X-Rayを使用したAWS上のNutanixのパフォーマンステスト方法


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本記事は2020年8月18日にGary Little氏が投稿した記事の翻訳版です。

原文はこちら

執筆時点の情報となりますので現時点とUI、手順が異なる箇所があります。

 

 

AWS上でのNutanixクラスタの作成とX-Rayの実行(Youtube動画)

 

 

 

以下のリンクから、上記ビデオの各セクションにジャンプできます:

  1. Nutanix Cluster on AWSの作成と起動
  2. Nutanix Cluster on AWSPrismからの接続
  3. X-rayディスクイメージのダウンロードと作成
  4. AWSでサブネットとルーティングの作成(X-Ray VMWorker VM用)
  5. Prismを使用してAWSで作成したサブネットをAHVへ接続する
  6. PrismからX-Ray VMを作成する
  7. AWSでロードバランサを作成し、X-Ray VMに外部からアクセスできるようにする
  8. X-Ray VMへのアクセスを許可するセキュリティグループの設定
  9. Prism Virtual IPアドレスの設定
  10. X-Ray VMへの接続
  11. X-Ray VMからテストターゲットの設定
  12. Four Corners Microbenchmarkシナリオを使用したパフォーマンステストを実行する
  13. X-Rayの実行と結果:IOPS
  14. X-Rayの実行と結果:Throughput

 

 

Step By Step

  1. my.nutanix.comに移動し、Nutanix Clustersで[Launch]を選択します。
  2. Create Clusterをクリックします
  3. Create Clusterダイアログで詳細を入力します。Create Clusterの2ページ目で、Prism Accessに "Public "を、Management Services Accessに "Restricted "を選択します。他にAWSに接続していない場合は、必ず管理サービスの現在のIPアドレスを追加してください。(今回のデモでは必要ありませんが、新しいsshキーを作成しダウンロードしました) 
  4. "Create Cluster "ボタンをクリックします。Initialize cluster initiated "というポップアップが表示されるはずです。AWSがベアメタルクラスターをプロビジョニングします。これは通常20-30分かかります。
  5. Statusが "Creating "から "Running "に変わったら、"Cluster name "をクリックします。クラスタの詳細ページが表示され、Prismに接続できるようになります。この時、VPC IDをメモしておくことをお勧めします。
  6. Go to Prism Elementをクリックして、Prismを起動します。Prismにログインし、いつものように初回接続時に行うパスワードの変更などを行います。
  7. nutanix.com/xray から nutanix X-ray イメージを取得し、プロンプトに従ってダウンロードし、右側の3つのドットをクリックして URL を取得します。
  8. Prismに戻り、X線イメージのURLをイメージサービスに設定します。
  9. AWSコンソールに切り替え、X線とワーカーVMが動作するためのネットワークをセットアップします。
  10. AWSコンソールの VPC セクションに移動し、"Subnets" セクションを見つけます。10.0.0.0/16ネットワークの一部として、新しいサブネットを作成します。この例では、10.0.10.0/24のサブネットを作成しています。
  11. このネットワークは、X-Rayサーバに接続するため、外部から到達可能である必要があります。そのため、デフォルトルートを、インターネットゲートウェイで外部に到達する代替テーブルに変更します。これは'Edit route table association'ボタンを使うことで行われます。次に"Create Subnet" ボタンを押します。
  12. 次に、Prismに戻り、AHV/Prismに同じネットワークを作成します。設定 > ネットワーク構成から、同じ値(10.0.10.0/24)で同じネットワークを作成します。名前は一致させる必要はありません。また、AHVが割り当てることができるIPのプールを作成します。ここでは、.64~.128を設定しました。
  13. X-Ray VM を作成します。先ほどアップロードした X-Ray イメージを元に、クローンディスクを作成し、前のステップでPrismで作成したネットワーク上に VMを配置します。
  14. X-Ray VMの電源を入れ、VMのIPアドレスを確認します。
  15. AWSでロードバランサを作成し、X-Ray VMにトラフィックを転送する。
  16. TCP/UDPロードバランサをインターネット向けに作成し、ポート443でリッスンします。X-Ray VMが存在する正しいVPCとSubnetを選択します(先ほど作成したSubnet)。固定IPアドレスは必要なく、ロードバランサのURLを使用すればよいので、AWSが割り当てるようにします。
  17. ターゲットグループを作成します(これはクラスタ内の X-Ray IP アドレスを指すことになります)。
  18. ロードバランサで、接続させたいX-Ray VMのIPアドレスを入力します。
  19. "Create "をクリックします。ロードバランサとTarget Groupsを登録するのに数分かかります。
  20. 初期化後、ステータスが「unhealthy」と表示されます。このNutanixクラスタのUVMのセキュリティグループ設定で修正する必要があります。ロードバランサはX-Ray VMにアクセスすることができません。
  21. VPC > セキュリティグループに移動し、正しいVPCを見つけ、「Nutanix Cluster NNNXXX UVM」という名前のセキュリティグループを見つけます。ロードバランサがX-Ray UVMに接続することを許可するインバウンドルールを追加します。この例では、任意の場所からの任意のポートの任意のトラフィックのオーバーライドを追加しています。
  22. 最終的にステータスが unhealthy から healthy になることを確認します。
  23. ステータスが変わるのを待つ間に、Prism Virtual IPアドレスを設定します。CVM があるサブネット上の未使用のIPアドレスを選択します。この例では、UVMは10.0.128.0/24にあるので、その範囲内の未使用のIPを選択することができます。ここでは、10.0.128.101 を選択しました。
  24. ロードバランスのDNS名を確認し、ブラウザで https://DNS名:443にアクセスします。
  25. これでAWS上のクラスタで稼働しているX-Rayサーバにログインできるようになりました。X-Rayサーバのパスワードを設定し、EULAに同意します。
  26. これで、前回追加したPrism Virtual IPアドレスを使用してX-Rayターゲットを追加することができます。Prismにログインする際に使用した認証情報を入力します。
  27. 検証ステップを実行して、X-RayがWorker VM をクラスタ上に作成し、アクセスできることを確認します。
  28. 検証が「Completed」と返ってきたら、好きなX-Rayテストシナリオの実行に進むことができます。
  29. これでFour Corners Microbenchmark シナリオなど任意のシナリオを実行することができます。
  30. そして、X-RayからもしくはPrismからパフォーマンスを確認することができます。

