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この投稿はDevon Helms Senior Product Marketing Manager - Storage Servicesの投稿をTetsuo Miyoshi - Product Marketing Managerが翻訳したものです。 データは級数的な速度で膨らんでおり、非構造化データの成長がそれに拍車をかけています。15年前ですら100TBのデータは保存するには大きすぎるほどのデータだと考えられていました。今日、我々のお客様はその数倍のデータを管理しなくてはならなくなっています。従来型のNASソリューションはこうした急速な成長に合わせた設計にはなっていません。より大きなデータを管理するという点においての課題を抱えているのです。IT管理者はこの急速なデータの成長とレガシーシステムに対応するために80%[1]もの時間を単に稼働させ続けるためだけに費やしており、ビジネスのイノベーションのための時間には残り20%しか費やすことができていません。 Nutanix Filesはシンプルさ、柔軟性そしてデータインテリジェンスのために設計されています。Nutanix Files 3.5のリリースで我々はいくつもの新たな機能を追加いたしました。 Nutanix Files 3.5における新機能Nutanix Filesの分析機能はファイルデータに深い洞察をもたらしますファイルデータは近年の組織の保持するデータのうち大部分を占めるようになっています。IDCは2025年までに全世界では175ゼタバイトのデータが生成されるとしています(“The Digitization of the World From Edge to Core”; IDC; Authors: David Reinsel, John Gantz, John Rydning; November 2018)。これほどまでに多くのデータになると、その可視性とコントロールはこの規模に対応できるように作られたツールがなければ難しくなってきます。Nutanix Filesの分析エンジンは全てのファイルレベルのアクティビティをロギングし、それをダッシュボードに表示することでお客様の全てのデータについてのデータからの深い洞察を提供します。Nutanix Files分析機能で、管理者は...

AOS 5.17 参上!

AOS 5.17で、Nutanixは革新的な新たな機能に加え、引き続いてのコア機能の改善でハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)マーケットにおけるリードをまた更に広げようとしています。AOSサブスクリプション契約内で、お客様はNutanixの開発チームからの継続的なイノベーションからのメリットをPrism経由での1-クリックアップグレードで活用することができるようになります。以下のとおり、いくつかの主な改善点について取り上げたいと思います。完全なリストはリリースノートをご参照ください。  スケーラビリティとパフォーマンス  Foundation Centralによる自動化されたグローバルでの展開 大規模なデータセンター環境は歴史的にITデータセンターのライフサイクルにおいてコストの掛かる複雑な部分でありつづけてきました。積み木のようなAOSの特徴によって、Nutanixを利用しているお客様では、AOSとハイパーバイザーのインストール、そしてサーバーノードを接続してクラスタを形成することを自動化するNutanix Foundationを利用した迅速で簡単な展開にご満足いただいています。Foundationは時間の浪費やエラーの温床となりがちなインストールと構成のプロセスを管理者がいくつかの構成情報を入力して「Go」というボタンを押すだけのシンプルなインストーラーへとシンプル化します。   AOS 5.17では、NutanixはFoundationの能力とシンプルさを拡張し、Foundation Centralを投入します。Foundation Centralは大規模で地理的に分断された環境向けのAOSのインストールプロセスを一箇所から実施できるようにすることで、自動化します。この際に専門的なスキルセットやNutanixエコシステムについての先進知識は必要ありません。この機能によって、企業はより迅速に大規模なデータセンタ環境を構成することができるようになり、重要なIT活動のスピードを落とすことや投資を無駄にすることなく効率的にリモートサイトの最新鋭化をすすめることが出来るようになります。 図 1 - Foundation Central 拡張されたPrismのスケーラビリティ Nutanixのお客様はグローバルのAOSインフラストラクチャをPr

Nutanix AES: 事例によるパフォーマンス パート2

本記事はn0derunnerに2018年12月18日に掲載された記事の日本語ヴァージョンです。 原文を参照したい方はこちら。 大規模なデータベースの読み込みパフォーマンスを2倍まで解決する方法は?Nutanix AOS 5.10は自律化エクステントストア(Autonomous Extent Store - AES)と呼ばれる機能を搭載しています。AESはこれまで存在していたデータローカリティを補完し、効率的にメタデータにローカリティをもたらします。巨大なデータセット(例えば 20%のホットデータを含む10TBのデータベース)において、2TBのホットデータセットに対してランダムアクセスを行った際にスループットが2倍改善するという結果を得ています。 我々の実験では故意にワーキングセットを大きくして、メタデータがキャッシュ内に収まらないようにしています。2TBを100%ランダムなアクセスパターンでまんべんなくアクセスし、2TB全てのデータにアクセスするまでにかかる時間を記録しました。同じハードウェアを利用し、AESを有効にした場合、その時間は半分になりました。チャートで確認できるとおり、スループットは期待通り2倍になっています。 AESによるメタデータのローカライゼーションがこの2倍の改善に貢献しています。AESはメタデータの殆どをノードのローカルに維持します - ですから、ネットワークを超えてデータを取得する必要がありません。加えてAESはDRAM内にメタデータをキャッシュする必要性も低減しています。これはローカルアクセスが非常に高速だからです。非常に巨大なデータセットについてはメタデータの回収がアクセス時間の大部分を締めているケースがあります。これはあらゆるストレージについて言えることです。今回我々が示したとおり、メタデータの解決のスピードアップによってスループットについて劇的な改善が行われるのです。

