198 Topics

ドライブ障害の比較 - Nutanix ADSF vs VMware vSAN

本記事は2020年2月19日にJosh Odgers氏によって投稿された記事の翻訳版です。原文は こちら。本シリーズの索引はこちら。 このシリーズの最初の記事では、同じハードウェア上におけるNutanix ADSFとVMware vSANの、実際の使用可能な容量を比較しました。 Nutanixが約30~40%多くの使用可能な容量を提供することがわかりました。 次に重複排除と圧縮の技術を比較したところ、NutanixはvSANよりも容量効率、柔軟性、回復力、パフォーマンスの面で優れていることがわかりました。 次にイレイジャーコーディングについて調査し、Nutanixの実装(EC-Xと呼ばれる)は、リアルタイムにパフォーマンスとキャパシティ効率性のバランスを保つ、ダイナミックかつフレキシブルなものであることを学びました。 次に、私たちは両方のソリューションでどのように容量を拡張できるか、という議論を行いました。vSANには多くの制約があり、拡張の魅力を失わせていることがわかりました。 しかしながら、NutanxのvSANに対するこれらの優位性は、前提としてプラットフォームが障害に対する高い回復力を持っていなければ意味がありません。 このパートでは、オールフラッシュの一般的なハードウェア構成において、両プラットフォームがどのようにして様々なドライブ障害シナリオを処理し、復旧を行うかについて説明します。 最近、あるDell EMC の従業員の方から、これまでのサンプルでは最も広く利用されているハードウェアを使用していない、というご指摘を受けましたので、今回はアーロン氏がイチオシの VxRail E シリーズを使用してみます。Eシリーズは、10本の2.5インチドライブをサポートしています。よくオススメされる、10本の1.92TBのドライブを搭載したオールフラッシュ構成にしましょう。(アーロン、どういたしまして!) VxRail Eシリーズでは、vSANは2つのディスクグループを作成する構成をとります。興味深いことに、1つのディスクグループは最大7つのキャパシティドライブしかサポートできないため、2つのディスクグループを作成せざるを得ないというのがその内実です。 Nutanixに馴染みのない方のために補足しておくと、Nutanixにはディスクグループのような概念や煩わしさはなく

NutanixとHYCUでセキュリティ強化!ランサムウェアだって怖くない!

こんにちは、HYCU(ハイク)の吉田です。   前回は、10の特長のうち9つまでご紹介しましたので、今回は最後のセキュリティ対策についてご紹介したいと思います。   と、その前に・・・ HYCUでは45日間使えるフリートライアル版をご提供しています。是非お試しください。 フリートライアルのご依頼はこちらから。 https://www.hycu.com/tryhycu/   様々なバックアップベンダーがセキュリティ強化の一環として、イミュータブルストレージにデータを保存し、バックアップデータが安全であることを強調しています。それはその通りだと思いますが、では、データ保護基盤自体の脆弱性とか、日々の作業ミスや悪意のある操作からどうデータを守るのか?と言う視点でみると、ベンダーによって大きな違いがあると思います。この点について、HYCUの特長をご紹介したいと思います。   こちらがグローバルで使われているスライドです。   ちなみに、私が使っているスライドはこちら   レイアウトは異なりますが、意図するところは同じです。   それでは一つずつみていきましょう。(※前回のブログと重複する箇所があります。) 1.HYCUはNutanix上に展開するCentOSベースの仮想アプライアンス = バックアップサーバーです。また、カーネルやユーザースペースに対する脆弱性攻撃から防護するためにハードニングされています。OSを構築してバックアップソフトをインストールする製品と異なり、最初からセキュリティ対策がバッチリ施されているんですね。(そもそもLinuxはWindowsに比べて攻撃対象になりにくい?)構築が楽なのもありますが、OSの脆弱性を突かれた攻撃には強いと言えます。   2.以前のブログでも触れましたが、製品のアップグレードは5分でできます。https://next.nutanix.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0-70/nutanix-mine-with-hycu%E3%81%AEhycu%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95-37685 元々のマシンには手を加えずに名前を変えて保存しておきます。そして新

データ保護とディザスタリカバリのためのチェックリスト

本記事は2018年9月18日にInes Marjanovic氏が投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。   今日の企業は、データ保護という目標を追求する過程で、かつてないほど多くの障害を、そのセキュリティ環境で目のあたりにしています。最近の「Global Data Center Survey Report」に掲載された、データセンタービジネスの新しいトレンドには、驚くべき内容が数多くあります。信頼性や拡張性に優れたインフラストラクチャーを求める声が高まっていることは周知の通りですが、実態としては、極めて重要なデータに関連したプロセスの停止によって発生する問題が、既存のシステムに対する企業の信頼を悪化させているのです。   例えば、同レポートにおける回答者の31%が、深刻な影響をおよぼすシステムの停止を経験し、約80%が、自ら経験したシステム停止は、回避できたのではないかと回答しています。言うまでもなく、企業は、IoT以前にもデータセンターやROBO(リモートオフィスやブランチオフィス)を保護する必要がありました。しかしIoTが出現した後、企業は、コアとなるデータセンターだけでなく、エッジに存在するインフラストラクチャーの保護も求められるようになりました。 しかし幸いなことに、これらの課題にも対応できる、データ保護の近代化というトレンドが浮上してきました。このようなソリューションを理解し利用するためには、まずその動向を理解することが重要となります。その上で、自社が直面している課題が他の多くの企業と同じかどうかを判断し、自社のデータ保護要件を満たすことができる、アプリケーション固有のソリューションを構築します。それでは、動向を分析してみましょう。   データ データを何に使用しますか?どれぐらいのデータ量がありますか?どれだけの種類のデータがありますか?データの多様性に伴う複雑さもあり、データを保存する場所を決定することは、決して容易ではありません。データは、サーバーやデスクトップ、ブロック、ファイル、オブジェクトストレージ、そして様々なクラウド環境にも保存することができます。   要件 Enterprise Strategy Group (ESG) によれば、サービスの2/3は、2時間以内にリカバリできる必要があります。目標復旧時間

