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本記事はNutanixのTechnical Marketing Engineer – NCI & SecurityのEric Waltersが2022年10月13日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  Nutanixのメリットシリーズを通して、Nutanixクラウドプラットフォームの多用途性、効率性、そしてレジリエンシーについてお伝えしてきました。このシリーズでは高いパフォーマンスとレジリエンシーを大規模環境においても実現するNutanixアーキテクチャのユニークな特性を取り上げてきました。エンタープライズグレードのレプリケーションと災害復旧(DR)と組み合わせ、Nutanixはお客様にハイパーバイザーの自由な選択肢とライセンスのポータビリティを提供できる優れたプラットフォームをご提供しています。加えて、Nutanixが単独のプラットフォームアプリケーションのニーズを満たす統合されたセルフサービスデータベース管理と完全に統合されたストレージをご提供することも確認してきました。これらのすべてのメリットは重要なものですが、昨今のようにエンタープライズにおいてセキュリティが最優先事項で語られるような状況においては、プラットフォームまたはデータがセキュアではない、ということになると、こうしたメリットは全て失われてしまいます。Nutanixはセキュリティを重要な要素として考え、レイヤー型アプローチでプラットフォーム、データ、そして最終的にはアプリケーションを網羅的に取り囲んで保護しています。 これから最もみなさまにとって重要なデータセキュリティについて掘り下げていきたいと思います。プラットフォームとアプリケーションのセキュリティの基本部分について取り上げていきますが、すべてを網羅するにはもう一つ別のシリーズが必要になってしまいます! プラットフォームセキュリティセキュリティは我々の Security development lifecycle (SecDL) プロセスを利用した開発のライフサイクルから始まります。  Nutanixはまた、セキュア構成管理および自動化(SCMA - Secure Configuration Management and Automation)でセキュリティベースラインを維持しており、自動的にセキュリティベースラインに合致しないあ

 本シリーズはNutanix本社のマーケティングチームが2022年の秋に投稿した記事の翻訳版シリーズです。上の画像でIDCが予測するように、2022年から2026年の4年間で生まれるアプリケーションの数は過去40年間かけて生み出されてきたアプリケーションの数に匹敵します。つまり、アプリケーションが生まれるスピードが10倍になっているのです。1年や2年に1回アプリケーションがアップグレードされるのではなく、アプリケーションは1-2ヶ月という頻度で更新されるようになります。このスピードに対応するためには5年に一度更新されるようなインフラストラクチャーでは間に合わなくなってきています。また、数週間に一度というアプリケーションのアップグレードにアプリケーションの停止を伴うようなアーキテクチャーもビジネス上許されなくなり、マイクロサービス型のアーキテクチャへと急速に移行していきます。この流れに対応するため、NutanixもHCIから(ハイブリッド&マルチ)クラウドプラットフォームへと進化を続けています。これまでのNutanix HCIのメリット(メリット1-5)をベースのテクノロジーとして、マルチクラウド(メリット6,7)、クラウドDBaaS(メリット 8)、マルチプロトコルデータサービス(メリット 9)、そして何よりも重要なマルチクラウドセキュリティ(メリット 10)の提供とクラウドプラットフォームとして進化を続けています。 ぜひ復習として1-5、さらにクラウドとしてのNutanixとして6-10をぜひご確認ください。 Nutanixのメリット その 1: 動的に分散されたストレージ Nutanixのメリット その2: 自動化されたアプリケーションを意識したデータ管理 Nutanixのメリット その3: パフォーマンスとキャパシティのためのシームレスなクラスタ管理 Nutanixのメリット その4: きめ細やかで効率性の高いスナップショット Nutanixのメリット その5: エンタープライズグレードのレプリケーションとディザスタリカバリ Nutanixのメリットその6: ハイパーバイザーの選択肢 Nutanixのメリットその7: 自由なライセンスポータビリティ Nutanixのメリットその8: 統合されたセルフサービスでのデータベース管理 Nutanixのメリット その9

