IDCのホワイトペーパーがNutanixがビジネスの俊敏性と価値を推進することを顕す

  • 6 February 2020
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本記事Steve Kaplan氏およびGreg White氏が2020年1月31日に投稿した記事の翻訳版です。

原文はこちら

良く様々な組織がこれまでのSANベースのインフラストラクチャでは実現することの叶わなかった俊敏性や市場への投入時間の短縮という希望を持って「クラウドファースト」を検討、もしくは採用していると耳にします。例えば、このグローバルの不動産企業のチーフクラウドオフィサー(CCO)は以下のようなことを会話の中で教えてくれました(このお客様はNutanixのお客様になったということを付け加えておきます):

「Nutanixの描く全て、パブリッククラウドのような俊敏性、シンプルさ、そして拡張性を自身のデータセンタへもたらすという全てを手に入れることができました ー ですが、今でさえ我々はパブリッククラウドプロバイダーが本当に安いという点でまだそれに執着しているのです。」

 

一方で、パブリッククラウドに向けてアプリケーションをリフト&シフトしながら移行、運用していくことは大抵の場合、思ったよりも高く付く場合が多いです。上の引用のチーフクラウドオフィサーのように多くの方が気づいているように、パブリッククラウドはレガシーインフラストラクチャに比べると安くなりますが、HCI上にビルドインされた新しいテクノロジーと比べた場合はそうはなりません。HCIもまた、パブリッククラウドと同じようなエクスペリエンスを提供しているのです。

Nutanixがスポンサーした最近のIDCのホワイトペーパー Organizations Leverage Nutanix Enterprise Cloud as Scalable, High-Performing, and Cost-Effective Infrastructure Foundation (Nutanix Enterprise Cloudを拡張性を備えた、高性能のコスト効率の良いインフラストラクチャ基盤として活用した組織)によると、5年間、レガシーな代替環境を運用したときに比べ、Nutanix Enterprise Cloudを展開した場合に比べ、平均して62%のコスト低減を実現しており、もっとも経済上大きな効果をもたらした項目は、Nutanixによって提供される俊敏性、シンプルさ、高速性、増分拡張のようなクラウド品質の効果を活用してのビジネスの生産性の劇的な向上によるものです。

 

Nutanix と IDC の調査

Nutanixは2020年1月にこの5年間で3回目となるエンタープライズアプリケーションをEnterprise Cloud上に展開するメリットについての調査をIDCに依頼しました。(レポートのダウンロードはこちらから) 。 2015年および2017年の調査と同様に、IDCは北アメリカ、アジア・パシフィック、ヨーロッパ/北アフリカのNutanixのお客様についての独自のインタビューおよび分析を行いました。参加企業の平均値は社員数 31,286人、ITスタッフ 794人、アプリケーション数は213、Nutanixノード数は494で稼働している仮想マシン数は3,678となっています。

上のチャートで確認できるように、IDCはNutanixソリューションによるインフラストラクチャコストの削減は組織あたり$381,800(38%の削減)、ITスタッフの生産性の向上は$2,303,300(58%の向上)、リスク無害化/ユーザーの生産性の効果が$2,928,400で更に劇的なものとして、全体の58%を占めるビジネスの生産性の向上が$7,831,400と算出しました。IDCが算出した5年間のROIの平均は477%と強力なもので、投資回収期間は9ヶ月となっています。

2020年の調査では以前のレポートと同様に、TCO全体の低減割合とビジネス上の生産性効果平均値の高さの両方が劇的な効果として継続しています。

  2019年 2017年 2015年
5年間のTCO削減 62% 60% 58%
組織あたりの年間ビジネス生産性向上効果の平均 $7,831,400 $2,440,000 $943,495

 

クラウドは方法論であって、目的地ではない

「他社がボックスの販売にフォーカスしている一方で、Nutanixは我々にとってビジネス価値を作り出し、推進することに興味を持っています・・・Nutanixとの議論は我々にとっての付加価値をどう大きくするか、そしてより密な関係を作れるかというものでした。」
- IDCのホワイトペーパーに引用されたNutanix顧客

Nutanix Enterprise Cloudはお客様にパブリッククラウドのような俊敏性と生産性の効果と低コストかつオンプレミス環境のコントロール性の双方を実現します。ITチームは自身の時間をただ「明かりを灯し続けるだけ」に当てるのではなく、よりビジネスに価値を付加するプロジェクトに使うことができるように変わります。

IDCの調査に参加したNutanix顧客はコストとITインフラストラクチャに対応するための時間を、38%のITインフラストラクチャ自身のコストの削減と同様のインフラストラクチャの展開よりも57%時間を削減できる展開速度、同様のワークロードのためのITインフラストラクチャの管理よりも58%少ない時間で済む管理などを含め、劇的に削減していました。

以下は別のお客様の言葉です:

「これまではSANベースのアーキテクチャの環境を動作させていました。Nuanixを管理することにフォーカスする正社員の数を減らすことができました。さらに、Nutanix Enterprise Cloudはキャパシティの増強のこれまでにない柔軟性も提供してくれました。必要になれば別のノードやストレージを追加すればよいのです。」

 

インフラストラクチャのコスト削減はクラウドのような効率性の実現の方程式の片方でしかありません。もう一方はビジネス生産性の向上です。例としてIDCは以下のように述べています。「Nutanixは開発者が自身の仕事をするにあたってITインフラストラクチャから受ける影響もしくは摩擦を減らす、もしくはほぼ排除しています。(平均的に) Nutanix Enterprise Cloud上で仕事をしている開発者は19%も生産性が高くなっています。」