DBaaS時代のセルフサービス

本ポストは、Nutanixテクニカルマーケティングエンジニアである、Michael Haighが2019年5月22日にNext Communityに投稿したものです 原文はこちら。   (タイトル別名:Nutanix CalmによるNutanix Era向け統合セルフサービス)   Nutanix Eraは、データベース管理の自動化とシンプル化を図るためのソフトウェアスイートであり、データベースのプロビジョニングやライフサイクル管理 (LCM) において、1-クリックで対応できるシンプルさや、意識する必要がないインビジブルな運用を実現します。1-クリックでのデータベースプロビジョニングや、本製品で最初のサービスとなるコピーデータ管理 (CDM) を備えたNutanix Eraによって、DBAはデータベースのプロビジョニングやクローニング、リフレッシュ、さらにあらゆる時点のデータベースのバックアップなどを行うことができます。   APIファーストのNutanix Eraアーキテクチャーでは、Nutanix Calmなどユーザーが好むセルフサービスツールと、容易に連携できるようになっています。DBAやインフラストラクチャーのシステム管理者は、Eraで管理するデータベースのプロビジョニングやクローンを開発担当者がセルフサービスで使用できるよう、Eraに特化したCalmのブループリントを作成することができます。これによってDBAやインフラのシステム管理者は、Eraの管理者用アカウントを誰とも共有する必要なく利用することが可能となり、また開発担当者は、必要に応じてデータベースのプロビジョニングやクローンの生成が可能となります。   このブログポストでは、Eraが管理する既存のデータベースのクローンを生成する、Calmブループリントのインポートと起動の方法について説明します。データベースのプロビジョニングに特化したブループリントについては、PostgreSQLおよびMariaDBプロビジョニングブル―プリントのための、Nutanix GitHubブループリントリポジトリをご覧ください。これらのブループリントや、それを使ってプロダクショングレードのデータベースをどのような形でアプリケーションに提供するかといった点については、今後のブログの中で説明していきたいと思います。   ブル

IDCのホワイトペーパーがNutanixがビジネスの俊敏性と価値を推進することを顕す

本記事Steve Kaplan氏およびGreg White氏が2020年1月31日に投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 良く様々な組織がこれまでのSANベースのインフラストラクチャでは実現することの叶わなかった俊敏性や市場への投入時間の短縮という希望を持って「クラウドファースト」を検討、もしくは採用していると耳にします。例えば、このグローバルの不動産企業のチーフクラウドオフィサー(CCO)は以下のようなことを会話の中で教えてくれました(このお客様はNutanixのお客様になったということを付け加えておきます): 「Nutanixの描く全て、パブリッククラウドのような俊敏性、シンプルさ、そして拡張性を自身のデータセンタへもたらすという全てを手に入れることができました ー ですが、今でさえ我々はパブリッククラウドプロバイダーが本当に安いという点でまだそれに執着しているのです。」   一方で、パブリッククラウドに向けてアプリケーションをリフト&シフトしながら移行、運用していくことは大抵の場合、思ったよりも高く付く場合が多いです。上の引用のチーフクラウドオフィサーのように多くの方が気づいているように、パブリッククラウドはレガシーインフラストラクチャに比べると安くなりますが、HCI上にビルドインされた新しいテクノロジーと比べた場合はそうはなりません。HCIもまた、パブリッククラウドと同じようなエクスペリエンスを提供しているのです。 Nutanixがスポンサーした最近のIDCのホワイトペーパー Organizations Leverage Nutanix Enterprise Cloud as Scalable, High-Performing, and Cost-Effective Infrastructure Foundation (Nutanix Enterprise Cloudを拡張性を備えた、高性能のコスト効率の良いインフラストラクチャ基盤として活用した組織)によると、5年間、レガシーな代替環境を運用したときに比べ、Nutanix Enterprise Cloudを展開した場合に比べ、平均して62%のコスト低減を実現しており、もっとも経済上大きな効果をもたらした項目は、Nutanixによって提供される俊敏性、シンプルさ、高速性、増分拡張のようなクラ