Nutanixを NXだけでなくHPEやDellなど、皆さんの環境にある様々なサーバでお使いいただけることはご存知だと思いますが、OEMパートナーである Lenovo及び富士通環境についてご紹介します。・Lenovo HXシリーズ https://www.lenovo.com/jp/ja/p/WMD00000326エッジ環境向けモデルを含む豊富なラインナップが特徴で、OEMアプライアンスとHWとSWを分離した認定ノードでご利用できます。LenovoのDCSCツールでHXのHW構成やサポート及びサービスも柔軟に組むことができます。VDIやSAPを含む大手お客様環境の事例や病院への導入も多く、様々な環境へご検討いただけます。 ・富士通 XFシリーズ https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/integrated-systems/virtual/primeflex-nutanix/スモールスタートに適した 1CPUモデルや、中規模環境向け、大規模環境向けの高密度モデルなどお客様環境に応じたモデルを提供しています。認定ノードとして利用いただけますが、日本語による24時間365日対応するワンストップサポートも提供されています。MoveやFilesなどもお客様ご利用実績があり、検証情報にもとづく情報提供や導入時の支援、セミナーにおいて使い方の紹介も行われ、アセスメントサービスなどもあり、エンタープライズ環境への導入は定評があります。いずれの環境においても評価環境もご用意され、Nutanixを初めて検討される方や試してみたいという方に対するご支援もありますので、各社のご相談窓口よりお気軽にお問合せください。Nutanixでご利用いただけるパートナ各社の状況をご覧いただき、各プラットフォームの詳細はパートナー各社へお問合せくださいますようお願いいたします。また、ディストリビューター各社からも 各パートナーソリューションを活用いただけます。OEM Partnerships (nutanix.com)https://www.idaten.ne.jp/portal/page/out/css/hci/thinkagilehx.htmlhttps://licensecounter.jp/engineer-voice/blog/articles

本記事はRaghav Tulshibagwale氏が 2021年3月10日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  本日の記事では、また新たなゲストライターを紹介させていただきます。皆さん、Nutanixのスタッフエンジニア、Raghav Tulshibagwaleにご挨拶を!本日の記事では、継続的なシリーズの第1弾として、Raghavが私たちをNutanixにおけるRocksDBの旅へと案内してくれます。そしてRocksDBがNutanixプラットフォームアーキテクチャの様々な側面にどのように適用されているのかをご紹介します。私がRaghav自身よりもうまく説明することは到底できませんので、さっそく始めましょう! はじめに2016年初めのアーキテクチャ検討会以来、Nutanixエンジニアチームは、分散ストレージファブリックの3つの大きな目標、すなわち、持続的でランダムな書き込み性能の向上、大容量ディープストレージノードのサポートの追加、バックグラウンドでのデータ管理の効率化に取り組んできました。これらの目標を明確にし、詳細を詰めていくうちに、私たちの限界要因はアーキテクチャ自体にあることに気づきました。さらに改善し、将来のスケーラビリティ(拡張性)のニーズに対応するには、Nutanixでのメタデータの保存方法を完全に再構築する必要がありました。メタデータをデータに近づけるという私たちの最大の目的には、メタデータを保存するための新しい基盤コンポーネントが必要でした。すでにうまく機能しているシステムに、まったく新しいコンポーネントを導入するのは、リスクの高い試みです。最終的にオープンソースのキーバリューストア(KVS)であるRocksDBを選択しましたが、これはあらゆる選択肢を調査し、それぞれの潜在的なコストと効果を考慮した結果です。オープンソースのソリューションが、十分な信頼性と耐久性を持ち、私たちのチームが数カ月で十分なノウハウを身につけ、そのコンポーネントを本当に自分たちのものにできるのかを確かめたかったのです。このブログシリーズの最初の記事では、専門用語、自律エクステントストア(AES)プロジェクトの全体要件、新しいコンポーネントの選択基準、エクステントストア用のRocksDB展開の概要、現在RocksDBを使用している他のNutanix製品およびコンポー