IDCは以下のようにも述べています「・・・ Nutanix顧客は従業員と顧客からのデマンドにタイムリー、かつ合理的なハイパフォーマンスなビジネスアプリケーションとサービスで答えることができます。」IDCの上げたいくつかの調査参加者の例は以下のとおりです:

  • ビジネスを生み出すためのより迅速な拠点やパートナーの参画
  • 顧客満足のより一層の向上
  • より多くの売上をもたらすビジネスへフォーカスすることができる
  • 環境が迅速に立ち上がり、収益を迅速に上げることができる

 

無理(No)ですと言う組織を変革(no longer)

基本的にNutanixはお客様の「無理(No)です」というIT組織を、デジタルで変容した世界でビジネスの実現を手助けするパートナーへと変貌させます。レポートで引用されているお客様の言葉には:

「過去、Nutanixを入れた今ほどビジネスは俊敏ではありませんでした。これはこれほどに迅速な対応が行えなかったからです。ですから、もしもビジネスが何かを実装しようとしたときに我々は はい(Yes)、問題ありません。出来ます。と回答することができます。」

 

リスクの低減

Nutanix Enterprise Cloudの成功の大部分はリスクを最小化し、可用性を向上させるからです。IDCのホワイトペーパーには運用のリスクだけではなく非計画なダウンタイムの両方を低減できるという記載があります。

 

 

セキュリティの向上

IDCはそのインタビューの中でお客様たちがセキュリティ管理の向上に付加価値を感じているということを見つけ出し、以下のように述べています。「お客様はNutanix Enterprise Cloudから単一の、堅牢なインフラストラクチャプラットフォームと強力な自動化機能で、お客様自身のセキュリティについての対応をより効率的に行うことが出来ています。IDCは平均的にこの向上が28%になるとしました。」

 

HCIからハイブリッドクラウドへの歩み

レポートに記載されている俊敏性や効率性にとどまらず、お客様がNutanix環境から付加価値を感じている2つの領域があります。我々は我々のEnterprise Cloud プラットフォームを我々のソフトウェア定義のHCIのユニークな機能の上に、様々な追加機能とともにしっかりと実装してきました。その一つの例として、Nutanix Eraは劇的にデータベースの管理をシンプル化、そして自動化します。EraはHCIプラットフォームを活用して、オーバーヘッドがゼロバイトのスナップショットとクローンを実現しており、これによって実際には重複するデータを保持しなくて済みます。これはクローンとスナップショットを劇的に高速化し、新しいデータが書き込まれたり、上書きされたりするまでは実際のストレージキャパシティを多く使わなくて済みます。

IDCはNutanix Enterprise Cloudが提供するAHVからCalm、Flow、Eraに至るまでに言及していますが、これはこうした機能を利用しなければ、追加のビジネス効果が得られないということではありません。こうした機能は基盤となるNutanix OS上で更に劇的な削減をもたらす可能性があります。今回のIDCの調査はこうした検証は含まれていません。一つの例として我々は最近1名のデータベース管理者で会社のすべてのデータベースについてのリクエストの対応を実現したお客様と仕事をさせていただきました。結果5年間でのTCO削減は $2.6Mとなっています。

 

Nutanixの環境からのご自身の削減を試算する

IDCの調査はNutanixを利用することでの1年間での平均的な効果を示しており、組織あたり$13.44Mとなっています(IDCは「100ユーザーあたり」のデータも提供しています。ですから、もしもこの平均が当てはまらないような場合にはご自身の組織のサイズに合わせた情報を得ることも可能です)。これらの効果は以下の4つの主領域からとなります:

ITインフラストラクチャのコスト削減と抑制: メンテナンス、電源、ファシリティ、ライセンス、災害復旧から$381K(100ユーザーあたり $1,335)。以下はまた別の調査に参加した企業からのNutanixの環境において彼らが目にした削減効果についての引用です:

「Nutanixは運用コストの削減はもちろん、我々の環境内の重複したものの削減についても手助けしてくれました。基本的には第2のデータセンターについての支払いです。」

ITスタッフの生産性向上効果: 平均的に58%のITスタッフのレガシーインフラストラクチャの展開、管理、そしてサポートにかかる時間の削減と開発者の生産性から$2.3M(100ユーザーあたり$8,057)。

リスク無害化/ユーザーの生産性: ユーザーの生産性の向上と売上を減少させる非計画停止の発生件数を低減、または早期に復旧が行えることで$2.9M(100ユーザーあたり$10,244)。

ビジネス生産性の向上効果: より一層の俊敏性、拡張性、そしてパフォーマンスとそれによるビジネスの改善とより高いユーザーの生産性で$7.8M(100ユーザーあたり$27,395)。

この情報を利用し、Nutanixへと移行した際に得られるであろう価値を試算していただくことができます。さらに続いて www.nutanix.com/tco を利用していただくことも可能です。このカスタマイズ可能な試算ツールからは皆様ご自身のための削減効果を導き出すことができます。 そして、いつでも我々は皆様のプライベートクラウドからハイブリッドクラウドへの歩みにおけるご質問にお答えする事ができます。Nutanix ソフトウェアをテストドライブで利用することで、いつでもNutanixを利用した際のエクスペリエンスとその価値を体験していただくことができます。このレポートによってご自身の組織をこれまでとは違ったものとし、IT組織を変革して、以下の引用のお客様のようにより価値がある活動へ振り向けていただけることを強く願っています :

「我々はNutanixを利用し、スタッフをよりビジネスに近い部門へと配置転換を進めています。過去、我々のITチームは注文を受けるだけになっていることがほとんどでした。今ではビジネスにより深く入り込んでいます。」

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