Nutanix Cloud NativeでEnterprise Kubernetesを正しく実行

本記事は2019年4月16日にMichael Haigh氏とMaryam Sanglaji氏が投稿した記事の翻訳版にNutanix Solutions Architect - AutomationのSho Uchidaが一部改編を加えました。 原文はこちら。   あなたの組織は取り残されていませんか?   DevOpsの手法を採用する組織が増えてきており、成功している組織は同業他社よりも競争上の優位性を得ていることが明らかになってきています。2016年のState of DevOpsレポートの次のような結果を考えてみましょう。"業績の高い組織は、開発スループットの面で業績の低い同業他社を決定的に上回っています。業績の高い組織は、業績の低い組織の200倍の頻度でデプロイを行い、リードタイムを2,555倍に短縮しています。また、リカバリが 24 倍速く、変更の失敗率が 3 倍低くなっており、業績の低い組織を大幅に上回り続けています。"   しかし、このような変化は一夜にして起こるものではありません。それには通常、劇的な文化的シフト、従前とは異なるアプリケーションアーキテクチャ、そして高度な自動化が必要です。最も成功しているDevOps組織は、「クラウドネイティブ」アプリケーションを採用しています。これは、オープンAPIを備えた疎結合のマイクロサービスであり、伝統的に高度な自動化機能を備えたパブリッククラウドインフラストラクチャ上に展開されています。2017年のState of DevOpsレポートでは、「疎結合のアーキテクチャとチームは、継続的なデリバリ実現に向けた最強の武器である」ことが明らかになっています。より高いITパフォーマンスを実現したいのであれば、緩く結合されたサービス、つまり互いに独立して開発・リリースできるサービスと、変更を行う権限を与えられた緩く結合されたチームへの移行を開始しましょう。疎結合なチームとサービスのメリットは、スループットの向上、品質と安定性の向上です。   従来、クラウドネイティブアプリケーションを成功させるために必要なインフラストラクチャは、パブリッククラウドに限定されていました。しかしながら、この常識はもう通用しません。管理者はNutanix Cloud Nativeを使用することで、開発者が次世代のアプリケーショ

「緊急時には、このボタンを押して」 どんな状況でも、「あらゆる場所から業務の遂行」を可能に、しかも、わずか5つのステップで(その 1)

本記事は2020年3月4日Ruben Spruijt氏が投稿した記事の翻訳版の前半部分です。 原文はこちら。   私達は、24時間365日、絶え間なく変化し続けるビジネスの世界に生きています。そこは何が起きても不思議ではない、不確実性に満ちた世界です。自然災害に遭遇したり、マウンテンバイクで転倒して鎖骨を折ってしまうこともあるでしょう。一旦災害が発生すれば、個人にも仕事にも影響がおよびます。例えば、列車の運行停止や橋の倒壊によって、通勤ができなくなるかも知れません。洪水や台風、さらに火災といったあらゆる自然災害が、日常的な「会社に出勤する」という行動を妨げるのです。(ここ数ヶ月で、誰もが否応なしに認知するようになった)感染症の流行によって、会社から出勤を控えるよう要請されたり、政府によって自宅に留まるよう命じられたりする場合さえあります。   今日の企業は、これら全ての要因に照らし合わせる形で、エンドユーザーコンピューティング戦略の再評価を行っており、いかなる状況でも俊敏性を保ち、社員の方々の生産性を高めることのできる、融通の利くソリューションを探し求めています。DaaS (Desktop-as-a-Service) は、「あらゆる場所からの仕事の遂行」を可能にし、従来のVDIのような配信やメンテナンスに関わる問題のない、アプリやデータへの安全なアクセスを実現する仕組みとして、急激に頭角を現してきています。   本ブログポストでは、DaaSであるNutanix Xi Frameが、いかにディザスタリカバリや緊急時のプラン策定に最適なテクノロジーであり、また、これによってユーザーが、事実上どこからでも、どんなデバイスからでも仕事ができるようになるかという点について、皆様と情報を共有したいと思います。   DaaSであるべき理由、そしてFrameであるべき理由とは?   Nutanix Xi Frameは、どんなデバイス、そしてどんな場所からでもアプリへのアクセスを可能にするDaaS (Desktop-as-a-Service) ソリューションです。Frameでは、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloud Platformといったクラウド環境や、Nutanix AHVを使ったオンプレミスのデータセンターからの、仮想アプリやデスクトップの提供を可能

VDIの課題とその解決方法

 本シリーズの最初の記事 では、一元管理、セキュリティの向上および bring-your-own-device (BYOD)のサポート機能等、VDIと Desktop-as-a-Service (DaaS) の持つ主な利点について触れました。本記事ではVDIの構築で頻繁に見られる問題にフォーカスし、貧弱なユーザー体験、複雑なソリューション、膨れ上がるコストというVDI構築にかかわる三つの大きな課題についてお話しします。   課題1: 貧弱なユーザー体験 VDIプロジェクトを成功に導くには、素晴らしいユーザー体験を提供することが不可欠です。そのためには、ユーザー要件への対応や提供するパフォーマンスの最適化など、考慮すべき点をいくつか挙げることができます。   まず、エンドユーザーの要件を十分に理解することです。これができなければVDIのプロジェクトは上手くいきません。導入の初期段階から様々なユーザーに関与してもらい、そのニーズを満たせるようにしましょう。円滑にコミュニケーションをとることで、期待される内容を上手く管理することが重要になります。たとえ非常に高いパフォーマンスを提供できたとしても、VDIのソリューションとしての重要な機能が提供できていなければ、大きな差別化は図ることはできません。しかし、VDIプロジェクトの三分の一がこの点について十分に対応できていないというのが現状です。また、VDIプロジェクトのほぼ半数がパフォーマンスの問題を抱えています。パフォーマンスのニーズが明確であるように思える場合でも、必ずユーザーの視点を理解するようにしましょう。レスポンスの良いデスクトップやアプリケーションを提供することは重要ですが、注目すべき点がそれだけではない場合もあります。例えば医療の現場で複数の場所を行き来する臨床医の方にとっては、ログインにかかる時間が最も気になり、最も業務に影響をおよぼす指標になるでしょう。また、想定通りのパフォーマンスを常に提供できるという点も重要です。VDIサービスがほとんどの場合において、素晴らしいパフォーマンスを提供できていたとしても、時折、想定外にレスポンスが悪くなるといったことが発生すれば、ユーザーの満足度は下がってしまうでしょう。 また管理のしやすさも、VDIソリューション全体の満足度を決定する一要素といえます。管理が複雑だとユーザー