本記事は Luke Congdon氏、 Andy Daniel氏、 Aaron Delp氏が 2022年10月26日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  Nutanixと当社のお客様は、常にデータセンターにおける選択肢を受け入れてきました。Nutanix Cloud InfrastructureとNutanix Unified Storageは、数千にも及ぶお客様の、仮想マシン内と、Kubernetesを活用した、マイクロサービスベースのモダンなコンテナ内のアプリケーションが混在する環境において、容易かつ、エンタープライズクラスの運用とソリューション、そして拡張性を提供しています。本日、ミシガン州デトロイトで開催されたKubecon North Americaにおいて、今年初めにお約束した、Nutanixマネージドインフラストラクチャ上でのAmazon EKS AnywhereのGAサポートの実現ができたことを、嬉しく思っています。  Amazon EKS Anywhereは、Nutanix上にKubernetesクラスタを展開するためのエンタープライズクラスのソリューションで、クラスタの作成と運用を簡素化します。デフォルトのコンポーネント構成、統合されたサードパーティソフトウェア、およびAmazon EKSと一貫性のあるツールが含まれています。いったんインストールすれば、Amazon S3、Amazon RDS、Amazon API Gatewayなどを含めた、多くのAWSサービスを追加活用することができます。EKS Anywhere自体には、デフォルトの構成、コンテナランタイム、CNI、および複数の認証オプションが含まれています。 Nutanixは、あらゆるアプリケーションを実行するためのフルスタックかつスケーラブルなソフトウェア・ディファインドプラットフォームを提供する、最新のアプリケーションに最適なプラットフォームです。これには、Volumes、Objects、Files、Nutanix Database Service(NDB)など、ステートフルなアプリケーションのニーズに応える、柔軟で安全なエンタープライズグレードのデータサービスや、Amazon EKS Anywhereや参加するKubernetesランタイムプロバイダ向けの統合オープンソースク

はじめにPrism Centralには、OVAエクスポート・インポート機能がありますが、Prism CentralでAHVからエクスポートしたOVAをESXiへインポートして起動すると、画面がフリーズしたり、再起動を繰り返したり、vDISKをうまく読み込めなかったりして、結果使えなかったという経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は私も以前この機能でAHV上のVMをOVA(vmdk)エクスポートし、ESXiへインポートするということを試したのですが、うまくいかずあきらめたことがあります。ただ今回、色々試してみてうまくいったので内容を共有します。▽テストした環境エクスポート元: AOS 6.5.1.5 AHV 20201105.30417 Prism Central pc.2022.6インポート先(1): vCenter 7.0 U3g 20150588, ESXi 7.0 U3f 20036589インポート先(2): vCenter 6.7 U3 14368073, ESXi 6.7 U3 14320388 上手くいかない場合に試したいこと(AHV to ESXi)① ESXiにインポートした仮想マシンの設定画面で「ゲスト OS ファミリ」と「ゲスト OS バージョン」を適切な値に変更する。OVAをインポートした時点では、なぜか「その他」「その他(32 ビット)」と表示されます。② 同じく仮想マシンの設定画面で SCSI コントローラーを「LSI Logic SAS」に変更します。OVAインポートした時は「LSI Logic パラレル」が選択されているのですが、Windowsではすでにこのコントローラーはサポートされておりません。私の環境では、この設定によって仮想マシンが起動できるようになりました。初回起動時はマウスポインタの動きがかなり悪いのでご注意ください。キーボードを駆使して、VMware Toolsを何とかインストールして再起動すると解消します。Prism CentralのOVAエクスポート・インポートがうまくいかない場合はぜひ試してみてください。

本記事はHarshit Agarwal氏 と Gary Little氏がNutanix.Devに2022年4月20日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 はじめにNutanix分散型ファイルシステム(NDFS)上では、仮想ディスク(vDisk)はクライアント(仮想マシンまたはコンテナ)がディスクの形態で利用できる、フラットな論理ストレージ空間です。このようなvDiskが各ノード上に複数存在し、I/Oを行うことで、クラスタの全リソースを効率的に利用できるようにシステムが設計されています。ですが、ユーザーのワークロードが、複数の仮想ディスク(vDisk)にまたがらない場合もあります。例えば、顧客がNutanixのハイパーコンバージド・プラットフォームに少数の巨大ボリュームを持つレガシー3層構成から移行したい場合、利用できるリソース(CPU、ディスク帯域、メモリ)があっても、ストレージサービスは最大のパフォーマンスを提供できない可能性があります。このようなユースケースは、リフト&シフトのワークロードに限らず、以下のシナリオでも単一仮想ディスク(Single vDisk)のパフォーマンスが重要である考えてきました。アプリケーションが複数ディスクの使用をサポートしていない場合。 PoC時のベンチマーク・シナリオで、従来のシステムとNutanix HCIの仮想ディスクのパフォーマンスを比較する場合。 課題AOSのストレージは、Stargateと呼ばれる各々の仮想ディスク(vDisk)に対してコントローラーを保持するプロセスですべてのI/Oを管理しています。ワークロードでランダムにデータの読み取りを実行している間に、仮想ディスク(vDisk)コントローラは、CVM内の使用可能なCPUのキャパシティをすべて利用することはできず、単一のCPUへ制限されていました。仮想ディスクコントローラーは、設計段階でシングルスレッドとなっています。これによって、仮想ディスクコントローラーのコードをシンプルなまま、効率的に、vDiskをロック状態にすることなく、全てのデータ構造にアクセスできるからです。システム全体としての性能はvDiskの数によって拡張されますが、1台のvDiskの性能自体は単一のCPUコア/スレッドの性能によって制限されます。 ソリューションこの課題を克服するためには、単一

