従来の課題を解消し、 確実な事業継続とディザスタリカバリを実現するHCI

  • 18 May 2020
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本記事は2020年4月10日にEd Collins氏が投稿した記事の翻訳版です。

原文はこちら

人生においていつも変わらないことは、「変化が起きる」ということです。

 

企業は、ITサービスに依存しながら、自らの生き残りをかけ、進化を遂げようとしています。現在の企業にとって、ITは生命線であると考える人もいます。一言で語るのは容易ではありませんが、一部の人々にとって、最先端のソリューションの導入や設定、そして維持は、基本的に非常に複雑であるため、ITの近代化は到底実現できない夢のようなものなのです。一方でテクノロジーは、それを採用できる経済的な余裕のある人々にとって、有効で美しいものとなっています。

 

しかし幸いなことに、ニーズとコストの間のギャップを埋めることができる、幾つかの先端のテクノロジーが存在します。このようなテクノロジーを適用できる対象の1つが、事業継続およびディザスタリカバリ (BCDR: Business Continuity and Disaster Recovery) 市場です。ビジネスクリティカルなワークロードをサポートする、強固なデータ保護とディザスタリカバリ (DR) ソリューションが必要であることに疑問を抱く人は居ないはずです。しかし全ての企業は、何を優先するべきかという課題に直面しています。拡大し続けるリモートワーカーの要求に対応するために、例えば仮想デスクトップインフラストラクチャー (VDI) などに追加予算を割り当てるのか、あるいは、災害やITシステムのダウンに備えた「保険」を選択するのかといった選択肢があります。これらは、先が見通せない状況の中で、世界の企業が行っている大きな決断なのです。それでは、余分な費用を投入することなく、双方の要件に応えられるとしたらどうでしょうか?ハイパコンバージドインフラストラクチャー (HCI) こそが、BCDRの悩みに対する答えとなります。

 

HCIは、ITソリューションを構築するための新しいモデルの先がけとして、日常と災害発生時の双方におけるビジネスクリティカルなIT運用のサポートに向けた企業の考え方に、大きな変化をもたらしました。もはやビジネスの継続を考える際、複雑さや追加費用を発生させる縦割りのITサイロの発生を心配する必要はありません。HCIでは、企業全体をカバーする単一のプラットフォーム上でアプリケーションとワークロードを稼動させることによって、従来の各種課題を解決すると共に、かつてない可用性やパフォーマンス、シンプル性を提供することができます。この結果、これまで片隅に追いやられ、マルチベンダー製品の寄せ集めとなっていたBCDRソリューションが、ネイティブなサービスに生まれ変わるのです。この仕掛けの中心となるのがHCIのアーキテクチャーです。1つのデータファブリックと、1つのマネージメントプレーンだけで、企業はその規模や場所に関わりなく、アプリケーションを実行できるようになります。

 

Nutanixでは、事前にEnteprise Cloudのソフトウェアスタックに組み込んだ機能として、BCDRをサポートすることができます。例えば、クラスタ内部、あるいはクラスタ間の仮想マシンのスナップショットやレプリケーションは、Nutanix AOSのネイティブな機能となっています。保護ポリシーやリカバリ計画は、Nutanixの統合管理コンソールであるPrismから、ほんの数分で有効化することができます。災害が発生した場合でも、企業は1-クリックでフェイルオーバーを実施することが可能であり、また、このプラットフォームによって、プロセス全体の自動化およびオーケストレーション対応を行うことができます。また、同じ画面から監視とフェイルバックを実現できるため、安心感が得られます。

 

別のデータセンターの構築を望まない企業のために、Nutanixでは、Xi Leapを使ってコアとなるDR機能をパブリッククラウドへ拡張できるようにしました。お客様は、Nutanix Cloudと同じHCIソフトウェアスタックを稼動させることで、ディザスタリカバリ機能をサービス (DRaaS: DR as a Service) ソリューションとして、すぐにサブスクリプションベースで利用することができます。このクラウド環境は、オンプレミスのNutanix AHV、またはVMWare ESXiハイパーバイザー上のVMのDRターゲットとなるフェイルオーバーサイトとして、グローバルなデータセンターで運用されています。このサービスでは、お客様に対してきめ細かなサービス品質保証 (SLA) を提供します。さらに、継続的なライブフェイルオーバーのテストも含まれているため、必要な際にいつでもDRソリューションを適用することができます。さらに、Nutanix Xi Leapソリューションについても、プライベートクラウドと同じ1-クリックで実施可能なフェイルオーバーやフェイルバック機能が含まれています。DRaaSほど容易で、コスト的にも手頃なものはありません。

 

また、HCIをセカンダリストレージとして利用する、Nutanix Mineもあります。Mineは、階層化ストレージアーキテクチャーとNutanixソフトウェアスタックを緊密に連携させており、Prismを介して管理することができます。お客様は、プライマリとセカンダリのデータ保護の運用を統一することで、より新しいレベルのシンプルさを体感することができます。複数のベンダーが提供する別々のソフトウェアやハードウェアをつなぎ合わせるという厄介な問題は、今や過去のものとなりました。本ソリューションによって、ユーザーの可視性とセカンダリデータへのアクセスを向上し、潜在的な負債(たとえば、喪失したデータ)を、再び資産として取り戻すことができます。これまで困難だったエンタープライズグレードのデータバックアップソリューションの導入についても、統合されたNutanix Enterprise Cloudファブリックの一部となったことで、容易に実装することが可能になります。

 

企業は、ITへの依存を増々高めています。幸いなことに、BCDR計画への対応に膨大なコストをかけ、ITサイロの管理に苦労する時代は終わりました。トラディショナルなソリューションは、HCI上に構築された、企業全体をカバーできるハイブリッドクラウドに置き換えられ、単一のインターフェースから管理できるようになりました。結果として企業は、シンプルで容易に導入でき、耐障害性に優れたソリューションによって、より厳しさが増すSLAにも、安心して対応できるようになっています。HCIとBCDR市場のパイオニアであるNutanixは、進化するビジネスにおいて常に有益となるソリューションを他社に先駆けて提供し、お客様の真の友人として、HCI化対応を支援し続けていきます。

 

Test Driveを活用して、ご自身でHCIを試してみましょう。

 

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