3階層(もしくはそれ以上)のインフラストラクチャに迫る危機

本記事の原文はコチラ。 昔々のそのまた昔(1999年)、3階層のインフラストラクチャはアプリケーションのニーズのために生まれてきました。1999年からのことです。 上辺だけの話ではありません ー 3階層はウェブアプリケーションの爆発の際の変革であり、今回の話題はそのような話です:あらゆるテクノロジーは「その時代」ごとに置き換えられていくものであり、優れている、長期目線である、もしくは特に今日のクラウド対応の過ぎ去りし日のアプリケーションから進化を遂げた輝かしいアプリそして動的なワークロードを動作させたいと考えているような場合にそれが行われるのです。 ですが、どうして安住の地である3階層の世界にとどまっていてはならない理由は何でしょうか?何が危険なのでしょう? 成長を妨げる可能性がありますバラバラのサーバベンダ、ストレージベンダ、ネットワークベンダ、仮想化ベンダーとこの3階層構成によって、会社組織はテクノロジーのベスト・オブ・ブリードを選択することができ、注意深く統合しながらデータセンタを作り上げてきました。しかし、このアプローチはITシステムにプレッシャーを掛けたり、新しいアプリケーションを利用したいというビジネスからのニーズと同じようにスケールアウトさせるには不向きです。単に3階層インフラストラクチャをベースとしたインフラストラクチャを拡張したいという試みですら複雑になり、より複雑性が増していきます。そして複雑性の話が続きます。。。 ルービックキューブよりも複雑、さらにただの時間の無駄単に明かりを灯し続けるだけ。複数のベンダーを管理する。複数の管理インターフェイスを使う。専門家に頼り切り。週末、金曜日の夜、休日がない?もうこれぐらいにしましょう。3階層とともにもたらされる複雑さは管理のオーバーヘッドを伴うもので、IT部門は新しいより良い運用の方法を模索することになります。スムーズな運用を約束するシステムは単一のインターフェイスから全体の洞察そしてコントロールを保証します。(Cardinal Innovations Healthcare の例にある通り)そして、もちろん日曜日(に限らずもっと!)だって保証してくれます。IT部門のカレンダー予定が空くということはこれらの人々が新しいものを作り上げたり、スキルを伸ばしたり、イノベーティブで有り続けることを意味し

Xi Leap クラウド災害復旧サービスの最新情報

本記事は2019年5月8日にAparajita Jasが投稿した記事の翻訳版です。 原文を参照したい場合にはこちら。 商用販売を昨年11月に開始し、オンプレミスにホストされているあらゆるアプリケーションむけに簡単に利用できる災害復旧を提供するXi LeapはNutanixの提供するハイブリッドクラウドサービスのメインストリームとなりました。企業は自身の環境をNutanix Xi Cloud Servicesへと完全にオーケストレーションされた災害復旧(DR)ソリューションのために拡張し、オンプレミスのワークロードをセカンダリのデータセンタをセットアップすることなしに保護することができます。お客様はXi Leapを単一のツールと管理構造で利用でき、コスト、複雑さの削減、そして従来からのDRソリューションに紐づく不確かさも取り除くことができます。Leapはネイティブに統合されたDRaaSであり、ビジネス継続を保証するために復旧のオーケストレーションとオンデマンドで停止を伴わない検証機能を提供します。 グローバルで広範に利用可能我々はXi Leapがその災害復旧の能力を現在すでに利用可能な米国西(ベイエリア、カリフォルニア)、米国東(アッシュバーン、バージニア)そして英国(ロンドン)に加えて拡張することをアナウンスできることを大変喜ばしく思います。今後数ヶ月でXi Leapはテレコム・イタリアグループのインターナショナルサービスを提供するSparkle社とNutanixのパートナーシップを通じてイタリアで、そして日本とドイツでも利用可能になります。お客様にはデモのリクエストを通じて、まずサービスがどのように動くのかを見ていただくことができます。2019年7月までに購入を決定いただいた初期のお客様について、我々は魅力的な価格もご用意しております。 AHVとVMware ESXiの両方のワークロードをサポート: 我々はすでにNutanix Xi Cloud Services上でオンプレミスのAHVのワークロードのDRをサポートしています。AOS 5.11のリリースと共に、我々はNutanix Xi Cloud Services上でのESXiのワークロードのDRをサポートいたします。これによって我々の提供する機能は劇的に向上し、Xi Leapはサーバ仮想化ワーク

真のマルチクラウドサービスを構築する方法は?

本記事は2019年5月8日にNikola Bozinovicによって投稿された記事の翻訳版です。 原文を参照したい場合にはこちら。 昨年の夏、FrameはNutanixと合流しました。通常、買収には課題がつきものです。物事はいずれの方向へも転がります(もしも一回でもご経験があれば、私が何を行っているかわかるはず)。しかし、FrameのNutanixで歩んだ道のりは素晴らしいものでした(法務関連のやり取りを除けば)。もしも本当の信念をもったチームにビジョンが伴ったとしたら、あらゆる事が可能なのです。 この我々のNutanixでの8ヶ月、我々は我々の共同でのマルチクラウドのビジョンを拡張させるために3つの主なフォーカスエリアについて様々な思いを巡らせてきました: デザイン 最初に我々がNutanixチームと席をともにした時に我々が自身に問いかけたのは「我々はどのように皆さんの人生を簡単にできるか?」というものでした。実際のところ、以前にVDIの管理者の経験がないような人々が、どれだけ楽に物事を行えるか?というものです。 セキュリティ 数百におよぶお客様と会話をする中で、我々は皆様の会社のデータこそが最も重要な資産であるということを理解しました。ですから、Frameへ数多くの組み込みのセキュリティ機能を取り入れました。このおかげでFrameは現在公共のお客様にとって特に重要なRedRAMP Ready認証を取得した唯一のデスクトップ・アズ・ア・サービスです。 スピード 今日の世界においてスピードこそが全てです。もしも早く動くことができたら ー それはビジネスを早く成長させることができるということです。我々のソリューションは常にイノベーションを提供します。これは年に1回か2回ソフトウェアをリリースすることとは全く異なります。 Frameの創業期の2013年、我々は1-クリックのセキュアなクラウドサービスを思い描きました。我々は複数のクラウドを管理するために、コントロールプレーンをクラウドに置き、ウェブスケールでAzureとAWSのクラウドを超えたワークロードを運用し動作させることはとてもむずかしいことだと考えていました。 ですが、我々がなし得たことで最も重要なことは我々のお客様とパートナー様の声を聴くということです。そして、我々が耳にしたこと

