データベースのためのNutanixソリューションでデータベースの金脈をどう管理するか?

  • 15 October 2019
  • 0 replies
  • 455 views

Userlevel 3

本記事は2019年10月7日にChris Peepが投稿した記事の翻訳版です。

原文はこちら

 

企業が顧客の動向を特定し、ビジネスの成長に必要な要素を見つけ出すことができる企業のデータは情報の金鉱脈となりました。データはアプリケーションを上回って組織の中心となり、そこから生まれる価値は保護、活用、最適化されるべき、新しい通貨とも呼べるものになりつつあります。ITチームはビジネスからの要求による、より高いレベルのパフォーマンス、俊敏性の向上、そして柔軟性を提供しながら、この金鉱脈に関連する全てを管理するというタスクを遂行しなければなりません。データの成長はこれまでにない速度(ゼタバイトという話になってきます)であるにも関わらず、です。こうしたデータの重要性があるにも関わらず、組織は常にビジネスに必要なパフォーマンス、俊敏性そして可用性の提供を行えないままです。

 

レガシーテクノロジーがデータベースを苦しめる

多くの組織がビジネスクリティカルなデータベースをレガシーインフラストラクチャ上で動作させており、それによって複雑さとデータベースにおける課題が生み出されています。今日、ITリーダーはデータベース資産についての尽きることのない複雑さの管理に奔走しています。この複雑さはビジネスの新市場への進出や、先進的な製品やサービスの開発、デジタルトランスフォーメーションプロジェクトのような戦略的な活動への取り組みを行うことを難しくしてしまいます。

 

こうした課題は分断されたストレージ、サーバ、仮想化、ネットワーク、セキュリティのようなリソースのサイロ構造をなしたレガシーインフラストラクチャに根ざしたものです。こうしたバラバラの設計は新しいデータベースのためのインフラストラクチャや新しいデータベースのインスタンスの展開を時間のかかる難しいものにしてしまいます。加えて、こうしたレガシーなアーキテクチャは障害店が複数あり、非計画な停止時間を生み出す可能性のある脆弱なITシステムを構成することになります。

 

サイロ化されたデータベースアーキテクチャは回避のできない複雑さを生み出し、すでに十分に無理をしているITチームにさらなる負荷を与えます。この複雑さはデータベースの運用に不可欠な操作のために複数のITスペシャリストとチーム間の緊密な連携を必要とし、イノベーションのための時間は保tンど残されず、ほとんどがSLAの維持のための時間に費やされてしまいます。更に、データベースの展開、パッチ、管理、そして障害対応の課題のレイヤを引きずったまま、インフラストラクチャの複雑さが加わると、もはや環境をスケールアウトすることすら不可能になってしまいます。ケース解決に際してのチーム間の責任の所在のたらい回しはSLAを濁らせてしまいます。これはデータベースのためのインフラストラクチャの展開には非常に長い時間がかかるからです。最近のIDCの調査によると非常に多くの時間が時間のかかるメンテナンスに費やされており、75%(1)のデータベース管理の予算がそのための人員に割り当てられる結果となっています。データベースのパフォーマンスはビジネスの成長に合わせて拡張ができなくてはなりませんが、組織はその成長を続けるピーク利用時のパフォーマンスのSLAを満たすことができず、結果として顧客の貧相なエクスペリエンスにつながっています。成長を続けるパフォーマンス要件を満たすためには高価なフォークリフトアップグレードが通常必要となり、これには拡張メンテナンスのためのダウンタイムが伴います。

更に、データベースの操作はもともとマニュアルベースですので、人的エラーについて備えられておらず、重要なデータベースのダウンタイムにつながることががあります。平均的な企業はそれぞれの本稼働系のデータベースについて10つのコピーを保持(2)しており、それらは高価なSANストレージに保存されています。IDCの調査によると総ストレージキャパシティにおいけ45%〜60%はコピーデータだけのものであり、2020年までに$56Bものコストになると予想されています。

データベースのためのNutanixソリューション

優れたデータベースパフォーマンス、俊敏性、可用性の提供はサイロの撤廃と日々の退屈な運用の複雑性を低減することから始まります。Nutanixのデータベースソリューションは全てのワークロードを単一の1-クリック運用を備え、管理が自動化された、可用性を高めたプラットフォームによる管理のシンプルさを提供します。HCIとDBaaSを通じて、Nutanixはレガシーアーキテクチャの途方も無い複雑さからくる問題を解決します。ですが、これはデータベースの価値にどのように関連するのでしょうか?以下の3つの主な領域からご説明いたしましょう:​

