データ中心の世界のためのストレージを再考する

  • 27 September 2021
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本記事は2021年9月21日にTuhina Goel氏が投稿した記事の翻訳版です。

原文はこちら。.NEXT 2021に関する記事の索引はこちら

 

Nutanix ユニファイドストレージ - 非構造化データ管理における新たなマイルストーン

Nutanixは長きに渡って、「ユニファイドストレージ(統合ストレージ)」プラットフォームを提供し、その形がどのようなものであれ(構造化データ または 非構造化データ)、それがどのような場所であれ ー オンプレミス、パブリッククラウド、もしくはエッジ上 ー お客さまのデータを管理し、保護できるとお約束してきました。このビジョンを胸に、お客様のデータ管理をシンプル化でき、データ分析ワークロードから勝ちを得るまでの時間を短縮、爆発的なデータの成長を管理し、セキュリティリスクからそのデータを保護することのできるNutanix Unified Storage™ソリューションの新たな機能をアナウンスできることを大変喜ばしく思います。この最新のリリースの基盤は ー 2つの製品をまたいだデータのファイフサイクル全体の統合 ー Nutanix Files™ および Nutanix Objects™で ーお客様へ完全に統合されたストレージエクスペリエンスを提供いたします。

 

シームレスなデータのライフサイクル管理

Nutanix Files 4.0ではSmartTier™(スマート階層化)が導入され、NASシェアからNutanix Objects(または、Amazon S3のようなあらゆるS3互換エンドポイント)を含むプライベートもしくはパブリッククラウドへの透過的なデータ階層化機能を提供します 。この新しい機能ではお客様はNutanix Filesから長期保存用のデータストレージとしてNutanix Objectsへとデータを移行し、コストを削減する一方で、引き続き単一インターフェイスからのアクセスを維持することができます。これによって、デジタル文書、音声や動画ファイル、アクティブ/パッシブアーカイブのような古くなったデータの保存についてのコストを下げ、ビジネスや規制要件を満たすことができます。

 

これを更にもう一歩を進めると、「凍結」オブジェクトをパブリッククラウドへと移動させ、その非常に安価なアーカイブむけの価格を活用することで、長期的なコストを削減する非常に優れた方法になります。これはNutanix ObjectsからAzure® Blob Storageへとデータをネイティブに階層化することで可能となります。このインテリジェトな階層化機能は可視性と統制を維持しながら、様々なクラウドをまたいだきめ細やかなデータ移動ポリシーによってデータのライフサイクル管理を劇的に改善します。

 

 

Nutanix Data Lensのご紹介

我々のお客様に対するデータ中心のイノベーションを継続するというお約束に基づき、Nutanixのユニファイドストレージ上に格納されたお客様の非構造化データについての詳細な分析を提供する新たな製品であるNutanix Data Lens™をご紹介できることを大変喜ばしく思います。Data Lensはどこにデータがあろうとも ー それがオンプレミスまたはパブリッククラウドであっても ー お客様にデータのグローバルな表示を提供します。Nutanix Data Lensはお客様のデータについてのインテリジェトな洞察をお客様が得、セキュリティリスクから未然にデータを保護するためのクラウドサービスを提供します。監査証跡、不審の検出、データの経年分析を提供し、データのライフサイクル管理をシンプル化するだけでなく、ランサムウェア攻撃からの強化された保護構成の監視機能についても実装されています。お客様は「データについてのデータ」のレポートをお客様にとって理解しやすいフォーマットで出力することもできます。

 

パートナーシップによる先進的なデータについての洞察

我々はお客様に比類なきデータについての洞察へアクセスしていただけるようにしたいと考えており、その結果としてNutanix FilesはVaronis Systemのデータセキュリティプラットフォームとの統合が実現されました、これによってデータセンターとエッジをまたがった包括的なデータの視認性とどのようにそれが使われ、どうそれを保護すするのがよいのかの情報を提供することができます。Nutanix Filesの3.7.1において、 NutanixはVaronisとパートナーとなり、Filesから豊富なメタデータをキャプチャしてVaronisのデータセキュリティプラットフォームへ提供することで、非構造化データのエンドツーエンドでの可視化と保護を実現しました。 

 

 

SmartDR(スマートDR)とセルフサービスリストアで管理タスクを削減

Nutanix Filesは以前よりセルフサービスリストア(SSR)を搭載しており、ユーザーが自身のファイルを管理者の手助けを借りることなく復元することができていました ー この機能はファイルサーバー管理者のタスクを劇的に減らし、管理業務ではなく、イノベーションのために時間を使えるようにするための機能です。最新のFiles 4.0のリリースでは、この機能はSmartDR(スマートDR)と統合され、ユーザーはリモートシェア上に自身のファイルが有ったとしてもRPO 1分で復元できるようになり、更に管理上のオーバーヘッドを削減し、ユーザーが戦略的にビジネスを先にすすめることを後押しします。

 

 

ビッグデータワークロードの強化

Nutanix Objectsは S3 Selectをサポートし、オブジェクトの中身を問い合わせ、フィルタして必要なデータのサブセットを入手することができるようになりました。Apache Spark™のようなモダンな分析アプリケーションをお使いのお客様はS3 Selectと最適化されたS3Aのサポートに加え、この劇的に高速化されたクエリと大規模なバッチ処理性能のメリットを享受することができます。結果としてアプリケーションのパフォーマンスを犠牲にすることなく、より高速なデータのアクセスとネットワーク帯域の削減が実現されます。

 

 

新たなランサムウェアの脅威に対する継続的な保護

Nutanix Filesは少し以前よりランサムウェアの検出と保護を提供し、多くのお客様でその計り知れない付加価値を証明してきました。ランサムウェア保護は4,000以上のシグネチャーに対応を強化し、新たなランサムウェアのシグネチャーに動的にサポートを拡張し、Filesが新たなランサムウェアの攻撃に対して迅速に対応することでFilesがあらゆる時点での攻撃からあらゆるレベルで保護され脆弱性を削減してきました。

 

なぜUFOが実在することを信じなければならないのでしょうか?

Nutanix FilesとNutanix Objectsの密な統合を実現していくことで、我々はお客様に同一プラットフォーム上でのUFO(Unified Files & Objects)の価値を開放したいと考えています。Nutanix Unified Strorageプラットフォームはこれらの2つの世界を結合することでエンタープライズにモダンなデータの要件を満たし、モダンなアプリケーションをサポートすることで、かつてないレベルでの保護と共にイノベーションを加速させます。もう複数のストレージソリューションは必要ありません。UFOがあればいいのです。

 

 

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