NutanixはHCIについてのイノベーションを加速

本記事は2019年5月8日にVP, Product & Technical MarketingのGreg Smith氏が投稿した記事の翻訳版です。 原文を参照したい方はこちら。 10年近くに渡る旅路の末にNutanixはハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)マーケットを切り開きました ー ITのリーダーたちがクラウド時代のためにデータセンタを再構成し、近代化することを実現させたのです。HCIはエンタープライズのITにとって急速に標準のプラットフォームとなりつつあり、その中で、自己満足であったことに気が付きつつあるITベンダーは進化しつつあるお客様からの要求に対応すべく可及的速やかに対応を始めつつあります。 しばしば、マーケティング主導の製品のバンドル化やマーケットシェアのリーダーシップに関する根拠のない話にかき消されてしまいますが、実際のところNutanixは他のHCIベンダーに投資の面でも、イノベーションという面でも継続して圧倒しています。我々はより多くのエンジニア、より多くの開発者とより賢いデータサイエンティストを抱え、彼らが他より優れた最高傑作とも呼べるようなHCIをより先へ進めるために取り組んでいると信じています。 近年のNutanixのイノベーションと新製品の能力をリストにすると非常に長くなり、完全に理解するのが難しくなりますので、以下は特に重要な3つのハイライトです: AESでNutanixのHCIアーキテクチャを更に良いものへNutanixのウェブスケールアーキテクチャの基盤はデータローカリティです:これはアプリケーションにとってローカル(同じ物理ノード上)にデータが維持されているということを保証するというもので、これはワークロードが他のノードへ移行したとしても同様です。これは優れたパフォーマンスを提供するだけではなく、ノード間のトラフィックを減らすことができ、HCIクラスタはこれによって拡張とより効率的な運用を実現することができます。Nutanixだけ固有のものです! 我々は新たなアーキテクチャのイノベーションとともにローカリティをメタデータ(注:データについての概要のデータ)にももたらしました:Autonomousi Extent Store(自律エクステントストア)またはAESです。この新しいアーキテクチャによって、我

Nutanix Enterprise CloudとXi Frameの冒険 : それぞれのユーザーにとっての最高へ

本記事は2019年5月8日にKong Yangが投稿した記事の翻訳版です。 原文を参照したい場合はこちら。 こんにちは、素晴らしき同士たち。 デジタルトランスフォーメーションはその成功がビジネスのプラスの成果と等しいということからCIO達のトッププライオリティで有り続けています。理想的には、デジタルトランスフォーメーションの旅路は高いレベルの顧客満足はもちろん、効率的な運用、俊敏性、可用性、そして拡張性をもたらすスムーズな消費に裏付けられているべきで、その結果としてそのサービスには多くのお客様と利用が伴います。デジタルの旅路において、組織は慣性を必要とします ー つまり開始時に一定数以上の多数の顧客と速いスピードが必要なのです。そしてその基盤となる開始点はユーザーとアプリケーションそしてデータの交差点であり、デジタルワークスペースとも呼ばれています。 アイアンメイデンに入れてしまえ(これまでのこだわりを捨て去りましょう)そのコアとして、デジタルワークスペースはソフトウェア定義の仮想化アプリもしくはデスクトップ・アズ・ソフトウェアのようなデスクトップ、もしくはデスクトップ・アズ・ア・サービスのようなサービスとして提供されます。しかしながら、デジタルワークスペースへの旅路は、複雑さ、コスト、膨大なまでの選択肢という決断を伴う旅路です。何度も道を見失うこともありますし、新しいデジタルの世界の経済性への崖を渡るという苦労も伴います。ビジネス部門はより多くを要求してきます。エンドユーザーも同様です。技術の実装はさらに多くを要求します。 明かりを灯し続けながら、同時に新しいアプローチ、運用プロトコルを採用し、最新のテクノロジーやサービスプロバイダの津波に飲まれないようにするのに良い方法は?良い方法を見つけるためには、テクノロジーに対する惰性や疑念を最小限にしながら、崖を渡り、その反対側にあるデジタルの世界での基盤を確かなものにしなくてはなりません。 勝利を収めようミニマリストアーキテクチャのコンセプトは根本となるところまですべてを脱ぎ捨てていき、シンプルさを実現することです。少ないことが良いことなのです。デジタルワークスペースの基盤のシンプルさの実現の品質はセキュリティと安定性、そしてワールドクラスのサポートです。セキュアで安定したデジタルワークスペースは組織に力

