの成功にとって重要な要となります。アプリケーションの数の急速な増加とともに、データベースの市場も同様に成長し、2026年までには$155.50Bに達すると予測されています(リンク)。 それと同時に、DBaaS(データベース・アズ・ア・サービス)が複雑なデータベースの管理の必要性とデータベース管理者やインフラストラクチャチームとのやり取りをせずに済むようにして、その代わりにアプリケーションの開発にフォーカスできるようにすることで開発者がどのようにデータベースを利用するのかを変革しつつあります。さぁ、どうやってそれが可能になるのか、そのやり方を詳しくみていきましょう。 もしもエンタープライズITの世界に少しでも身をおいたことがあるのであれば、「Everything-as-a-service(あらゆるものをサービス化)」(XaaS)するというアプローチについて聞いたことがあるかもしれません。そして、殆どの場合、従来からのアプローチでもうまく行っているのに、どうしてIT組織は何かをエンタープライズに向けてアズ・ア・サービスとして提供するべきなのかということを自問自答したのではないでしょうか?結論から言うと、ITをどのように利用・アクセスするのかということがお客様の目線から見るとこの10年で変化してしまっているということです。すでに世の中にはUber、Airbnb、そしてパブリッククラウドがあり、すぐに利用できて、利用しただけ支払うという利用モデルが新しいスタンダードになってしまっているのです。これがエンタープライズのITにも当てはまります ー 社内の顧客は迅速で簡

データ保護とディザスタリカバリのためのチェックリスト

本記事は2018年9月18日にInes Marjanovic氏が投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。   今日の企業は、データ保護という目標を追求する過程で、かつてないほど多くの障害を、そのセキュリティ環境で目のあたりにしています。最近の「Global Data Center Survey Report」に掲載された、データセンタービジネスの新しいトレンドには、驚くべき内容が数多くあります。信頼性や拡張性に優れたインフラストラクチャーを求める声が高まっていることは周知の通りですが、実態としては、極めて重要なデータに関連したプロセスの停止によって発生する問題が、既存のシステムに対する企業の信頼を悪化させているのです。   例えば、同レポートにおける回答者の31%が、深刻な影響をおよぼすシステムの停止を経験し、約80%が、自ら経験したシステム停止は、回避できたのではないかと回答しています。言うまでもなく、企業は、IoT以前にもデータセンターやROBO(リモートオフィスやブランチオフィス)を保護する必要がありました。しかしIoTが出現した後、企業は、コアとなるデータセンターだけでなく、エッジに存在するインフラストラクチャーの保護も求められるようになりました。 しかし幸いなことに、これらの課題にも対応できる、データ保護の近代化というトレンドが浮上してきました。このようなソリューションを理解し利用するためには、まずその動向を理解することが重要となります。その上で、自社が直面している課題が他の多くの企業と同じかどうかを判断し、自社のデータ保護要件を満たすことができる、アプリケーション固有のソリューションを構築します。それでは、動向を分析してみましょう。   データ データを何に使用しますか?どれぐらいのデータ量がありますか?どれだけの種類のデータがありますか?データの多様性に伴う複雑さもあり、データを保存する場所を決定することは、決して容易ではありません。データは、サーバーやデスクトップ、ブロック、ファイル、オブジェクトストレージ、そして様々なクラウド環境にも保存することができます。   要件 Enterprise Strategy Group (ESG) によれば、サービスの2/3は、2時間以内にリカバリできる必要があります。目標復旧時間

ServiceNowとNutanixの統合

本記事は2019年10月9日にPaul Harbが投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 Nutanixはエンタープライズの企業がパブリックとプライベートクラウド間のシームレスなエクスペリエンスを提供する完全なハイブリッドクラウド環境を必要としていると認識しています。Nutanixはイノベーティブな100%ソフトウェア定義のハイパーコンバージドインフラストラクチャとマルチクラウドサービスで業界をリードしており、お客様は規模を伴う環境の展開や自身のIT運用環境との統合の必要性を感じています。Nutanixはその豊富なAPIとX-Playのような製品におけるイノベーションによってこうした統合を実現しています。こうした領域において、我々はServiceNowとのより深く密な連携と、シームレスなIT運用とエンドユーザーエクスペリエンスを提供することにおいての戦略的なパートナーシップをアナウンスできることを誇らしく思います。我々の技術チームはServiceNowのSaaSサービスとNutanixインフラストラクチャの統合を実現するにあたり、彼らと非常に密に連携し、以下の領域にフォーカスしてきました:ServiceNOW CMDBのNutanixハイパーコンバージドインフラストラクチャの検知とモデリングでの統合 ServiceNowのイベント、インシデントとNutanixのアラートの統合、及びX-Playによるその修復 ServiceNOWのリクエスト管理とNutanix上にホストされている場合のCalmプラグインによるその対応図 1: Nutanix と ServiceNOW の統合フロー なぜこれが重要なのか?組織のIT環境がより大規模に、そして幅広くなっていくにつれて、ITプロセスはより確固たるもので、リスクを最小化、管理できるようなものを望むようになります。全てのエンドユーザーがITサービスを利用するにあたってよりシンプルな、単一窓口での方法を模索するようになり、全てを自動化したいと望むようになります!多くのプラットフォームが混在する状況において、ServiceNOWはそれら全ての集合地点であり、IT組織は1つの組の手順で、あらゆるプラットフォーム向けの普段利用するすべての承認フローをここにまとめようとしています。会社の収益や、人々の生活、金融市場への影響があるような

Nutanixが、パブリッククラウドから プライベートクラウドへのアプリケーションモビリティを発表

本記事2018年5月9日にMarc Trouard-Riolleが投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 Nutanixのお客様が、既存のワークロードをオンプレミスのNutanix Enterprise Cloudに移行するためのシンプルできめ細かな手段として、Xtract for VMsが発表されたのは、ちょうど7ヶ月前になります。お客様は、容易かつ迅速な移行手段によって、ワークロードを稼動できるようになるまでの時間や、価値提供までの時間を短縮することが可能になります。このような効果によって、Xtractは、何百社という非常に多くの企業に採用され、Microsoft WindowsやLinuxオペレーティングシステムをベースとした1万2,000ものVMを移行するために活用されてきました。 本日は、パブリッククラウドからのVMの移行を可能にする、Xtractのアプリケーションモビリティの次期リリースについて発表させて頂きたいと思います。   どんなVMの移行が可能になるのでしょうか?   Xtractの次期リリースでは、パブリッククラウドからNutanix Enterprise Cloudに対するVMの移行元として、Amazon Web Services (AWS) が追加されます。 なぜAWSからのVMの移行を発表したのですか?   自社で構築するのか、それともレンタルすべきかといういうテーマは、全ての企業が自問してきた課題です。パブリッククラウドにおける当初の戦略は、インフラストラクチャーをレンタルした方が簡単で安く済むというものでしたが、実際には、企業の優先事項が変わった場合、逆に時間やコストがかさむ結果となっていました。そこで、VMをパブリッククラウドやオンプレミスのインフラストラクチャーなど、別の場所に移そうという考えが浮上しました。   FacebookやDropboxといったパブリッククラウド環境からの移行を選択する企業は珍しくはありませんが、企業の規模に関わりなく、移行に伴う共通の課題が存在するのです。最近注目を集めているパブリッククラウドのサービス停止やレイテンシの問題が、企業のセキュリティやコンプライアンスに対する不安をさらに煽っています。   Nutanixでは、ベンダーロックインや高額な費用が発生することなく、

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