リモートワークを迅速かつ安全にサポートする方法

本記事は2020年3月26日Aaron Delp氏が投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。   私達は、未知のIT領域に踏み込もうとしています。テクノロジストあるいはソリューションアーキテクトとして、私達は常に変化する状況に対処していますが、直近で直面する課題もこれは同様です。昨日までビジネスを支配してきた法則が、根本的かつ瞬時に変化していきます。   Nutanixのお客様は、事業継続のためのリモートワークの拡大についてのサポートを求めています。本ブログでは、今、このようなソリューションを必要としているお客様やIT担当者の方々に向け、提供可能な選択肢を共有させて頂き、出来る限り早くそれを実現するための手順をご紹介したいと思います。 選択肢: VDI、SaaS、またはその両方 リモートワークをすぐに開始したい皆様のために、Nutanixは2つの選択肢を用意しています。   既存のソリューションがない状況ですか?それでは、今、ここから始めましょう。 既存のソリューションを持ち合わせていない企業の皆様のために、Nutanixでは、DaaS (Desktop-as-a-Service) である Xi Frameの、30日間無料トライアルを用意しています。これによって、社員の皆様は、どこからでも迅速かつ安全に仕事ができるようになります。どれだけ簡単に開始することができるか(本当に簡単です!)をご紹介するために、Frameの導入手順を5つのステップに分けて解説したものがこちらになります。   既にVDIソリューションを持っているが、さらに拡張したい場合 仮想デスクトップと仮想アプリを既に利用している企業様の場合、事前設定済みのソフトウェア、ハードウェア、サービスを提供するNutanix FastTrack for VDIを使って、記録的なスピードで数千人規模の社員の方々をサポートすることができます。   ハイブリッドな手法を採用したい場合 企業の要件によっては、ハイブリッドな形態がベストな選択肢となることもあります。VDIは、長期プロジェクトや柔軟性がそれほど問題とならない、定常的な状態にあるリモートワークのニーズに適しています。迅速なプロビジョニングや従量課金モデルの選択が可能なDaaSの場合には、季節変動やテンポラリでのリモートワークといった状況でメリットが得られます

従来の課題を解消し、 確実な事業継続とディザスタリカバリを実現するHCI

本記事は2020年4月10日にEd Collins氏が投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 人生においていつも変わらないことは、「変化が起きる」ということです。   企業は、ITサービスに依存しながら、自らの生き残りをかけ、進化を遂げようとしています。現在の企業にとって、ITは生命線であると考える人もいます。一言で語るのは容易ではありませんが、一部の人々にとって、最先端のソリューションの導入や設定、そして維持は、基本的に非常に複雑であるため、ITの近代化は到底実現できない夢のようなものなのです。一方でテクノロジーは、それを採用できる経済的な余裕のある人々にとって、有効で美しいものとなっています。   しかし幸いなことに、ニーズとコストの間のギャップを埋めることができる、幾つかの先端のテクノロジーが存在します。このようなテクノロジーを適用できる対象の1つが、事業継続およびディザスタリカバリ (BCDR: Business Continuity and Disaster Recovery) 市場です。ビジネスクリティカルなワークロードをサポートする、強固なデータ保護とディザスタリカバリ (DR) ソリューションが必要であることに疑問を抱く人は居ないはずです。しかし全ての企業は、何を優先するべきかという課題に直面しています。拡大し続けるリモートワーカーの要求に対応するために、例えば仮想デスクトップインフラストラクチャー (VDI) などに追加予算を割り当てるのか、あるいは、災害やITシステムのダウンに備えた「保険」を選択するのかといった選択肢があります。これらは、先が見通せない状況の中で、世界の企業が行っている大きな決断なのです。それでは、余分な費用を投入することなく、双方の要件に応えられるとしたらどうでしょうか?ハイパコンバージドインフラストラクチャー (HCI) こそが、BCDRの悩みに対する答えとなります。   HCIは、ITソリューションを構築するための新しいモデルの先がけとして、日常と災害発生時の双方におけるビジネスクリティカルなIT運用のサポートに向けた企業の考え方に、大きな変化をもたらしました。もはやビジネスの継続を考える際、複雑さや追加費用を発生させる縦割りのITサイロの発生を心配する必要はありません。HCIでは、企業全体をカバーする単一のプラットフ