ハイパーコンバージドインフラストラクチャが解決した5つの問題

本記事はInes Marjanovic氏が2019年5月28日に投稿した記事の翻訳版です。 原文を参照したい方はこちら。 これまでに、皆さんは「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ」について耳にしたことがあるはずです。そして皆さんと皆さんのチームはそれを利用するかどうかを考えてみたこともあるかもしれません。その決定を行うまでの間、ハイパーコンバージェンスがあなたにとって何を解決してくれるものなのかということについて考えをめぐらしていた事でしょう。 もしくは、古くからの3階層アーキテクチャを利用する人々とあまりに長くいすぎて、それがDNAかのようになっている場合もあるかもしれません ー 何年もの間、"特に問題ない"からということでそれを排除することに躍起になったりもしないと思います。 いずれの場合でも、当てずっぽうをしなくて済むように、HCIを利用し始めることで、さよならをしなければならない5つの主な課題についてまとめておきます。 コストのかかる複雑なVDI環境すべてのITチームが望んでいるものとは?これまで以上に対応を行い、より弾力性を持ち、「24時間体制で」、そしてそれらを適正な予算の中でやってのけるということです。 多くの人々はこれをどうやって実現しているのでしょうか?より多くの事業が仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)へと移行しつつあります。デスクトップとアプリケーションへのリモートアクセスによって、従業員たちはあらゆる場所で、そしてあらゆるデバイスで業務を行うことができ、これまで以上の継続性と生産性を実現することができるのです。 問題は?VDIを裏で支えるインフラストラクチャが貧弱であった場合には、VDIワークロードのパフォーマンスと可用性を妥協しなければなりません。 さほど驚くことはない驚きの時:HCIはこれまでにないほどに一元化され、コスト効率の良いVDIの展開方法として急成長しつつあります。ソフトウェア・ディファインド・ストレージ(SDS)を利用することで、適切な仮想デスクトップに適切なリソースが自動的に割り当てられ、マニュアルでの操作の苦痛から開放されます。加えて、HCI上でビジネス組織はVDIを自身の予算の中で拡張していくことができます。苦痛のないインフラストラクチャを活用し、時間を取り戻しましょう。更に詳しくはVDI完全ガイドを

クラウドファーストはしばしば間違い、その理由は?

本記事はJohn Williamson氏が2019年6月14日に投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 いくつかの企業にとって「クラウドファースト」ポリシーは疑いようのないものとして捉えられており、特に従来型のデータセンタインフラストラクチャのぬかるみと比較した場合にそれは顕著です。しかし、今日ではハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)のような新たなソフトウェア・ディファインド・データセンタソリューションがITの俊敏性を提供しながら、一方でパブリッククラウドで利用可能なものよりもより優れたセキュリティと統制を提供しています。驚くかもしれませんが、多くの人々がパブリッククラウドを利用する主な動機はそのコストであるということを述べますが、そうした事実を他所に、殆どの場合では、Nutanix Enterprise CloudのようなオンプレミスのHCIソリューションのコストよりも劇的に高いのです。 IDCが公開した調査によると、エンタープライズのワークロードの殆どを占めている負荷の予測が可能なワークロードにおいては、パブリッククラウド上でこれを動作させるコストはオンプレミスのNutanixで動作させる場合と比較して平均して2倍ほどになるということです。そして、2018年のIDCのCloud Repatriation Accelerates in a Multicloud Worldと銘打たれた調査によると、80%もの組織がパブリッククラウドからオンプレミスへとアプリケーションを回帰させており、今日インストールされている50%のパブリッククラウドアプリケーションは今後2年間のうちにオンプレミスへ回帰する予定であるとしています。 Steve Kaplan氏は彼の最新の著作である、The ROI Story: A Guide for IT Leadersで、導入時の先行投資がパブリッククラウドで下がるったことを理由に全体コストについて誤解している企業があると説明しています。初期コストは全体の大きな方程式の中の一つの要素にしかなりません。そしてITの意思決定者はすべての要素を勘案し、IT投資の本当のコストを足し合わせた経済的な分析を行うべきです。 パブリッククラウドとNutanix HCIのTCOを比較する際、Kaplan氏は以下を考慮するように推奨してい

ITインフラストラクチャを刷新すべきだという10のサイン

本記事は2019年7月15日にInes Marjanovicが投稿した記事の翻訳版です。 原文を参照したい場合はこちら。 90年代 ーITの「映画:ワイルド・ワイルド・ウェスト」の時代ーにそれが始まってから、3階層アーキテクチャはビジネスに必要不可欠なものとして存在し続けてきました。当時としては革命的なものでしたが、近代的な組織が市場における競争力を維持するために必要とする拡張性、柔軟性、そして俊敏性を備えたものではありません。ITチームをデータセンターの外で、イノベーションの最前線に投入するためにはビジネス部門は「充分に良い」だけのインフラストラクチャに頼っていてはいけません。 強力で、将来を見据えたインフラストラクチャへ備えができているか、その必要があるか、もしくは皆さんのチームとの議論が必要ということもあるでしょう、以下を読み、インフラストラクチャの刷新の期限が切れていないかどうかご確認ください。 1. (未だに!) 仮想化のためにコストを掛けている仮想化はITリーダーたちにとって基盤となるテクノロジーで、ビジネスにとっては疑う余地もなく必要なものです。ITインフラストラクチャは仮想化の機能をアドオンとして提供することもありますが、議論の必要もないほどの仮想化の重要性を考えると、なぜそれがプレミアムとして課金の対象となるのでしょうか? それは彼らにそれが可能だからです。ですが、それに流される必要はありません。仮想化はインフラストラクチャに組み込まれているべき ー 最初から ー なのです。なぜ、そしてどのようにという詳細についてはこのホワイトペーパーを参照していただきたいのですが、結論としては以下のとおりです:ITが必要とするものは高価なアドオンであってはならない。 2. 自宅よりもデータセンタで過ごす週末が多い今週末は湖畔で過ごそうとお考えですか? 申し訳ない、アップグレード作業があるので外に出ないでください。ビーチにでかけたいと思っていますか? ムリ、障害対応のお時間です。 もしもインフラストラクチャが皆様の時間を捕まえて話さないのであれば、これ以上ないぐらいのレッドフラグです。ハイパーコンバージドを採用した76%ものお客様が平均すると週に40時間もしくはそれ未満で業務を終えられているということをご存知ですか?ハイパーコンバージェンスの自己治癒の能力が

