Veeam Software at Nutanix Vol.3 Nutanix Mine with Veeamについて


皆様こんにちは。ヴィームソフトウェアの斉藤と申します。

Veeamに関するフォーラム寄稿の第3弾となります。

前回にも記載しましたが、まずは以下4回に分けてトピックをお伝え致します。

 

 ・Vol.1 Veeam Software会社紹介とラインナップ+ライセンス

 ・Vol.2 Veeamのバックアップについて

 ・Vol.3 Nutanix Mine "with Veeam"について(今回のトピック)

 ・Vol.4 クラウドやKubernetes環境のバックアップについて

 

Nutanix Mine with Veeamのはじまり

 

 Nutanix Mineはご存知のとおりNutanixポートフォリオの一環として発表されたソリューションになります。“Mine”と言う英単語を聞くと私はまず「マインスイーパー」を思い出しますが、そのMineとは全く異なります。Mineにつけられたアイコンをご覧ください。ダイヤモンドが記載されています。つまり「鉱山」という定義が正しく、その心としてバックアップデータの中にあるダイヤモンドを掘り起こそう!というニュアンスが込められています。ゲームで言うと、「マインクラフト」が正解という事になります。ひょっとしたら「私のもの (mine)」といった副次的意味合いも含まれているかもしれません。

参照先: https://www.nutanix.com/jp/products/mine

 

そんな期待を込めてリリースされたNutanix Mineは、Nutanix プラットフォームの上でバックアップソフトウェアが稼働する統合型ソリューションとなります。稼働するバックアップソフトはNutanix プラットフォーム理念を継承し、マルチベンダ仕様となっており現在はHYCUとVeeam Softwareが選択可能となります。弊社がその一つとして選ばれたのが2年前の2019年5月になります。

 

参照先: https://www.veeam.com/jp/news/nutanix-mine-with-veeam-simplifies-secondary-storage.html

 

Nutanix Mine with Veeamの提供価値

 

 「NutanixのバックアップだったらやっぱりHYCUじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かにHYCUはNutanixとの親和性の高いソフトウェアベンダであることはNutanixファンの方々にとっては周知の事実であります。ただし、ここはひとつNutanix Mineの適用範囲をもう少し戦略的な観点で捉えてみていただきたいと思います。

 

提案先のプラットフォームはかならずNutanixでしょうか?もちろんプロダクション側ふくめてNutanixであることが望ましいのは言うまでもないのですが、必ずしもそうなるとは限りません。時には競合比較の中で「Split(分割) 」戦略を選択し、バックアップ部分だけでも受注する方向に舵を切る必要もあります。そんなケースを見据えると、提案の目線を一歩引いてお客様目線で見た場合の提供価値を基にくみ上げる必要があります。

 

 そこでNutanix Mine“with Veeam”の登場です。この組み合わせでの対外的なイメージはどうなるでしょうか?

そうです。NutanixとVeeam、それぞれが互いの領域の「マーケットリーダー」といった位置づけでのメッセージアウトができるようになります。つまりは「DXを実現してゆくための最強タッグ」といったイメージをお客様に与える事ができます。

 

 更に提供価値の観点でも非常に近しいコンセプトを有しているため、ビジョンに一貫性を持たせることができ、お客様にもご納得いただけるソリューションになると考えております。

 

それではNutanix Mine with Veeamの価値をもう一歩掘り下げて参りましょう。詳細な機能比較ではなく、概要レベルでの主な付加価値は以下の3つに絞られます。

 ・提供価値① 設計不要のシンプルさ

 ・提供価値② 非常にクイックな導入

 ・提供価値③ マルチプラットフォーム対応

 

提供価値① 設計不要のシンプルさ

 

バックアップ用のインフラの検討は本番業務用のインフラよりも優先度が下がってしまうものの、性能や容量に基づく設計が必要となります。なぜならば、バックアップは業務を復旧するための指標としてRPO (Recovery Point Objective) と RTO (Recovery Time Objective) があります。

 

 

「何時間前のデータを」「何分以内に復旧するべきか」といった指標を検討する場合、バックアップインフラの性能を考慮する必要あります。そういった際、機器のCPU/メモリスペック、そしてストレージのスループット性能を総合的に判断しなければならず、設計するための時間を要することになります。

 

 Nutanix Mine with Veeamでは、そういった設計に関するサイジングにかける時間は不要になります。予めNutanixおよびVeeamの2社がベストプラクティスを基に機器構成をファインチューニングしてTシャツサイズで機器を提供しております。     

上の図表の最下段にある「Veeam Universal License」がバックアップ可能なVM/サーバ/クラウドインスタンス数の最大値とお考え下さい。Smallであれば250インスタンス、Mediumであれば500インスタンスまでのバックアップが可能な構成となります。250インスタンスに満たないお客様ようにはExtra smallもご用意しておりますので、まずは3つのサイズからチョイスいただくだけで提案が可能になります。

 

提供価値② 非常にクイックな導入

 

 先述の内容で機器の選定は非常に簡単になっている事がご理解いただけたかと思います。では、実際の導入はどうなるのでしょうか。Nutanixプラットフォームにバックアップソフトウェアを稼働させるためには事前に様々なステップが必要となります。

 

Nutanixハードウェアの設置、ケーブリング、AOSの稼働、Nutanix上で稼働させるVMのリソースサイジング、VMの作成と稼働など、事前準備ふくめ数日間は必要なプロセスになります。併せてバックアップソフトウェア側での設定項目もあるため、実際のところ一筋縄ではいかないため、ある程度の専門性が必要となります。

 

それを解決したのが「Foundation VM」です。Nutanix Mine with Veeamは出荷時点でFoundation VMが搭載されているため、機器のキッティングを完了させた後の細かな設定もろもろはFoundation VMを用いたセットアップウィザードにより進めることになります。

 

以下のYoutubeビデオは実際にセットアップウィザードを使った導入になります。

ご覧の通り、数分でセットアップできることがご確認いただけるかと存じます。

 

提供価値③ マルチプラットフォーム対応

 

提供価値①と②では主に機器選定から導入に関してお伝えしましたが、実際のバックアップ対象についても最後にお伝えします。

 

Nutanix Mine with VeeamはAHVだけを対象にしたバックアップソリューションではございません。VMware ESXiをはじめとした、Hyper-V等の仮想化プラットフォームや物理環境もWindows/Linux/UnixそしてMac OSと幅広いデータ保護が可能になっております。

 

もちろんサーバ環境だけではなく、Nutanix Filesのバックアップも可能なためあらゆる環境における一元管理がNutanix Mine with Veeamでは可能となります。

 

更に、ご紹介した図の右側にありますようにパブリッククラウド上のネイティブバックアップ環境の管理もNutanix Mine with Veeamでは可能なため、「マルチクラウド」のメッセージも訴求する事が可能となります。

 

次回は「Vol.4 クラウドやKubernetes環境のバックアップについて」をお伝えさせていただきます。


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