Nutanixが、パブリッククラウドから プライベートクラウドへのアプリケーションモビリティを発表

本記事2018年5月9日にMarc Trouard-Riolleが投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 Nutanixのお客様が、既存のワークロードをオンプレミスのNutanix Enterprise Cloudに移行するためのシンプルできめ細かな手段として、Xtract for VMsが発表されたのは、ちょうど7ヶ月前になります。お客様は、容易かつ迅速な移行手段によって、ワークロードを稼動できるようになるまでの時間や、価値提供までの時間を短縮することが可能になります。このような効果によって、Xtractは、何百社という非常に多くの企業に採用され、Microsoft WindowsやLinuxオペレーティングシステムをベースとした1万2,000ものVMを移行するために活用されてきました。 本日は、パブリッククラウドからのVMの移行を可能にする、Xtractのアプリケーションモビリティの次期リリースについて発表させて頂きたいと思います。   どんなVMの移行が可能になるのでしょうか?   Xtractの次期リリースでは、パブリッククラウドからNutanix Enterprise Cloudに対するVMの移行元として、Amazon Web Services (AWS) が追加されます。 なぜAWSからのVMの移行を発表したのですか?   自社で構築するのか、それともレンタルすべきかといういうテーマは、全ての企業が自問してきた課題です。パブリッククラウドにおける当初の戦略は、インフラストラクチャーをレンタルした方が簡単で安く済むというものでしたが、実際には、企業の優先事項が変わった場合、逆に時間やコストがかさむ結果となっていました。そこで、VMをパブリッククラウドやオンプレミスのインフラストラクチャーなど、別の場所に移そうという考えが浮上しました。   FacebookやDropboxといったパブリッククラウド環境からの移行を選択する企業は珍しくはありませんが、企業の規模に関わりなく、移行に伴う共通の課題が存在するのです。最近注目を集めているパブリッククラウドのサービス停止やレイテンシの問題が、企業のセキュリティやコンプライアンスに対する不安をさらに煽っています。   Nutanixでは、ベンダーロックインや高額な費用が発生することなく、

Xi Clusters: 完全なるハイブリッド

本記事は2019年5月8日のCTO, Cloud ServicesのBinny Gillによる記事の翻訳版です。 原文を参照したい場合は[url=https://www.nutanix.com/blog/xi-clusters-the-rise-of-the-true-hybrid.html]こちら[/url]。 5億年ほど前、海の生き物は陸上への進出を開始しました。多くの試行錯誤を通しての進化によって、いくつかの選ばれし生き物は陸上と水中の両方で生活できる能力を獲得します。両方の場所での生活を当たり前と感じることができるようになるこの能力は劇的な躍進であり、このハイブリッドな動物にとって成功の主要因となります。しかしながら、ほとんどの魚類は今日においても海洋での生活をそのまま残しています。魚類を個体で水族館に展示する人はいませんし、その水族館を湿地帯の中に作って、それを適応だとか、移行だとは言わないでしょう。これは不自然なlift-and-shift(手間のかかる引っ越し)です。生は(そして、さらに重要なことに死は)、自然と脆弱な進化をふるいおとし、柔軟性と効率性を備えた優れたデザインを生き残らせます。しかしこれはおよそ2億年前に行われた試みと熟成の連鎖を経て、真のワニ(クロコダイル)が登場することになります。それが故に彼らはこの惑星を支配し、大型動物の天敵で有り続けています。 [img]https://d1qy7qyune0vt1.cloudfront.net/nutanix-us/attachment/5f54b76f-7718-4900-a460-8f011a9218d1.png[/img] [url=https://www.flickr.com/photos/77903439@N00/810588044][i]"The eye of a caiman"[/i][/url][i] by[/i] [url=https://www.flickr.com/photos/77903439@N00][i]Another Seb[/i][/url][i] is licensed under[/i] [url=https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/2.0/?ref=ccsearch&atype=rich][

AOS 5.10.3.1 および その他がリリースされました。

本記事は[url=https://www.derekseaman.com/]Derek Seaman's IT Blog[/url]の翻訳版です。2019年4月1日に投稿された原文は[url=https://www.derekseaman.com/2019/04/nutanix-aos-5-10-3-1-and-more-released.html]こちら[/url]。 できたてホヤホヤのNutanix Acropolis Operation System(AOS)であるAOS 5.10.3.1とPrism Central 5.10.3 が登場しました。AOSの5.10.xは長期サポート(LTS)ブランチであり、将来的には1-クリックダウンロードとインストールが有効になる予定です。 今回のリリースには以下が含まれています : [list] [*]AHV-20170830.256 [*]Prism Central 5.10.3 [*]AOS 5.10.3.1 [*]Witness VM 5.10.3 [/list]重要なことは本日のリリースにはAHVのAOS 5.10.3における予期しない問題およびHAイベントもしくはゲストの再起動を引き起こす可能性のある競合問題を発生させてしまうバグの修正が含まれているということです。​もしもAOS 5.10.3を先週ダウンロードしてインストールしてしまっている場合にはすぐに5.10.3.1へアップグレードしてください。 [b]​関連リンク[/b] [url=https://portal.nutanix.com/#/page/releases/nosDetails]​AOS 5.10.3.1 Download[/url] [url=https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Release-Notes-Acr-v51031:Release-Notes-Acr-v51031]AOS 5.10.3.1 Release Notes[/url] [url=https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Release-Notes-AHV-20170830-256:Release-