非構造化ストレージを再アーキテクト

本記事は2019年7月17日にDevon Helms氏が投稿した記事の翻訳版です。 原文を参照したい場合はこちら。 もしも数テラバイトクラスのデータを保存せねばならず、その要件が3桁から4桁も大きくなっていくようなアーキテクチャを利用する際に、どんなことがおこるか考えてみたことはありますか?データサイエンティストの力を借りなくても、こんな状況において、どこがかおかしくなってしまうということは明らかです。レガシーなインフラストラクチャ上で急速に膨れ上がる非構造化データは、まさにこうした問題を引き起こしています。非構造化ストレージを見直すべきタイミングが来ており、大規模と自動化された運用を備えた新たな現実的なアーキテクチャを考えなければなりません。 アナリストファームのESGが発行した非構造化データの夜明けという最近のレポートでは、如何にレガシーアーキテクチャがレガシーなファイルもしくはオブジェクトシステム上に保存された重要なデータの効果的な管理、保存、アクセスの提供をうまくできていないかということを述べています。彼らはモダンな非構造化ストレージソリューションは管理者がこのデータの大洪水を管理するのを手助けするだけでなく、ビジネスを成功へ導くためにユーザーが必要なデータにアクセスする優れた方法も提供できなければならないとしています。 主な問題はレガシーアキテクチャ上の非構造化データのサイロが急速に大きくなっていることです。ファイルもしくはオブジェクトシステム上に保存されている非構造化データはより多くのユーザー、エンドポイントとなるマシンが増え続け、より多くのプライマリ、そしてコピーデータを生成することで、2年ごとに倍増しています。これはゴミデータではありません。ときにはビジネスの成功に重要なものなのです。 非構造化データはオーディオやビデオそしてソーシャルメディアへの投稿などを含み、大抵の場合、簡単に検索ができるようなものではありません。それぞれ内部構造自体は持っていますが、事前に定義されたデータモデルで構造化されているものではなく、おそらくはテキストもしくは非テキスト、更には人が作成したか、機械が生成したというものです。そして殆どの場合はファイルもしくはオブジェクトストレージに保存されています。 継続的な、信頼性のあるストレージ上のデータへのアクセスを最適な

Nutanix AOS 5.11登場!

本記事は2019年8月5日にProduct Marketing Lead HCI CoreのMayank Guptaが投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 Nutanix AOS 5.9は遡ること2018年10月にリリースされ、そのフォーカスは、より機能を増したソフトウェアベースの暗号化で既存のクラスタ内のデータをセキュアにすることや、ラックの障害に対応するためのアベイラビリティゾーンの機能向上、更にはDRのためのニアシンクへの機能向上でデータの保護や弾力性についてのものでした。 それ以降、我々Nutanixは絶え間なくNutanix HCIプラットフォームのコアを強化すべく活動を続け、AOSの5.10と5.11をリリースしました。AOS 5.10は2018年の12月にリリースされたもので、今回はAOS 5.11のリリースとそれがポータルからダウンロードできるようになったことをお知らせできることを大変喜ばしく思います。 この2つのリリースは共にコアであるAOSのストレージパフォーマンス、ストレージキャパシティ、データ保護、セキュリティ、そしてクラスタのライフサイクル管理機能を向上させるものです。今回の記事では主な機能のうちのいくつかを取り上げたいと思います。機能向上についての完全なリストについてはリリースノートをご参照ください。 パフォーマンスと拡張性ストレージQoSNutanix AOSのアーキテクチャにはすでにノイジーネイバー(やかましいお隣さん)から保護のためのQoSの機能が組み込まれています。AOS 5.11では、エンドユーザーによるストレージのサービス品質(QoS)のコントロールが可能となり、Nutanixのクラスタ管理者によるクラスタ内の選択した仮想マシンについてのIOPSの速度制限(スロットル)が可能となっています。 5.11のストレージQ0Sはミッションクリティカルなワークロードについての想定通りの一貫性というエンタープライズのITにとって重要な目的を達成できるようにしました。特定の仮想マシンについての速度を制限することで、さほど重要ではないワークロードからミッションクリティカルなアプリケーションがパフォーマンスについての影響を受けることを妨げることができます。ワークロードの統合を行っているサービスプロバイダもしくは大企業にとって、Q

Nutanix と HPE が統合されたハイパーコンバージドインフラストラクチャアプライアンスを提供

本記事はMarc Trouard-Riolleが2019年8月1日に投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 2019年の4月、NutanixとHPEは統合されたハイブリッドクラウド・アズ・ア・サービス(aaS)ソリューションを市場へ投入するこというあらたなグローバル・パートナーシップをアナウンスしました。この合意によってNutanixのチャネルパートナーは直接HPEベースのアプライアンスとNutanix Enterprise Cloudソフトウェアと共に販売することができるようになります。 Nutanixはこの先のさらに次なるステップとしてHPE ProLiant DXを発表できることを大変喜ばしく思います。これは業界標準の最もセキュアなサーバーとしてすでにProLiantとAppolloプラットフォームで培ってきた基盤となるHPEサーバテクノロジーをベースとした幅の広いNutanixの統合されたアプライアンスです。 「HPEはHPEとNutanixのパートナーシップによってお客様により幅の広い選択肢を提供できるようになったことについて大変喜ばしく思います。」とSenior Vice President & General Manager, Volume Global Business Unit, Hewlett-Packard EnterpriseのJustin Hotard氏は述べています。「新たなHPE ProLiant DXアプライアンスは世界で最もセキュアな業界標準のサーバをベースとしており、最適化されたNutanix Enterprise Cloudソフトウェアと統合されています。より俊敏性の高いハイブリッドクラウドに乗り換えたいと探しておられるIT部門のお客様は、完全に認定されたHPEハードウェアをご自身のNutanix環境内で利用してそれを実現できるようになります。」 HPE ProLiant DX: Nutanixのお客様のための特別な設計NutanixとHPEのパートナーシップはお客様にNutanixソフトウェアの利用できるハードウェアベンダーの選択肢を提供し、そのアプライアンスのパッケージングによって、以下のようなより高い付加価値ののあるシンプルなソリューションを作り上げました: HPEとNutanixによって認定された