価値創出までの時間とビジネスの俊敏性の向上

ビジネスのスピードを早め、優れた柔軟性と刻々と変わるニーズへの対応を時間を短く済ませることは、企業の成功に必要不可欠です。Nutanixのウェブスケールアーキテクチャはトランザクションまたは解析を行うデータベースワークロード無停止のニーズに合わせて拡張できる単一コントロールプレーンを備え、そのために作り出されたものです。リニアなパフォーマンスの拡張とIOの提供をローカライズすることで最も要件の高いデータベースワークロードのニーズに答えることができます。Nutanix EraはDBaaSの機能を提供し、1-クリックのデータベース管理「展開、クローン、パッチ、リフレッシュ、そしてバックアップ」を数分で実行することができます。開発者はテクノロジーのビルドと検証を迅速におこなう必要があり、そして、管理者とデータベース管理者の提供する環境のサポートを必要としています。Nutanixは開発者が必要とする俊敏性をデータベースを迅速にそして、ベストプラクティスに則ったものとして、特定の環境では開発と検証の環境を最大で10倍(3)の速度で展開することができるようにしています。ここで生まれた時間でデータベース管理者は大変な運用タスクをこなすのではなく、ビジネス活動のためのプロジェクトへと集中することができます。

稼働時間とセキュリティを最大化

可用性と拡張性は我々のウェブスケールアーキテクチャのDNAの一部とも呼べるもので、自己治癒と復元を未然的に実行します。Nutanixに統合され、自動化されたアプリケーションとインフラストラクチャのセキュリティはデータの最終暗号化とデータベースのマスキングでパフォーマンスを犠牲にすることのないセキュアな環境の作成を実現します。システム化され自動化されたデータベースのパッチ作業は全てのパッチが展開し、検証後には既知の攻撃についての脆弱さがないことを保証します。定期的なコンポーネントのアップグレードとバックアップは必須ですが、これはビジネスを一時的に停止させることにもなりトレードオフになります。Nutanixはデータベースがこうした窮状に至ることを避け、シンプル化された、停止を伴わないIT運用で、ビジネスの稼働時間とデータの弾力性を最大化します。停止を伴わないアップグレード、パッチ作業、障害に対するデータの弾力性はTier-0およびTier-1インスタンスのダウンタイムをさらに削減する事に繋がり、ダウンタイムを85%(4)低減します。ビジネスをスムーズに稼働させることはデータベースを管理する事においては最も重要なことです。

運用の効率化とコストの削減

全てのお客様にとって重要なことは我々がどれほどのコストを長期目線で削減できるかということです。Nutanixのデータベースソリューションは無駄なコピーデータのコストをゼロバイトクローンとスペース効率の良いEraのスナップショットでストレージの「導入」コストを削減し、最大6倍(5)削減します。ライセンシング残すとも複数のサイロ化したデータベースの環境を単一プラットフォームに統合することで2倍(6)削減し、コストを抑えてより多くのことを実現します。シンプルな運用によって日々の運用にかかる時間の削減はもちろん、弾力性(ダウンタイムの少なさ)、パフォーマンスの向上などの多くの効果があり、従業員はより生産的なことに取り組むことができます。Nutanixのデータベース向けソリューションは現実の確固とした効果を優れた俊敏性、より早い価値創出、総所有コストの低減という観点で提供します。IDC(4)による調査ではNutanixインフラストラクチャを利用する場合の一般的な効果は以下のとおりです:

  • TCOの62%の低減と7ヶ月で投資回収。最も大きな効果はビジネスの生産性と俊敏性、そして運用校ストの削減です。
  • Nutanixのシステムは管理時間を60%以上削減します。
  • 非計画停止の発生を最大で85%低減します。
  • お客様は新しいコンピューティングの展開を73%高速に、新たなストレージの展開を68%高速に、ハイパーバイザーの展開を40%時間短縮することで、ビジネスからの新たなニーズに応答することができ、さらにシンプル化された(自動化された)1-クリックデータベース運用でデータベース環境を展開、監理、サポートすることができます。

更に詳しく

もしもNutanixのデータベース向けソリューションに興味があり、よりくわしく知りたい場合には https://nutanix.com/databases をご参照ください。ここではtest driveに登録することができます。更にコミュニティサイトについてもご紹介させてください。 https://next.nutanix.com ここではそれぞれの専門家やその同僚とつながることができます。NutanixのDBaaSについては Nutanix Era もしくはNutanix University Era playlist を参照ください。

© 2019 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix, the Nutanix logo and the other Nutanix products and features mentioned herein are registered trademarks or trademarks of Nutanix, Inc. in the United States and other countries. All other brand names mentioned herein are for identification purposes only and may be the trademarks of their respective holder(s). This blog contains links to external websites that are not part of Nutanix.com. Nutanix does not control these sites and disclaims all responsibility for the content or accuracy of any external site. Our decision to link to an external site should not be considered an endorsement of any content on such a site.

1 IDC Oracle’s Autonomous Database: AI-based Automation for Database Management and Operations
2 IDC Copy Data Management report 2016 & 2018
3 Valpak Customer Success Story – 10X faster deployment on Nutanix than legacy systems
4 IDC White Paper [2019] - 85% fewer unplanned outages
5 Nutanix calculation –Nutanix storage efficiency technote – CDM costs reduced by 6X
6 American Healthcare Provider Win – slashed database licensing costs by more than half [43% of the cost]​


This topic has been closed for comments