 本記事はAnoop Jawahar氏 および Sandeep Madanala氏が 2021年10月4日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  歴史、背景、動機Nutanixクラウドオペレーティングシステムは、Webスケール、スケールアウトな設計を通じて、高可用性、レジリエンス、障害無害化能力とともに、包括的なストレージとコンピュートの仮想化を提供し、オンプレミスのデータセンターでパブリッククラウドのエクスペリエンスを、提供しています。当社のソフトウェアの基盤となる2つの主な技術は、Nutanixの分散ストレージと、コンピュート管理のためのKubernetesベースのマイクロサービス・プラットフォーム(MSP)です。あらゆるパブリッククラウドサービスで同じようなテクノロジーを利用することができます。例えば、ストレージであればAmazon Web Services(AWS)のElastic Block Store(EBS)やAzureのマネージドディスク、コンテナのオーケストレーションであればAWS Elastic Kubernetes Service(EKS)、Azure Kubernetes Service(AKS)、Google Kubernetes Engine(GKE)などが挙げられます。 今日の分散型データベースやデータサービスは、こうしたクラウドインフラストラクチャーの構造を活用することで、より軽量で先進的なものになります。また、モダンなデータアプリケーションは、あらゆるパブリッククラウドやプライベートクラウドで実行できるように、一定の原則に従う必要があります。アプリケーションをクラウド対応にするには、通常、オープンソースのAPI標準へ準拠したり、標準化されたiSCSIストレージをエンドポイントとしたり、インフラストラクチャ運用管理用のKubernetes(K8s)のようなオープンコンテナオーケストレーションフレームワークが必要です。 Nutanix ObjectsチームがChakrDBとの協業を開始したとき、Nutanixの開発チームは当社のクラウドOS上のストレージサービスを作成していました。Nutanix Objectsは、非構造化データ向けのS3準拠のハイブリッドクラウドストレージで、クラウドの構造を活用できるよう構成されています。クラウ

Nutanix Clustersを評価したクラウド技術の性能検証の専門家が、 クラウド環境におけるよりよい経済運用を見出すヒントを提言します。本記事は Tom Mangan氏が 2023年3月28日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  クラウドに経済的なメリットはあるのでしょうか?Tony Palmerは「それは、そのとおりです。ただ、どういった点に目を向けるべきかが問題なのです。」と述べています。Palmerは、マサチューセッツ州ボストン郊外のニュートンに拠点を置く技術コンサルティンググループ、Enterprise Strategy Group [esg-global.com] (ESG、TechTargetの一部門)の主席検証アナリストです。ESGが得意とする専門性のうちのひとつが、一般的なエンタープライズ・テクノロジーの有効性を検証し、その検証結果を徹底的にレポートすることです。「技術検証には、製品やソリューションが謳い文句通りに機能するかどうかを確認するテストの要素があります。」と、Palmer氏はThe Forecast by Nutanixのインタビューに答えています。Palmer氏は、検証がハードウェアやソフトウェアの性能を文書化するだけではなく、テクノロジーソリューションのビジネス価値をも実証しなければならないのであると、言及しています。 クラウドの経済的な利点とは?クラウドの経済的利点を検証することは、テクノロジー・アナリストに共通する楽しみです。クラウドがアジリティ(俊敏性)、スピード、スケールを提供することに疑いの余地はありません。しかし、クラウドの効率性についてはどうでしょうか。クラウドのコストは通常、クラウドの利用量と連動して上昇するため、その際のクラウドの効率性はより大きな課題となります。この板挟み的な難題は、2021年にシリコンバレーのベンチャーキャピタルであるAndreesen-Horowitz氏が発表した、影響力のある記事に端を発しています。この記事は、あることを指摘しています。企業のエンタープライズクラウドの導入が拡大するにつれ、企業のコストは爆発的に上昇し、結果、時価総額が数十億円減少している、すなわち、市場シェアの拡大や顧客体験の変革など、より差し迫った問題に費やした方が良い資金がクラウドのために費やされている、という