パブリッククラウドをセキュアにするハイブリッドクラウドののアプローチ

本記事は2019年8月22日にSteve Kaplanが投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 「データ漏洩はエンタープライズの屋台骨に明らかな影響をもたらしうるものであり、セキュリティチームはこれが起こらないようにするために細心の注意を払っています。しかしながら、データ漏洩の問題を悪化させているのはそれを支えているクラウドのテクノロジーでは有りません。 ー セキュリティに対する教訓がいまだ成熟しておらず、クラウドの採用に関して、過剰なまでに労を強いられるITスタッフとリスクを理解しないエンドユーザーの振る舞いそのものが問題なのです。」Info Security Magazine - 08/07/2019 キャピタル・ワンはパブリッククラウドに対して我々は子供同然でした ー AWSの実装はウェブサイトのケーススタディに記載されています。しかし、最近発生した1億件ものクレジットカードアプリケーションについてのセキュリティ漏洩は社にとってUS内で5億ドルもの罰金に相当することになります。 この問題はそれだけにはとどまりません。今年の4月の研究者による発表によると5.4億のFacebookユーザーレコードがパブリッククラウド上にサードパーティによって公開されているとのことです。同様に、この2月には「認定外部機関」によって2千4百万のDow Jonesの顧客レコードが公開されています。脆弱性と脅威についてのトレンドレポートによると、パブリッククラウドの脆弱性は2019年の前半において2017 年の同時期に比べ240%も増加しているとのことです。 パブリッククラウドのセキュリティは想定とは乖離している「サーバインフラストラクチャ の構成のミスはIT業界内においてデータ漏洩の最も重大な原因の一つであると考えられています。この人的なエラーは殆どの場合は意図したものでは有りませんが、重要な個人情報を外部にさらしてしまうような壊滅的な状況につながるだけでなく、ビジネスにおけるブランドを傷つけてしまうことにも繋がります。」Cyber Security Magazine, CS Media 12/26/2018 こうした重大な漏洩の問題への対応に関する記事はウォール・ストリート・ジャーナルだけでも幾つか見つけることができます。そのうちの一つがキャピタル・ワンがクラウドから

Nutanix Eraのその内部: タイムマシン(Time Machine)

NutanixはDB Tech Showcase Tokyoに出展しています。 Nutanix Eraを詳しく知りたいという方はぜひ当日御来場ください。以下の2つのセッションが予定されています。 D7 Session 2019.9.26 (木) 13:00 - 13:40 DB(データ管理)管理者にも利用者にも喜ばれる「データベース on Nutanix」 @ 凌 直孝Nutanixでオンプレのデータベース管理がどのように変化するのか、ご紹介いたします。 デモでは、いろいろな画面と新機能をご覧いただく予定です。 また、本セッションをご覧いただくだけで、Nutanix上でデータベースを動かすとどんなメリットがあるのか、全体的な運用イメージと合わせて描けるようになります。 D14 Session 2019.9.27 (金) 14:00 - 14:40 クラウド開発者にもインフラ担当者にも喜ばれる"Nutanix式"オンプレミス環境づくり @ 島崎 聡史Nutanixはハイパーコンバージドインフラ(HCI)というSoftware Definedな技術で仮想化基盤のシンプル化をリードしてきた企業です。最近ではセルフサービス型データベース管理機能、マネージド型Kubernetes、ネットワーク可視化&監視機能、S3互換オブジェクトストレージなどを提供し、クラウドネイティブな手法をオンプレミスに持ち込む仕組みに注力しています。 本セッションではこれらを実現するプロダクトについて技術的な観点で解説します。 本記事はProduct Marketing PrincipalのMaryam Sanglaji氏とGeneral Manager of Databases NutanixのBala Kuchibhotla氏が2018年10月19日に公開した記事の翻訳版です。 原文はこちら。 データベースの管理と運用を行うことが非常に複雑であるということを理解しています。これは我々のお客様がデータベースを様々な規模で管理しようとする際に直面する課題を日々目にしているからです。展開、クローン、更新などデータベースの運用に関する複数のソリューションを活用することは環境の複雑化に繋がり、決kヒョクのところビジネスの俊敏性と効率性を阻害してしまいます。エンタープライズのデータベースでは、例えば