Nutanixの回復力 パート1 ノード障害時のリビルドのパフォーマンス

本記事は2018年5月30日にJosh Odgers氏が投稿した記事の日本語版です。原文はこちら。本シリーズの索引はこちら。 2013年半ばからNutanixに勤務し、ビジネスクリティカルなアプリケーション、スケーラビリティ、回復力、パフォーマンスに注力してきました。私はお客様やパートナーと、回復力について、また、Nutanixプラットフォームをどのように構成するのがベストなのかについて、たくさんの議論をしています。 Nutanixプラットフォームの多くの強みの1つであり、私が多くの時間とエネルギーを費やしている分野は、回復力とデータの整合性です。それには障害のシナリオとプラットフォームがどのように対処するかを理解することが重要です。 Nutanixは、独自の分散ストレージファブリック(ADSF)を使用して、仮想マシン、コンテナ、さらには物理サーバーにストレージを提供しています。このストレージは、レジリエンシーファクター(RF)2または3で構成することができます。つまり、回復力とパフォーマンスのために、データは2つもしくは3つのコピーが保存されます。 単純化して考えれば、RF2とN+1(例:RAID5)、RF3とN+2(例:RAID3)を比較するのは簡単です。しかし、実際には、RF2と3は分散ストレージファブリックのおかげで、従来のRAIDよりもはるかに高い耐障害性を持っています。これは、障害からのリビルドを極めて迅速に行うことができることと、障害が発生する前に問題を検出して解決するプロアクティブなディスクスクラビング機能を備えているためです。 Nutanixは、読み取りと書き込みのたびにチェックサムを実行し、データの整合性を最大限に確保するための継続的なバックグラウンドスクラビングを行います。これにより、LSE(Latent Sector Errors)やビットロット(Bit Rot)、通常のドライブの消耗などが事前に検出され、対処されるようになります。 ADSFの回復力を議論する際に重要なのは、ドライブやノードに障害が発生した場合に、RF2またはRF3に準拠した状態まで回復する速度です。 リビルドは、すべてのノードとドライブにまたがる完全な分散処理(多対多の処理)です。ですから、非常に高速ですし、ボトルネックを回避するため、そして稼働中のワークロードへの影響を軽

Nutanixの回復力 – パート2 - RF2からRF3への変換

本記事は2018年5月31日にJosh Odgers氏が投稿した記事の日本語版です。原文はこちら。本シリーズの索引はこちら。 パート1では、Nutanix AOSがAcropolis分散ストレージファブリック (ADSF)のおかげで、ノード障害からのリビルドを高速かつ効率的に行う能力について説明しました。パート2では、ストレージコンテナがどのようにしてRF2からRF3に変換されるのか、また、その操作が完了するまでのスピードについて、紹介したいと思います。 今回のテストでは、クラスター内に12台のノードしか存在しません。  まず、ストレージプール容量の使用状況から見てみましょう。  現在、クラスター全体で50TB超のストレージ使用量であることが確認できます。 RF3への変換、つまり簡単に言えば全データの3つ目のレプリカを追加する際には、十分な空き容量を確保する必要があり、さもないとRF3のコンプライアンス上、問題があります。 次に、クラスタ(およびメタデータ)のRedundancy Factor(冗長化係数)をRF3に増やします。これにより、クラスタはRF3コンテナをサポートし、メタデータの観点からは少なくとも2つのノード障害に耐えることができます。  次に、対象のストレージコンテナをRF3に増やします。 コンテナがRF3に設定されると、Curatorはクラスターが設定されたRedundancy Factorに準拠していないことを検出し、追加のレプリカを作成するためのバックグラウンドタスクを開始します。 今回のケースでは、ストレージプールに約50TBのデータがある状態でスタートしたので、このタスクでは50%のレプリカを作成する必要があり、最終的には約75TBのデータを格納することになります。 新しいRedundancy Factorに準拠するために、クラスターが25TBのデータを作成するのにかかった時間を見てみましょう。  今回は、7GBps以上のスループットで3時間未満の処理時間を示しており、1時間あたり約8.3TBとなりました。このプロセス全体を通して、クラスターはRF2レベルの完全な回復力を維持しつつ、このフェーズで新しい書き込みが行われた際には、すべてRF3で保護されていたことに注目してください。 下の図は、ストレージプールの使用量が運用中にリニアに増加してい

データベースワークロードのためのNutanixのパフォーマンス

 本記事は2021年11月24日にGary Little氏が投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。  皆さん、ようやくここまで来ました。  全面公開です。私は2013年からNutanixのパフォーマンスエンジニアリンググループで働いています。私の意見は偏っているかも知れませんが、それによってNutanixのストレージの性能についてはそれなりの経験と実績を持っています。すでにNutanix上でデータベースワークロードを稼働させている多くのお客様がおられます。しかし、これらのハイパフォーマンスなデータベースを依然として従来型のストレージ上で稼働させるとどうなるでしょうか? 2017年の.Nextでプレゼンテーションを行った際の資料を掘り出してきて、それに最近のプラットフォーム(AOS 6.0とNVME+SSDのプラットフォーム)のパフォーマンスを追加しました。このランダムReadのマイクロベンチマークのパフォーマンスは2倍以上にもなっています。HCIシステムを数年前にご覧になって、その際に必要なパフォーマンスが出ないと結論づけた方 ― もしかすると、今日出荷されているハードウェアとソフトウェアのシステムでは皆様の要件を達成できるかも知れません。更に詳細は下に。  私のラボの中にあるまだ出荷されていないビルド(※訳注:本日時点で6.1としてすでに出荷開始されています)のAOSが動作しているもう一つのクラスタを見てみましょう。このクラスタも2枚のoptaneドライブとRDMAに対応したNICを搭載しています。この4ノードのシステムでのマイクロベンチマークの結果は?   ワークロード 結果 ノート 8KB ランダムRead IOPS 1,160,551 IOPS 部分的にキャッシュされている 8KB ランダム Write IOPS 618,775 IOPS RF2でフラッシュメディアに完全にレプリケーションされている 1MB シーケンシャル Write スループット 10.64 GByte/s ネットワークスピードの上限に到達、RF2でフラッシュメディアに完全にレプリケーションされている