 

Step By Step (画面イメージ)

 

my.nutanix.comに移動し、Nutanix Clustersで[Launch]を選択します。

 

Create Clusterをクリック

 

Create Clusterダイアログで詳細を入力します。

 

引き続きCreate Clusterダイアログを入力します

 

"Create Cluster "ボタンをクリッすると、AWSがベアメタルクラスターをプロビジョニングします。

 

Statusが "Creating "から "Running "に変わったら、"Cluster name "をクリックします。クラスタの詳細ページが表示され、Prismに接続できるようになります。この時、VPC IDをメモしておくことをお勧めします。

 

Go to Prism Elementから、Prismに接続できるようになります。

 

nutanix.com/xray から nutanix X-ray イメージのURLを取得します。

 

右側の3つのドットをクリックして URL を取得します。

 

Prismに戻り、X-RayのイメージのURLをイメージサービスに設定します。

 

コンソールのVPCセクションに移動し、「サブネット」セクションを見つけます。10.0.0.0/16ネットワークの一部として、新しいサブネットを作成します。この例では、10.0.10.0/24のサブネットを作成します。

 

このネットワークは、X-Rayサーバに接続するため、外部から到達可能である必要があります。そのため、デフォルトルートを、インターネットゲートウェイで外部に到達する代替テーブルに変更します。これは'Edit route table association'ボタンを使うことで行われます。次に"Create Subnet" ボタンを押します。

 

次に、Prismに戻り、AHV/Prismに同じネットワークを作成します。設定 > ネットワーク構成から、同じ値(10.0.10.0/24)で同じネットワークを作成します。名前は一致させる必要はありません。また、AHVが割り当てることができるIPのプールを作成します。ここでは、.64~.128を設定しました。

 

X-Ray VM を作成します。先ほどアップロードした X-Ray イメージを元に、クローンディスクを作成し、

 

 

前のステップでPrismで作成したネットワーク上に VMを配置します。

 

X-Ray VMの電源を入れ、VMのIPアドレスを確認します。

 

TCP/UDPロードバランサをインターネット向けに作成し、ポート443でリッスンします。X-Ray VMが存在する正しいVPCとSubnetを選択します(先ほど作成したSubnet)。固定IPアドレスは必要なく、ロードバランサのURLを使用すればよいので、AWSが割り当てるようにします。

 

ロードバランサーでポート443でリッスンします。
 
X-ray VMのIPアドレスへForwardします

 

"Create "をクリックします。ロードバランサとTarget Groupsを登録するのに数分かかります。
 
初期化後、ステータスが「unhealthy」と表示されます。このNutanixクラスタのUVMのセキュリティグループ設定で修正する必要があります。ロードバランサはX-Ray VMにアクセスすることができません。

 

VPC > セキュリティグループに移動し、正しいVPCを見つけ、「Nutanix Cluster NNNXXX UVM」という名前のセキュリティグループを見つけます。ロードバランサがX-Ray UVMに接続することを許可するインバウンドルールを追加します。この例では、任意の場所からの任意のポートの任意のトラフィックのオーバーライドを追加しています。

 

最終的にステータスが unhealthy から healthy になることを確認します。

 

ステータスが変わるのを待つ間に、Prism Virtual IPアドレスを設定します。CVM があるサブネット上の未使用のIPアドレスを選択します。この例では、UVMは10.0.128.0/24にあるので、その範囲内の未使用のIPを選択することができます。ここでは、10.0.128.101 を選択しました。

 

ステータスが healthy なると次に進みます

 

ブラウザ内でロードバランサーのDNS名の頭にhttps:// そして、後ろに :443 を加えます
 
このような感じになります。
 
これでAWS上のクラスタで稼働しているX-Rayサーバにログインできるようになりました。X-Rayサーバのパスワードを設定し、EULAに同意します。

 

 

これで、前回追加したPrism Virtual IPアドレスを使用してX-Rayターゲットを追加することができます。Prismにログインする際に使用した認証情報を入力します。
 
検証ステップを実行して、X-RayがWorker VM をクラスタ上に作成し、アクセスできることを確認します。

 

検証が「Completed」と返ってきたら、好きなX-Rayテストシナリオの実行に進むことができます。この際にIPMIポートがAWSにないために失敗する検証項目がありますが、問題ありません。

 

これでFour Corners Microbenchmark シナリオなど任意のシナリオを実行することができます。
 
PrismからとX-Rayから性能を確認すると......
Prismの方は、3ノードクラスタで700,000 IOPSを記録しました。
 
予想通り- X-Rayではほぼ同じ数値が表示されます...

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