真のハイブリッドクラウドへの歩みを理解する

本記事はGil Haberman と Vidhi Taneja が 2019年10月9日に投稿した記事の翻訳版です。原文はこちら。 今日、多くの組織がハイブリッドクラウドのアーキテクチャを評価し自身のプライベートクラウド環境をパブリッククラウド環境へと対応させようとしています。パブリッククラウドはオンプレミスのインフラストラクチャとは本質的に異なったものです ー それもそれぞれのパブリッククラウドごとに。こうしたサイロの環境はすべて異なる管理ツールとスキルセットを必要とし、それによってその利用のための運用は複雑化していきます。アーキテクチャ間をアプリケーションを再アーキテクトすることなしに移動させるということはほとんど不可能になってきているのです。 プライベートからパブリッククラウドへと広がる単一のプラットフォームの強い必要性が生まれています ー 異なるクラウド固有の複雑さを抽象化できなければならないのです ー こうなれば、運用管理者は自身の従来からのアプリと、近代的なアプリをそれが動作する基盤に区別なく、管理することにフォーカスすることができるようになるのです。こうしたプラットフォームは一貫性を提供しなくてはなりません。インフラストラクチャの一貫性は仮想マシンとアプリケーションが翻訳作業なく移行するために必要です。運用の一貫性はクラウドエンジニアがそれぞれのクラウド固有の日々の運用作業を行うことなく、その環境を管理するために必要です。そして、利用モデルの一貫性、これはソフトウェアを容易に移行させることができるため、そして、真のクラウドの運用性の実現のために必要です。 Nutanixはお客様がプライベートクラウドを構築し、運用することを手助けするという点で、リーダーとして認知 されています。我々はコンシューマーグレードのデザインとお客様の喜び、そして組織がビジネスを変革していくことをお手伝いすることにフォーカスしています。ビジネス変革の次なる段階はハイブリッドクラウドアーキテクチャについてのものです。これが、先日我々がXi Clustersをアナウンスした理由です ーNutanix AOSのクラスタをAWS内で運用することができるのです。これが意図するところは同様のNutanixソフトウェアについての喜びをパブリッククラウドへももたらしたいというもので、オンプレミス

ServiceNowとNutanixの連携 その1

本記事は2019年12月11日にNutanix Solutions Architect - AutomationのSho Uchidaが統合した記事を一部転記したものです。 全文を参照したい場合はこちら。 ServiceNowとNutanixの連携について 概要 2019年10月のデンマーク、コペンハーゲンにおける.NEXT ConferenceにおいてServiceNow社とNutanixは両社ソリューションの連携を発表しました。詳しくは以下のURLをご覧下さい。 Nutanix、プライベートクラウド向け自動化機能を発表ServiceNowとNutanixの統合 ユースケース 執筆時点(2019/12)時点でのユースケースは以下3点です。 1. ServiceNowのイベント、インシデントとNutanixのアラートの統合(その2で紹介) 2. ServiceNowのリクエスト管理とCalmプラグインによるNutanixへのアプリケーションデプロイ(その3、その4で紹介) 3. ServiceNOW CMDBにおけるNutanixインフラの検知とモデリング(その5で紹介) アーキテクチャ アーキテクチャはこちら。上記ユースケース2,3はNutanix側にMIDサーバと呼ばれる、ServiceNowとNutanix間のデータ通信を担う中間サーバが必要となります。 本シリーズ(全5回)では ServiceNow社の提供する開発者インスタンスを用いてシンプルなServiceNow-Nutanixの統合環境を作ることを目指します。 本記事(その1)では 準備作業として開発者インスタンスの立ち上げとMIDサーバの立ち上げを行います。 続きを原文で読む。

ServiceNowとNutanixの連携 その2

本記事は2019年12月12日にNutanix Solutions Architect - AutomationのSho Uchidaが統合した記事を一部転記したものです。 全文を参照したい場合はこちら。 本シリーズ(全5回)では ServiceNow社の提供する開発者インスタンスを用いてシンプルなServiceNow-Nutanixの統合環境を作ることを目指します。 本記事(その2)では 前回ご紹介した3つのユースケースのうち1つ目、「ServiceNowのイベント、インシデントとNutanixのアラートの統合」について実装方法をご紹介します。 Prism Proの機能である、X-Playを用いてNutanixのアラート発報を契機にアラート情報をServiceNowに送信します。 前提条件 Nutanix Prism Central v5.11.1 以降 Prism Pro ライセンス(X-Play使用のため) AOS/Prism Element 5.9 以降 ServiceNow Incident Managementプラグイン Event Managementプラグイン 手順 1. Prism Central側の準備 アラートや管理者のクリックを契機に定義されたアクションを自動実行出来るX-Play(Prism Proライセンスが必要)という機能を使用します。X-Playについて詳しくはこちらをご参照下さい。 手動での設定方法、スクリプトによる一括設定の2パターンがあります。 1a. 手動での設定方法 1a-1. Playbook設定 Prism Centralのダッシュボードから”プレイブック”に移動します。 "プレイブックの作成"ボタンを指定し、トリガとして”Alert”を選択します。"アラートポリシー"欄にServiceNowに送信したいアラートを選択し、”アクションの追加”を指定します。 定義されたアクションリストから”Send to ServiceNow”を選択します。 以下を記入し、”保存して閉じる”を指定します。 ServiceNow Instance Name: ServiceNowインスタンス名(https://[こちらの文字列].service-now.com/) Username: admin Password: ServiceNowイン