ServiceNowとNutanixの連携 その2

本記事は2019年12月12日にNutanix Solutions Architect - AutomationのSho Uchidaが統合した記事を一部転記したものです。 全文を参照したい場合はこちら。 本シリーズ(全5回)では ServiceNow社の提供する開発者インスタンスを用いてシンプルなServiceNow-Nutanixの統合環境を作ることを目指します。 本記事(その2)では 前回ご紹介した3つのユースケースのうち1つ目、「ServiceNowのイベント、インシデントとNutanixのアラートの統合」について実装方法をご紹介します。 Prism Proの機能である、X-Playを用いてNutanixのアラート発報を契機にアラート情報をServiceNowに送信します。 前提条件 Nutanix Prism Central v5.11.1 以降 Prism Pro ライセンス(X-Play使用のため) AOS/Prism Element 5.9 以降 ServiceNow Incident Managementプラグイン Event Managementプラグイン 手順 1. Prism Central側の準備 アラートや管理者のクリックを契機に定義されたアクションを自動実行出来るX-Play(Prism Proライセンスが必要)という機能を使用します。X-Playについて詳しくはこちらをご参照下さい。 手動での設定方法、スクリプトによる一括設定の2パターンがあります。 1a. 手動での設定方法 1a-1. Playbook設定 Prism Centralのダッシュボードから”プレイブック”に移動します。 "プレイブックの作成"ボタンを指定し、トリガとして”Alert”を選択します。"アラートポリシー"欄にServiceNowに送信したいアラートを選択し、”アクションの追加”を指定します。 定義されたアクションリストから”Send to ServiceNow”を選択します。 以下を記入し、”保存して閉じる”を指定します。 ServiceNow Instance Name: ServiceNowインスタンス名(https://[こちらの文字列].service-now.com/) Username: admin Password: ServiceNowイン

書き込みI/O パス (FTT1/RF2) の比較– Nutanix vs VMware vSAN

本記事は2020年2月27日にJosh Odgers氏によって投稿された記事の翻訳版です。原文は こちら。本シリーズの索引はこちら。 本シリーズではこれまでにNutanixでは重複排除や圧縮はもちろんのこと、イレイジャーコーディングを利用した場合であったとしても、より高い容量効率、柔軟性、回復力、そして性能をより多くの利用可能な容量ととともに、ご提供できることを学んできました。 更に、Nutanixは遥かに簡単に優れたストレージの拡張性を提供でき、ドライブ障害の影響を劇的に低減できることも学んできました。 そこから我々はギアを変え、混在クラスタのサポートについて取り上げ、これがなぜHCIプラットフォームの拡張能力、そして完全な置き換えや新たなサイロを作ることなくより強力なROIを実現に重要であるかを学びました。 ブログシリーズの今回のパートではそれぞれの製品の書き込み操作についてのI/Oパスについて、ミラーリング(vSANにとってはFTT1、そしてNutanixにとってはRF2)を例に上げて取り上げていきます。 それとは別にソフトウェア定義のストレージを「インカーネル」vs「コントローラーVM(CVM)」それぞれに展開する場合の比較の記事を公開する予定です。今回の記事ではトラフィックがどのようにノード間を飛び交うか、クラスタをどのように利用するかにフォーカスを当てたいと思います。 vSANとNutanix ADSFの両方で全くの新しい4ノードのクラスタがあり、600GBのvDiskの仮想マシンが1台あると考えましょう。600GBという値は2つの理由からこの値を選んでいます。 後ほど引用するVMwareの記事でもこの大きさを利用している 600GBということはvSANはディスクを複数のオブジェクトに分割する必要があります、これはvSANにとってプラス要素です。(<255GBであれば単一オブジェクトということになります>)vSANから見てきましょう: vSANは255GBというオブジェクトのサイズの上限からvDiskを3つのオブジェクトに分割します。つまり、3のオブジェクトと3つのレプリカ、そしてWitness(ウィットネス)が1つあるということになります。 オブジェクトはVMがホストされているノードともう1台の別のノードに以下に示すとおり配置されることにな

