Nutanixが、パブリッククラウドから プライベートクラウドへのアプリケーションモビリティを発表

  • 26 May 2020
  • 0 replies
  • 1403 views

Userlevel 3

本記事2018年5月9日にMarc Trouard-Riolleが投稿した記事の翻訳版です。

原文はこちら

Nutanixのお客様が、既存のワークロードをオンプレミスのNutanix Enterprise Cloudに移行するためのシンプルできめ細かな手段として、Xtract for VMsが発表されたのは、ちょうど7ヶ月前になります。お客様は、容易かつ迅速な移行手段によって、ワークロードを稼動できるようになるまでの時間や、価値提供までの時間を短縮することが可能になります。このような効果によって、Xtractは、何百社という非常に多くの企業に採用され、Microsoft WindowsやLinuxオペレーティングシステムをベースとした1万2,000ものVMを移行するために活用されてきました。

本日は、パブリッククラウドからのVMの移行を可能にする、Xtractのアプリケーションモビリティの次期リリースについて発表させて頂きたいと思います。

 

どんなVMの移行が可能になるのでしょうか?

 

Xtractの次期リリースでは、パブリッククラウドからNutanix Enterprise Cloudに対するVMの移行元として、Amazon Web Services (AWS) が追加されます。

なぜAWSからのVMの移行を発表したのですか?

 

自社で構築するのか、それともレンタルすべきかといういうテーマは、全ての企業が自問してきた課題です。パブリッククラウドにおける当初の戦略は、インフラストラクチャーをレンタルした方が簡単で安く済むというものでしたが、実際には、企業の優先事項が変わった場合、逆に時間やコストがかさむ結果となっていました。そこで、VMをパブリッククラウドやオンプレミスのインフラストラクチャーなど、別の場所に移そうという考えが浮上しました。

 

FacebookやDropboxといったパブリッククラウド環境からの移行を選択する企業は珍しくはありませんが、企業の規模に関わりなく、移行に伴う共通の課題が存在するのです。最近注目を集めているパブリッククラウドのサービス停止やレイテンシの問題が、企業のセキュリティやコンプライアンスに対する不安をさらに煽っています。

 

Nutanixでは、ベンダーロックインや高額な費用が発生することなく、複雑なハイブリッドクラウドを容易に管理できるという自由が、企業には必要だと考えています。

どのように移行作業を管理すべきでしょうか?

 

Xtract for VMは、AHVへのオンプレミス移行で使用されるVMware ESXiに追加し、AWS VMの移行機能をVM移行の新しいソースとして簡単に追加できるように設計されています。このようなXtractのアーキテクチャーによって、移行プロセスは、これまでと全く変わらないものになります。

適切で分かりやすい名前、AWSアクセスキーID、そしてAWSシークレットアクセスキーさえあれば、非常に簡単にAWSコネクションソースを追加することができます。

AWSアカウントに接続すると、利用可能なリージョンの数と、そのリージョン内に存在するVMを確認することができます。

 

移行計画の作成手順も、他のオンプレミスの移行計画と同様に、VMの選定など数ステップだけで済みます。

ソースからターゲットへのネットワークマッピングについては、オンプレミスの移行と同様に、数クリックするだけで移行計画が完了して実行できるようになります。

 

一旦移行計画が実行されると、初期のデータシーディングが開始されますが、その所要時間はデータの量と接続速度によって決まります。この処理によってVMが影響を受けることはなく、稼動を継続することができます。

 

全ての移行済みVMに関する同期が完了すると、新しいターゲットVMのカットオーバーを選択する時点まで、定期的な差分更新によって同期処理が行われます。カットオーバープロセスのコントロールは、Xtractの主要な機能であり、業務側で最適となるカットオーバーのタイミングを制御することで、VMが停止するような状況を最小限に抑えることができます。

 

Nutanixが実施したテストの結果では、t2.microインスタンスの完了は20分ほどで、カットオーバーについてもわずか1分ほどで完了することが明らかになっています。

 

全てのワークロードを移行できますか?

 

パブリッククラウドの移行を困難にするのは、クラウドネイティブなサービスへの依存です。このため、今回の最初のリリースでは、EBSボリュームがアタッチされたスタンドアロンのEC2インスタンスをサポートしています。

 

AWS VMのNutanix Enterprise Cloudへの移行は、いつ始めたらいいですか?

 

Nutanixでは、Xtract製品チームがアーリーアクセス版のリリース準備を始めた段階で、この新しいパブリッククラウドVMの移行機能を発表しており、ごく限られた数のお客様による参加を予定しています。もし皆様がAWSのパブリッククラウドを利用中であり、最初に実施される30~60分ほどの説明へのご参加が可能で、皆様の要件をご説明頂ける場合には、xtractfromaws@nutanix.comまでEメールをお送りください。

 

Nutanix Xtractの詳細については、www.nutanix.com/xtrac をご覧ください。また、こちのらのコミュティのディスカッションにもご参加頂けます。

 

 

免責事項:本ブログには、Nutanix.com以外の外部のWebサイトに対するリンクが含まれている場合があります。Nutanixは、これらのサイトを管理する立場にはなく、いかなる外部サイトの内容および正確性に対しても、何らかの責任を負うものではありません。またNutanixが外部サイトへのリンクを用いることで、これらのサイトのいかなる内容も是認するものではありません。

 

将来の見通しに関する免責事項:本ブログには、Nutanixが開発中または製造工程にある製品機能および技術に関する計画や見込み、係る製品の機能および技術の能力、およびNutanixが将来リリースする製品機能の計画など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、過去の事実に基づくものではなく、Nutanixの現時点における期待、推察、意見および考えに基づくものです。係る将来の見通しに関する記述の結果は、Nutanixの支配を超えた将来の事象、関わるリスク、不確実性その他の要因によって不正確なものとなり、また実際の結果、パフォーマンスまたは達成結果が、新製品の機能または技術の適時のもしくはコスト効果ある開発の失敗または予想外の困難もしくは遅延、米国証券取引委員会に提出した2018年1月31日に終了する年度に対するForm 10-Qに記載したその他のリスクなどによって、予想内容または係る記述内容から著しく不利なものとなる可能性があります。これらの将来の見通しに関する記述は、本プレゼンテーションが行われる時点のものであり、法に定めがある場合を除き、Nutanixは、実際の結果やその後の事象や状況の変化を反映するため、将来の見通しに関する記述を更新する義務を負うものではありません。

 

© 2018 Nutanix, Inc.All rights reserved.Nutanix、Nutanixのロゴ、その他の製品および機能名は、Nutanix, Inc.の米国その他国における登録商標または商標です。本リリースに記載されているその他全てのブランド名は、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標です。


This topic has been closed for comments