COVID-19渦中でのITの役割

本記事は2020年3月14日にNutanixのCIOそして、 QualysとSADA SystemsのBoard DirectorのWendy M. PfeifferがLinkedinに投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。   IT関係者は特殊な人種と言えるでしょう。例えば、私達は技術者やエンジニアという立場にあります。しかし、それよりもさらに幅広い視点も持ち合わせています。「技術は優れている」という考えを持つ傍ら、「その組み合わせは素晴らしい」という視点も同時に持っています。IT業界に約25年間身を置いてきた者として、私が断言できるのは、もし人々を支援したいという強烈な思いなくしては、私達が日々の業務を続けていくことは出来なかったということです。   言わば、私達はマーベル(Marvel)の漫画やDCに描かれる人々ような存在です。まるでスタートレックのコンベンションに参加して、新しい生命や新しい文明を探すという夢を実現する役割を演じているかのようです。ヒーローになりたいという私達の願望は、決して褒められたものではありません。しかし、滑稽なことに、私達はビデオゲームで身につけたスキルによって、エイリアンからの避け難い侵略から、いつの日か世界を救うことができるとさえ信じています。   もし今週、エイリアンがアメリカに侵略して来たら、私達をとても奇妙な連中だと感じるはずです。彼らは、強迫性障害 (OCD) を患った生物を発見したと思うでしょう。毎日きっちり同じ時間に起床し、仕切りに囲まれた迷路に潜り込んで、だらだらと移り変わる画面を凝視し、時々立ち上がっては誰と向かい合うわけでもなく、「ハッピ―バースデイ」をきっちり2度繰り返し歌いながら手を洗っているだけなのですから。   今週、毎晩のように長い時間をかけて帰宅する中、シリコンバレーの技術者やオタクが、この状況を大げさに騒ぎ立てているという、一部の専門家の憶測を耳にしました。私達は自宅で恐怖に怯え、多くのテクノロジー企業が、未知の恐怖のせいでオフィスを閉鎖しています。カンファレンスはキャンセルとなり、サービス業や原油価格、さらにサプライチェーンは崩壊の危機にあります。そこに居る専門家の方々にかわりに言わせてもらえば、とにかく私達は恐れているのです!しかし、それがカンファレンスをキャンセルしたり、在宅勤務をしたりし

「緊急時には、このボタンを押して」 どんな状況でも、「あらゆる場所から業務の遂行」を可能に、しかも、わずか5つのステップで(その 1)

本記事は2020年3月4日Ruben Spruijt氏が投稿した記事の翻訳版の前半部分です。 原文はこちら。   私達は、24時間365日、絶え間なく変化し続けるビジネスの世界に生きています。そこは何が起きても不思議ではない、不確実性に満ちた世界です。自然災害に遭遇したり、マウンテンバイクで転倒して鎖骨を折ってしまうこともあるでしょう。一旦災害が発生すれば、個人にも仕事にも影響がおよびます。例えば、列車の運行停止や橋の倒壊によって、通勤ができなくなるかも知れません。洪水や台風、さらに火災といったあらゆる自然災害が、日常的な「会社に出勤する」という行動を妨げるのです。(ここ数ヶ月で、誰もが否応なしに認知するようになった)感染症の流行によって、会社から出勤を控えるよう要請されたり、政府によって自宅に留まるよう命じられたりする場合さえあります。   今日の企業は、これら全ての要因に照らし合わせる形で、エンドユーザーコンピューティング戦略の再評価を行っており、いかなる状況でも俊敏性を保ち、社員の方々の生産性を高めることのできる、融通の利くソリューションを探し求めています。DaaS (Desktop-as-a-Service) は、「あらゆる場所からの仕事の遂行」を可能にし、従来のVDIのような配信やメンテナンスに関わる問題のない、アプリやデータへの安全なアクセスを実現する仕組みとして、急激に頭角を現してきています。   本ブログポストでは、DaaSであるNutanix Xi Frameが、いかにディザスタリカバリや緊急時のプラン策定に最適なテクノロジーであり、また、これによってユーザーが、事実上どこからでも、どんなデバイスからでも仕事ができるようになるかという点について、皆様と情報を共有したいと思います。   DaaSであるべき理由、そしてFrameであるべき理由とは?   Nutanix Xi Frameは、どんなデバイス、そしてどんな場所からでもアプリへのアクセスを可能にするDaaS (Desktop-as-a-Service) ソリューションです。Frameでは、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloud Platformといったクラウド環境や、Nutanix AHVを使ったオンプレミスのデータセンターからの、仮想アプリやデスクトップの提供を可能

リモートワークを迅速かつ安全にサポートする方法

本記事は2020年3月26日Aaron Delp氏が投稿した記事の翻訳版です。 原文はこちら。   私達は、未知のIT領域に踏み込もうとしています。テクノロジストあるいはソリューションアーキテクトとして、私達は常に変化する状況に対処していますが、直近で直面する課題もこれは同様です。昨日までビジネスを支配してきた法則が、根本的かつ瞬時に変化していきます。   Nutanixのお客様は、事業継続のためのリモートワークの拡大についてのサポートを求めています。本ブログでは、今、このようなソリューションを必要としているお客様やIT担当者の方々に向け、提供可能な選択肢を共有させて頂き、出来る限り早くそれを実現するための手順をご紹介したいと思います。 選択肢: VDI、SaaS、またはその両方 リモートワークをすぐに開始したい皆様のために、Nutanixは2つの選択肢を用意しています。   既存のソリューションがない状況ですか?それでは、今、ここから始めましょう。 既存のソリューションを持ち合わせていない企業の皆様のために、Nutanixでは、DaaS (Desktop-as-a-Service) である Xi Frameの、30日間無料トライアルを用意しています。これによって、社員の皆様は、どこからでも迅速かつ安全に仕事ができるようになります。どれだけ簡単に開始することができるか(本当に簡単です!)をご紹介するために、Frameの導入手順を5つのステップに分けて解説したものがこちらになります。   既にVDIソリューションを持っているが、さらに拡張したい場合 仮想デスクトップと仮想アプリを既に利用している企業様の場合、事前設定済みのソフトウェア、ハードウェア、サービスを提供するNutanix FastTrack for VDIを使って、記録的なスピードで数千人規模の社員の方々をサポートすることができます。   ハイブリッドな手法を採用したい場合 企業の要件によっては、ハイブリッドな形態がベストな選択肢となることもあります。VDIは、長期プロジェクトや柔軟性がそれほど問題とならない、定常的な状態にあるリモートワークのニーズに適しています。迅速なプロビジョニングや従量課金モデルの選択が可能なDaaSの場合には、季節変動やテンポラリでのリモートワークといった状況でメリットが得られます

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