Nutanix と HPE が統合されたハイパーコンバージドインフラストラクチャアプライアンスを提供

本記事はMarc Trouard-Riolleが2019年8月1日に投稿した記事の翻訳版です。 原文は[url=https://www.nutanix.com/blog/nutanix-and-hpe-deliver-integrated-hyperconverged-infrastructure-appliance]こちら[/url]。 [code].NEXT JapanでもHPE ProLiand DXのセッションが予定されています。 NTX-29 14:55-15:35 パートナー 同時通訳同時通訳 ついに出た!Nutanix on HPE DX:技術詳細から見積もりのコツ、おススメの売り方まで徹底解説 ※販売パートナー様限定(本セッションの受講にはNDAを含む有効なパートナー契約が必要となります。) Nutanix, Inc. ベン・ウィー・ゴー ニュータニックス・ジャパン合同会社 小林 正和 HPE + Nutanixソリューションがいよいよ始まります! HPE ProLiant DX アプライアンス ファミリーの詳細をご紹介。 クオリティの高いHPE ProLiantをベースにNutanixを組み合わせ、HPEを好まれるお客様にもお勧めしやすいソリューションが提示可能となります。技術的な詳細から、価値提案、見積もり方法まで、詳しく解説いたします。 [/code] 2019年の4月、NutanixとHPEは統合されたハイブリッドクラウド・アズ・ア・サービス(aaS)ソリューションを市場へ投入するこという[url=https://www.nutanix.com/press-releases/2019/hpe-nutanix-sign-global-agreement-deliver-hybrid-cloud-service]あらたなグローバル・パートナーシップをアナウンス[/url]しました。この合意によってNutanixのチャネルパートナーは直接HPEベースのアプライアンスとNutanix Enterprise Cloudソフトウェアと共に販売することができるようになります。 Nutanixはこの先のさらに次なるステップとして[url=https://www.nutanix.com/viewer?type=pdf&path=/cont

Nutanix Filesを最適にバックアップ

こんにちは、HYCU(ハイク)の吉田です。   Nutanix環境のデータ保護についてお話を伺う機会が増えてきましたが、その中でFilesのバックアップ要件が多いようですので、今回Filesのバックアップについて書きたいと思います。   HYCUは45日間使用できる評価版をご提供しております。 フリートライアルのご依頼はこちらから https://www.hycu.com/tryhycu/   とにかくすぐに試したいという方は、Nutanix Test Driveから申請することで、Nutanix Mine with HYCUのデモ環境が触れます。 https://www.nutanix.com/jp/test-drive-hyperconverged-infrastructure Nutanix Filesの環境ではありませんが、操作イメージは掴めると思います。   さて、本題に入ります。今回のシナリオはNutanix Filesのバックアップです。 HYCUは、ネイティブのCFT(Change File Tracking)APIを使用してNutanix Filesに完全に統合されたバックアップおよび復元機能を提供する最初のソリューションです。 NDMPのような従来型のバックアップはファイルサーバーに大きな負荷をかけていて、変更されたファイルを識別するためにファイルツリー全体を読み取る必要がありますが、HYCUはCFTを使用して、変更されたファイル情報を即座に取得することができます。また、Point-in-timeバックアップ(仮にバックアップに時間が掛かったとしても、どの時点のファイル/フォルダをバックアップしたか把握)が可能です。 尚、このCFT対応ですが、HYCU以外ではあと1社しか対応しておらず、HYCUとNutanixが密に連携していることを証明しています。   HYCUによるNutanix Filesバックアップの特長はこちらです。 CFTを使用することで高速増分バックアップとPint-in-timeバックアップを実現 Nutanixスナップショットとの連携(スナップショットからのバックアップ取得により、使用中(オープン)のファイルもバックアップ可能) Nutanixスナップショットからの高速ファイル復元(スナップショ

Nutanixのメリット その4: きめ細やかで効率性の高いスナップショット

本記事はNutanixのTechnical Marketing EngineerのMike Umpherysが2022年9月1日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 これまでの記事でNutanixの分散アーキテクチャがどのようにビジネスクリティカルアプリケーションとデータベースに最適なのかをご紹介してきました。このアーキテクチャはその上に構成される他のすべての機能の基盤となっています。この記事では、クローンの作成時間をスピードアップし、あっという間の復元を実現するきめ細やかで効率的なNutanixのスナップショットに焦点を当てることにします。まず最初に何がスナップショットで何がスナップショットでないのかを定義しておきましょう。スナップショットは任意の時間のシステムの状態を参照する事ができるものです。しかしながら、システム内でバックアップを取る際にスナップショットを使うことはできますが、スナップショット自体はバックアップではありません。きめ細やかで効率的なスナップショットはNutanixのデータ保護機構の基盤です。 Nutanixは大規模なLUNやコンテナのレベルではなく、仮想マシンの目線でのスナップショットを単一のvdiskの単位で提供しています。Nutanixのスナップショットの先進性を理解するためには、まずは現在利用されている様々なタイプのスナップショットを理解する必要があります。現在エンタープライズのIT分野で広く利用されているスナップショットにはcopy-on-write(CoW)とredirect-on-write(RoW)の2つのタイプがあります。しかしながら、これらの2つのスナップショットの実装は同じではありません。それぞれの実装にはメリットとデメリットが存在します。Nutanixはいくつかの重要な理由からRoWのスナップショットを選択しました。1つ目は、多くの数のReadとWriteをリダイレクトについてです。RoWでは保護されているブロックへの更新を新たな場所へとリダイレクトし、その後メタデータ内のポインターをその場所を参照するように更新します。これは結果として1回のWrite操作です。RoWのスナップショットからの復元を行う際にはシステムはどこにデータが保存されているのかを探し出し、それを直接読み出すだけです。CoWは保護されたブロックを更

Badges

Show all badges